独学で英語を学びたい!映画から英会話を学ぶ方法を紹介

英会話を独学で上達させたい、もしくは通っているレッスンとは別に独学で英会話を勉強したいと思っている方は多いと思います。

独学においては、教材を買ったり、実際に外国人に話しかけてみたりと多くの勉強法がありますが、ここでは、好きな映画を使って一人で家で簡単に英会話を勉強できる方法を紹介したいと思います。

映画一本でリスニングや発音を上達させ、自信を持って英会話ができるようになる裏技も紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

英会話は好きな映画一本で簡単に学べる

英会話を独学で上達させるのは思っているよりも簡単です。

英会話と言ったら多くの人が、高いお金を払ってネイティブの先生のレッスンに通うのを思い浮かべると思います。ところが、家にある洋画一本であなたのリスニング力から語彙、フレーズ力さらには実践的な英語力も上達させることができます!

座学英語からの脱却!実践をしよう

独学で英会話を上達しない人たちがよくする間違いは、フレーズ練習や参考書などの座学ばかりを行うことです。

英会話を学びたいのなら実践が一番の近道です。とりあえず、英語で「話す」。それが、英会話上達の鍵になってきます。

間違いはして当たり前です。話すための実践の最も身近な教材は、実は洋画なのです。まずは、最初の一歩として「何回観てもいい」と思う自分の好きな洋画を一本選びましょう。 

映画から学ぶ英会話〜リスニング編

日常的に見ている洋画には会話などのシーンから多くのことを学べる機会があります。教材のように堅苦しいフレーズではなく、欧米の人々が自然に使うフレーズスラング慣用句などが多く学べます。

また、イギリス英語やオーストラリア英語など、アメリカ英語以外のアクセントを勉強をしたい方にもうってつけです。

自分の学習したいシーンを決める

勉強したい映画を選んだら、まずは一度通して観てみましょう。

一度見たら、映画の中から勉強したい(複雑すぎない)会話が続くシーンを一つ決めましょう。目安は4〜6フレーズほどの日常的に使えるシーンが良いでしょう。

字幕を使って見てみる

すでに見たことがある映画であったとしても、最初は、日本語字幕を使って観てみます。

内容をある程度理解できたら、英語字幕に切り替えて、俳優の言っているフレーズを意識しながら聞いてみます。字幕は直訳ではないので、なんとなくでも「この英語は、さっきのこのことだな」とわかれば大丈夫です。

内容に気を取られないようになったら、リスニングを意識しましょう。最初は字幕を追うだけでも大変かもしれませんが、少しずつ映画内のセリフと字幕が一致して聞き取れるようになればバッチリです。

字幕なしで見てみる

ある程度、フレーズ内の言葉聞き取れるようになったら字幕なしで観てみましょう。

ここで、ポイントなのは「I got to go.(行かなきゃいけない)」のようなフレーズです。このようなフレーズでは、「アイ ガット トゥ ゴー」とは発音されず、「アイ ガダ ゴー」という風に発音されます。

このようなフレーズを聞いても「I got to go.」のことだと分かって、そのフレーズを構成する単語が把握できてれば完璧です。

映画から学ぶ英会話〜モノマネ練習編

一通り、字幕なしでリスニングができるようになったら、今度はまた英語字幕をつけて俳優のセリフをシャドーイング(聞こえた音を即座に声に出すことを)します。これを字幕がなくてもシャドーイングできるまで繰り返します。

つまり、セリフを覚えてしまうということです。これは、多くの人が苦手とする英語の発音を上達させてくれる一番効果的な練習方法です。

コツは音マネ!

最初のシャドーイングの段階では、音マネが重要です。

先ほどの「I got to go.」のようなフレーズの場合は、単語や区切りを意識せず「アイ ガダ ゴー」というような音をモノマネする気持ちでシャドーイングしてみましょう。

少しずつ単語や意味を意識する

音マネができるようになったら、少しずつ単語や分の構成も意識していきます。

リスニング編の最終段階と同様に、セリフの音マネをしながらも、自分が言っているフレーズを構成する単語を把握できるのがベストです。

映画を止めて俳優のセリフの英語字幕を真似るように読み上げると効果的な練習になります。

映画から学ぶ英会話〜なりきり編

聞き取りもOK!音マネもOK!これらを問題なくこなせた方には一番恥ずかしい練習段階に入っていただきます。それも、映画の俳優になりきる練習法です。

少し恥ずかしいこの練習法ですが、実はフレーズがすごく頭に残るとてもいい練習方法なんです。とっさの英会話でもフレーズなどが思い出せるので、案外と役に立つことがあります。

映画のシーンに自分が居ると思うことが大切

この練習では何よりも、映画の登場人物になりきるのを楽しむことが重要です。ごっこ遊びのようなものだと思って挑んでみましょう。

セリフを練習する時も、ただ読み上げるのではなく役者のように動き表情もつけてみたり、感情を込めてセリフを言うと効果的です。

例えば、「I got to go,It is going to rain soon.(行かなきゃいけない、もう時期雨が降る)」というようなセリフがあったとします。

このとき、空を見上げたり、語りかけてる方を振り向いたりと、イタいくらいなりきってみましょう!とっさに、英語を話さなくてはいけない状況になった時、きっと思い出せるはずです。

一人で複数役もやってみる

映画にもし、複数人の登場人物のセリフがあるなら、一人で複数役をやってみましょう。

例えば、「A:Do you mind if I close the door?   B:No I don’t.(A:窓を閉めても構わないかい? B:ええ、構わないよ)」のような二人の会話からはまず、Do you mind というフレーズのNo I don’t.という独特な答え方を学習できます。

また、ここではNo I don’t.と否定していますが、登場人物のトーンはきっと明るいものです。なぜなら、ここではBはAの要求を了承している意味になるからです。

このように、複数人の登場人物のセリフからは、自然なフレーズの受け答えや、トーンの調子など多くのことが学習できるので、この練習法をおすすめします。

映画から学ぶ英会話〜応用編

映画の会話シーンをリスニングや発音で実際にマスターできたら、今度は、実際に英会話などの英語話者や先生と話して英語を使ってみましょう

洋画で身につけた英語のフレーズを使って、初めて実践的な英会話力が身についきます。もし、英会話スクールなどに通っていないのであれば、協会の牧師さんや、中高生は学校のALTなどと話してみると良いと思います。 

間違いはしても良し!

家では、映画の登場人物になりきって練習していたのに、いざ本当にそのフレーズを英語話者の前で使うとなったら普通は緊張するものです。「自分の発音は果たしてあっているのだろうか?」「文法ミスをしていないだろうか?」と気にするところはたくさん出てくると思います。

しかし、そこで怖気ついては元も子もありません。間違えは学ぶための一番の機会です 。いざ、フレーズを使う機会に直面したら、間違えてもいいという姿勢で挑みましょう。

復習や反省はその後にじっくり行えるので心配しないでください。

伝われば良し!

実際に英会話をするのは、とても難しいことです。

そもそも世界の英語話者の8割は非ネイティブと言われています。つまり、英語を完璧に話すこと自体がまずあまり無いことです。

実際に英語で話すときは、映画のフレーズが使えた、そしてそれで相手に伝わったという達成感が大事です。

細かいことは、あとでいくらでも修正が効くので、まずは伝わればいいという心構えで挑みましょう。

英語に触れる環境づくり

洋画を通して英会話を上達させる方法の話をしました。このように、日常的に英語に触れることによって英会話力は確実に上達します。映画以外にも、ニュースラジオYoutubeなどのツールを駆使して生きた英語に触れる環境づくりをしていきましょう。

海外ドラマを観まくる

映画を何本も観るのは大変!とういう方は海外ドラマをイッキ見しましょう。

FriendsFullhouse など定番のドラマは話数も多く、観やすいのが特徴です。Friendsの10シーズンを全部英語字幕で観るだけでも、楽しくリスニング力や表現のインプットが増えます。

ニュースラジオを聞き流す

これは上級者レベルの英会話力を身に付けたい方がする学習法ですが、ニュースから勉強するのも効果的です。

NPRなどのニュースサイトでは、ニュースのラジオ放送の他に記事の文面も乗っています。ラジオを日常的に聞き、気になる記事や表現をピックアップして勉強すると、学術的な英語力が自然と身についてきます。ラジオを聞き流しながら、シャドーイングするのも良いですね。

少し高度かもしれませんが、ニュースの内容について英語で議論してみるのもとても勉強になると思います。

英会話を練習するには?練習法と使えるツールを紹介

まとめ 

洋画を使って英会話を独学で学習する方法を紹介しましたが、いかがでしたか?

リスニングでの音と文構成の違いや、映画を再生しながら俳優のセリフをシャドーイングする方法など、役に立ちそうな練習方法をいくつか紹介しました。

しかし、一概にこの練習方法が良いとは言い切れません。これは飽くまでも、おすすめの学習方法です。

10人いれば10通りの練習法があると思いますが、共通して大事なことは「楽しんで」学習することだということを忘れないようにしましょう。