留学と言うと、留学エージェントによるプログラムを通して留学するというのが主流になっています。
しかし、旅行会社を通しても留学することができること知ってましたか?最近では、オンライン英会話同様、留学に関しても幅広い選択ができるようになってきました。意外と旅行会社を通しての留学の方が、自分のニーズに合うということもあるかもしれません。
そこで、今回は留学エージェントではなく、旅行会社を通して英語留学をする方法や旅行会社ならではの特典などをご紹介します。
旅行会社と留学エージェントの違い
前述にもあります通り、英語留学は留学エージェントだけではなく、旅行会社を通して行うこともできます。
では、両者の違いとは何なのでしょうか。
留学エージェントは留学に特化したサービスを提供しているため、語学留学から現地の学校での長期留学、海外進学準備留学までと留学プログラムの種類が豊富 です。
よって、「しっかりと長期間で英語を学びたい」「現地の文化を肌で感じて、現地の人々との交流を楽しみたい」と考えている方は、留学エージェントによる留学プログラムを探してみましょう。
その一方で、旅行会社の方が運営する留学プログラムの方が短期間であったり、旅行のような気軽さで留学できるプログラム が多く見られます。
「まずは体験のような形で留学をしてみたい」「夏休みを使って留学をしたい」「留学がてら旅行も楽しみたい」と考えている人は、旅行会社による留学プログラムが向いているのではないでしょうか。
自分がどのような留学をしたいかを考え、旅行会社を選ぶか、留学エージェントを選ぶのかを決めていきましょう。
そもそも留学エージェントとは?
留学エージェントとは、留学支援やサポートを行うサービスを提供している民間企業のことです。主に留学相談に乗ったり、留学先の情報の提供や手続きの代行を行います。
また、留学期間だけではなく、出発前の準備や現地到着後の生活のサポート、留学後の進路相談など幅広い業務も行なっているとのことです。
留学エージェントには、国内のみにオフィスを構える「国内エージェント」や現地のみにオフィスを構える「現地エージェント」、拠点を海外に持ち国内に支店があるといった留学エージェントも存在しています。それぞれメリットデメリットがあるため、よく調べた上で決めることが大切ですね。
留学準備を自分自身で行わず、留学エージェントに頼むことの利点としては、
・時間と労力を節約することができる
・経験をもとにアドバイスをしてもらえる
・手続きを確実に行うことができる
といったものがあります。
また、近年手数料0円の留学エージェントも増えてきました。語学学校が販売手数料を払っており、その販売手数料で運営しているため手数料が0円になるというシステムを採用しています。
しかし、手数料0円とは言っても付加サービスが有料だったりすることもあるため、プログラムの中に何が含まれているのかを確認しておきましょう。
留学エージェントと一言で言っても、それぞれのメリットデメリットがあるため、できるだけ多くの会社を見比べると良いでしょう.
英語留学の取り扱いがある旅行会社
それでは、英語留学プログラムを運営する旅行会社と、その他のおすすめ留学エージェントをいくつかみていきましょう。
JTB
JTBは日本で有数の旅行会社ですが、実は観光業以外に、海外留学にも力を入れています。
JTBが安心できる理由の一つとして、JTBが旅行のプロだということが挙げられます。学校はもちろん、宿泊・航空券・ビザ・保険や現地での観光ツアーまで、留学をトータルプロデュースしてくれます。さらに、25年間の実績があり、旅行会社ならではの世界32カ国の海外ネットワークを持っているというのもJTBの強みです。
また、
・海外進学
・キャリアアップ留学
・インターンシップ
・小中高生留学
・親子留学
・シニア留学
と留学エージェント並みに、留学プログラムの種類が豊富なのも魅力的です。
他にも、東京と大阪では個別相談まで行なうなど、全国で相談や説明会を行なっているため、当プログラムを利用する前から手厚いサービスを受けることができます。
ISA
ISAは、グローバル人材育成を目標に掲げており、留学の内容も社会人というよりはこれから社会へと出て行く学生向けとなっています。
それぞれの英語レベルに合った方法で、高校留学までたどり着けるようになっています。
まずは、国内で異文化を体験する「国内イングリッシュキャンプ」。そして、「チャレンジホームステイ」や「語学留学」などの海外短期研修で、英語のみの環境に慣れるようにします。
最後に、「交換留学」や「海外大学進学」を通して様々価値観に触れることで、将来の可能性を広げてくれることでしょう。
いきなり海外の高校に留学するのではなく、ステップを踏んでいくことで着実に英語力を身につけていくことができますね。
クラブツーリズム
クラブツーリズムは、海外旅行や国内旅行を取り扱う旅行会社です。
こちらの見所は、大人向けの「プチ留学」という留学プログラムにあります。現地の語学学校で英語学習をし、同時に街歩きや観光も楽しめるようになっています。
語学学校から泊まる場所まで手配してくれるため、面倒な手続きを自分で行う必要は一切ありません。また、訪問国の出入国書類の用意までしてくれます。
どれも1週間から1ヶ月程度までの短期留学となっており、気軽に留学することが可能です。発音やシーン別実践英会話などの授業を受けて、観光の際に英語を実際使ってみるというプロセスにより、楽しみながら英語を話すことができるでしょう。
日本人の添乗員付きのツアーなので、滞在先で何かトラブルがあっても安心です。
説明会を新宿や名古屋、大阪で行なっているようなので、気になる方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
H.I.S
H.I.S.も国内で有名な旅行会社の一つです。
こちらでは
・EF語学研修
・ボランティア留学
という3つのプログラムが運営されています。
「ジュニア留学」は、春・夏・冬の長期休みを利用した小・中・高生のための留学プログラムとなっています。
期間は、1週間から3ヶ月と幅広く展開されています。場所も賑やかな都市部から、豊かな自然に囲まれた田舎までと様々です。親子留学やキャンパス内で、英語レッスンが実施されるものもあります。
「EF語学研修」のプログラムでは、スウェーデン生まれの国際教育機関で、数多くの語学学校を経営しているEFにより運営されている語学学校に留学するというプログラムです。語学学校は世界各地にあるため、場所の選択肢がとても幅広いです。
1週間から1ヶ月ほどまでの留学プランが用意されています。
「ボランティア留学」では、幼稚園や老人介護ボランティアなどの福祉活動を行いながら、語学学校に通い英語力を伸ばすというプログラムです。福祉活動に興味があり、なおかつ英語力を伸ばしたい方におすすめします。
また欧米に限らず、セブ島やマルタでの留学コースも提供しています。
欧米に留学するのに比べて、安い費用で留学することができるので、留学費用を抑えたいという方は、ぜひチェックしてみてください。
ISS
ISSは、国内で有名な留学エージェントです。Z会など他の企業と連携し、かつ観光長官登録第一種免許を持つことで、海外留学パッケージ研修の取り扱いが可能になっています。
ISSの留学商品は、ホームページやパンフレットの表示価格に往復航空運賃や授業料、送迎などが全て含まれているため、安心して申し込むことが可能です。
世界28カ国1,200校以上のネットワークをもち、留学先の選択肢が幅広いのも魅力的。世界10カ国17都市に現地定型オフィスを構えているため、留学中でも緊急連絡対応や旅行サービスなどのサポートをしてくれます。さらに、海外24時間対応の日本語アシスタンスサービスがあるため、緊急事態の際も安心です。
また留学コースも充実しており、
・長期留学
・ジュニア留学
・大学・大学院正規留学
・中学・高校正規留学
・ワーキングホリデー
・インターンシップ/ボランティア留学
・2ヶ月留学
・休学・認定留学
と今回紹介した旅行会社や留学エージェントの中でも、ダントツの数の多さを誇ります。
選択肢が多様なため、自分のニーズに合わせた留学プランが見つかること間違いなしです!
旅行に近い短期留学も人気
「留学はしたいんだけど留学って時間もかかるし、金銭的にも厳しい…」と思っている方はいませんか?
そんな方におすすめなのが、短期留学です。費用も時間も、長期留学ほどかかかりません。特に、春休み・夏休み・冬休みなどを使った長期休暇中の短期留学は、学生だけではなく社会人にも人気です。
「1週間の留学なんてたかが知れてるじゃないか」
そう思う方もいるかも知れません。しかし、そもそも留学で英語力をつけようとすることは、大間違いです。
ではなんのために留学するのか。
それは、「英会話力」「英語を話す度胸」を得るためです。
現地の英語を第一言語とする人々と英語を実際に使って話すことで、日常でどのように英語を使えば良いのか、という感覚が掴めるようになります。
また、英語での発言や会話を繰り返すことで、英語を話す度胸を培うことができるでしょう。簡単なように聞こえて、これらのことは実際に留学に行かないとわからないものです。
その他にも、視野を広げることができます。
留学したいという人の中には、「視野を広げたい」といった理由を持つ人も多いでしょう。短期留学をする事で、日本と海外での価値観の違いをわずかながら実感することができます。歴史や社会のシステムが違うわけなので、自然と日本では当たり前であったことに反するような状況を体験する機会も出てくるでしょう。
さらに、自分とは違う生い立ちや考えを持つ人々との交流も増えます。欧米に留学すると、多国籍な生徒との出会いも増えるでしょう。このようにして新たな価値観に触れることは長期留学同様、短期留学でもできるのです。
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まとめ
いかがでしたか?
何を利用して留学手続き行おうか悩んでいる方は、今回ご紹介した旅行会社の中から探し始めてみてもいいかもしれません。
また、短期留学をしようか迷っている方はぜひ勇気を出して、世界に飛び込んでみてください。自分の英語力を恥ずかしがったりせず、行動を起こしてみると、新たな道が開けるかも知れませんよ!