英語留学をするにあたって、留学先の国や語学学校選びはとても重要です。この選択が留学生活を大きく左右すると言っても過言ではないでしょう。
この記事では、留学先や語学学校を選ぶ際のポイントを紹介していきます。充実した留学にするために、ぜひ参考にしてみてください!
自分に合った留学先とは
留学先を決定するには、まず留学するにあたっての自分の考えを整理しておく必要があります。「何のために」「どんなところで」「何を学びたいのか」 を自分の中で明確にしておきましょう。
英語を学ぶ目的を考える
目的が曖昧なまま留学生活を送るのと、目的をしっかり持って留学生活するのでは、最終的に得られる英語力に大きな差が表れます。留学先を決める前に、今一度、自分が何を目的に英語を学びたいのか考え直しましょう。
また、TOEICのスコアを伸ばしたい!という方は「TOEICで○○点をとれるようにする!」や「TOEICのスコアを○○点以上アップさせる!」というように、より具体的な目的にしておく とより良いでしょう。
留学する目的は人それぞれですが、もう一度自分と向き合って目的をしっかり認識するということは、留学計画において欠かせないステップです。
留学先に求める生活環境を考える
当たり前のことですが、留学生活ではただ英語を学ぶだけでなく日常生活も留学先で送ることになります。そうなると、国だけではなくどういった場所に行きたいのかということを、慎重に考えなければなりません。
以下では、都会と田舎に留学した際のメリット・デメリットをご説明します。
都会で留学するメリット
- 交通の便が良い
- 色んな人との出会いがある
- 多様性が見られる
- オンラインコミュニティが発達している
- 様々なことに挑戦できる機会がたくさんある
都会で留学するデメリット
- 生活費が高い
- 日本人がたくさんいる可能性が高い
田舎で留学するメリット
- 留学費用が都会と比べて安い(住居費用など)
- 日本人が少ない可能性が高い
- 学習に集中できる
田舎で留学するデメリット
- 交通の便が悪い
- 多様性が低い地域もある
何に優先順位を置くかは、自分次第です。自分の学習スタイルなどに照らし合わせて考えてみましょう。
自分の行きたい留学先を決めよう
目的が明確になったら、次は行きたい国を決めていきましょう。今回は、主に英語圏の国を3つご紹介します。
世界各地から人が集まるアメリカ
何と言っても多民族国家であるというのがアメリカのいいところですよね。アメリカの人口はヨーロッパ系、アフリカ系、ヒスパニック系、アジア系、アメリカ先住民など様々な人種・民族によって構成されています。様々な生い立ちや宗教を持った人達がたくさんいるため、新しい価値観に触れることも多く、幅広い視野を身につけることが可能です。
大きなメリットとしては、アメリカ英語を習得できる ということでしょう。世界中で英語は共通言語として認識されていますが、中でも標準とされているのはアメリカンイングリッシュです。イギリスやオーストラリアでも英語が第一言語ではありますが、クイーンズイングリッシュやオージーイングリッシュなど、訛りのある英語が話されています。よって、訛りのない標準的な英語を喋りたいと考えている方は、アメリカを留学先に考えた方が良いでしょう。
また、アメリカは留学先として人気のある国であるため、学校の数が多いのも良いところ。自分のレベルに合わせたり、行きたい地域を元に考えたりなど、自分のニーズにあった学校が見つかるでしょう。
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ゆったりと英語を学ぶならニュージーランド
「アメリカのような大都会ではなく、小回りの利く町でゆったりと英語を学びたい…」そんな方にはニュージーランドをおすすめします。
ニュージーランドは他の英語圏の国々に比べて治安がよく、現地の人々も穏やかで優しい人が多いため、日本人が過ごしやすい環境 となっています。
また、自然が豊かなため、サーフィンやスキーなど休日にはアウトドアスポーツに打ち込むこともできます。
さらに、教育水準の高さもニュージーランドのいいところです。NZQA(ニュージーランド政府教育機関)が、各学校のコース認定や質の管理を行っているため、語学学校選びも安心です。
そしてなんと、ニュージーランドでは学生ビザであっても働くことができます。要するに、バイトをしながら語学学校に通うということが可能という事です。生活費を稼いだり、現地の人と英語で触れ合う機会を増やすこともできるので一石二鳥ですね。
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留学初心者でも安心のアイルランド
アイルランドの第一公用語は、実は英語ではなくゲール語です。しかし、日常的には英語が使われることがほとんどなので安心してください。
フレンドリーな国民性のため、会話の機会が多いのも英語を習得しようとしている身にとってはありがたいですよね。
また、アメリカやオーストラリアなど他の英語圏の国々に比べて、日本人が少ないというのも良いところ。高い英語力を持つヨーロッパからの留学生も多く、より集中して英語を学ぶことができます。
そして、アイルランド最大のメリットとも言えるのが、ヨーロッパに旅行しやすいことです。航空券も往復1万程度と安く、英語を学びながら他の国々の文化にも触れ合ってみたいという方にはおすすめです。
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語学学校を絞り込もう
英語を学ぶ目的と行きたい国は決まりましたか?ここで、最後のステップである語学学校について絞り込んでいきましょう。
語学学校のコース内容は充実しているか
語学学校にはいくつかのコースがあり、それぞれ内容は異なってきます。
よく見られるものは、日常生活で使う実践的なスピーキング・リスニング・リーディング・ライティング・文法を学ぶという一般英語のコース。また、海外の大学や高校などに進学するために必要な英語力を養ったり、コンピューターやレポートの書き方など勉強方法について学ぶ、進学準備のためのコース。さらに、TOEFLやIELTSといったテスト対策に特化したコースや、ビジネス英語に特化したコースもあります。
コースについては、何のために英語を学びたいのか という目的に合わせて決めていきましょう。
また、クラスが1週間にどれくらいの頻度で開講されているかやクラスの人数、日本人の割合など、コースの内容についてもしっかり確認しましょう。少人数の方が、アットホームな雰囲気で英語が話しやすいと考えられます。
また、語学学校にいざ行ってみてクラスのほとんどが日本人だったという状況にならないように、留学生の国籍バランスが取れているかも確認しましょう。
留学先の学校の設備は適切か
いざ語学学校に行ったはいいものの「なんか思っていたものと違う」なんてことがないように、事前に語学学校の設備について確認しておきましょう。
もちろん実際に行かないとわからないこともたくさんあります。しかし、最近では語学学校のウェブサイトやパンフレットに限らず、口コミサイトや実際に留学していた人のブログなども増えてきている ので、事前の確認がしやすくなっています。
また、学校内のネット関係や図書館など勉強に関わる設備も整っているかも確認しておきましょう。
治安などに問題はないか
治安は留学する際、心配するであろうことナンバーワンですよね。
「国単位で大丈夫そうでも留学先の地域は少し危険だった!」なんてことがないように、事前にネットなどで確認しておきましょう。現地の語学学校に直接問い合わせてみるのもいいですね。
しかし、治安が良い地域に行っても、ひったくりや事故にあわないという保証はありません。身の回りのことには常に気を張っておくということが、何より大事です。
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まとめ
今回は留学したい国選びから語学学校選びまでの手順を紹介してきました。
留学をする上で環境選びはとても大切で、それによって得られる学習効果も変わってきます。留学する目的を明確にし、自分のスタイルに合った国や語学学校でより良い英語留学を実現させてください!