エストニアとは
エストニアというと、どこにあるどんな国なの?という疑問が頭に浮かんで来る方もいるかと思います。
そんな方のためにも、まずは、エストニアがどのような国なのかということを大まかに3つのポイントに分けてまとめてみました。
人口130万人の小国
エストニアは、バルト海の真下に位置するとても小さい国で、人口は130万人ほどしかいません。
ロシアから独立した自由経済国家でありながら、所得税が一律20パーセントなどシンプルな税制を取ったり、IT教育を取り入れるなど教育にも非常に力を入れている国家です。
エストニアは留学先として人気
エストニアへの英語留学は知る人ぞ知る人気留学先(その理由は後ほど)ですが、まだまだ認知度は高くなく、フィリピン留学やアメリカ、カナダ留学のように留学先に同じ国の人がたくさんいるということは、まずありません。
日本人はエストニアに100人ほどしかいないので、せっかく留学したのに日本人だらけということを避けたい方におすすめです。
さらには、エストニアの国民は穏やかでとても人柄が良いことで有名です。ほとんどの人種が白人なのですが、それでもアジア系の人種の人を差別したりすることはなく、安心して留学生活を送ることができる点も人気である要因の一つです。
母国語はエストニア語でも心配ない
エストニアは公用語がエストニア語となっています。そして、母国語もエストニア語です。そう聞くと、留学に興味があるけれど、母国語が英語ではないのならやめておこうかなと不安に思う人もいるかもしれませんが、その点は問題ありません。
エストニアは教育水準がとても高く、国民は母国語のエストニア語以外にも、ドイツ語や英語など、多言語を話します。特に英語はとてもレベルが高いので、エストニアの母国語が話せない留学生が来ても安心です。
エストニアが留学におすすめな理由
前述にもありますが、エストニアは住んでいる人の人柄がとても良いのが特徴です。そのため、語学留学にはもってこいなのですが、エストニアが留学にぴったりな国であるという理由は他にもたくさんあります。ここでは、その4つの理由について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
エストニアは治安が良い
エストニアの街はとても清潔感にあふれていて、治安もとても良い国です。夜に歩いてみても、特に何も危ないということもなく、とても安心して街を歩けます。
エストニアの街にはたくさんのバーがあります。
バーというと、少し危なそうな雰囲気がするかもしれません。
しかし、エストニアのバーに入ってみるととてもきれいで清潔感があり、お酒を楽しむお客さんたちもとても雰囲気が良く、決してがらが悪そうという感じではありません。夜に普通に出歩けて、バーに入ってもそれほど悪い雰囲気ではない、というとても治安が良い国なのです。
エストニアは経済が安定している
エストニアは、経済がとても安定しています。政府はほとんど市場に口出しをしないので、多くの起業がのびのびと自分たちの新しい産業を作り出しているのがその理由です。自由な雰囲気なのは、国だけではなく経済でもいえることでその経済のおかげで、大恐慌などで苦しむということもありません。
エストニアは物価が安い
エストニアはとにかく物価が安いので、何かとお金が必要な留学生にはありがたい国です。だいたい日本と同じくらいの物価だと考えて良いでしょう。また、購入した飲み物のペットボトルをスーパーに返すと30円ほどお金が戻ってくるので、まめに暮らせばとてもお得です。
どう頑張っても掛かってしまう生活費。これが抑えられるかどうかが留学の是非に関わるのであれば、エストニアは留学先の大きな選択肢の一つになるでしょう。
エストニアの家賃は安い
エストニアは家賃もとても安いです。エストニア国民は家を購入するという文化なので、賃貸を利用しません。ですが、留学生は賃貸を利用して学校生活を送ることが多いので、これはありがたい事実です。
シェアハウスの場合はだいたい2万6千円程度(200ユーロ)、ワンルームの場合は3万9千円前後(300ユーロ)と日本と同じか少し低めに設定されています。賃貸もかなり安く借りられるので、エストニアは留学先として暮らすには治安や物価ともに、とても魅力的な場所であるといえます。
エストニアはIT先進国
エストニアは全世界で利用されているサービス「Skype」の発祥の地であるだけのことはあり、プログラミング学習にも国を挙げて力を入れ、さらには、政府手続きも電子認証で行うものがほとんどなど、日本よりもITが進んでいます。
そんなIT先進国エストニアについてまとめてみました。
エストニアはSkypeを生んだ国
エストニアは、現代のネット社会ならば誰でも使ったことがあるSkypeを生んだ国でもあります。
その影響もあって、IT系のスタートアップ起業がこの国にはたくさん集まっているので、IT起業が好きな方にはとても刺激的な国になっています。
エストニアは小学生からプログラミング教育!?
エストニアはIT先進国で小学生からプログラミングを教えるなど、その先進度合いは日本の30年先を行くとも言われています。
プログラミング学習が始まる時期は学校にもよりますが、小学校1年生からプログラミング教育が実施されているところもあります。
エストニアは行政の手続きがネット中心
エストニアの手続きはほとんどが電子手続きが基本です。
エストニアは、日本で導入するよりもずっと早く電子投票を実施したことでも有名です。
それ以外にも、行政手続きのほぼ全てが電子手続で完結するなど、国全体でITを推進しています。
本人確認も電子認証で行い、そのカードを持っている国民はほぼ100パーセントにものぼっているほどです。
煩わしいお役所仕事にうんざりしてしまっている人は、移住したらその快適さに驚いてしまうかもしれません。
IT最先端のタリン大学は留学生も受入可能
エストニアの首都にあるタリン大学は、IT系の留学生を募集しています。この大学では日本人やアジア人が少ないため、グローバルな環境で授業を受けたいと考えている人にとてもおすすめです。
初めてエストニアに行く方や留学が続けられるか不安だなと感じる人のために、お試しのようなコースであるサマーコースがあります。こちらは2週間程度の滞在でエストニアについていろいろと学べる素晴らしいコースとなっているので、エストニアを知らない人や少し試してみたいと思っている人におすすめです。そして、これらのコースでは、単位が取れるものもありますので学校を休学して行くことに不安を感じる人にも安心です。
ITや英語、さらには宗教まで自分の興味分野を幅広く学ぶことができ、さらには単位まで取得可能な場合もあるので、初めて留学する人の心配事をかなりカバーしてくれる大学であるといえるでしょう。
まとめ
エストニアは治安がよく留学には大変向いている国ということはおわかりいただけたことでしょう。
日本にとっては馴染みのない国家ですが、とても学びやすい環境がそろっている国です。
ITベンチャーも多いので、IT起業に興味がある方などは、滞在してみると良い刺激をたくさん受けられるかもしれません。