人工知能が様々なものに採用されるようになり、トイロボットなどの分野でも英会話ロボットなるものが注目されています。
そこで今回は、話題の英会話ロボットを比較し、その特徴やメリット、注意点を紹介していきます。
では、さっそく見ていきましょう!
話題の英会話ロボットを徹底比較!
AIやロボットの技術の発展で、わざわざ英会話教室に行かなくても英語を勉強できる時代になっています。
しかし、英会話ロボットは初期投資が大きいため購入にためらう人も多いでしょう。期待して購入したのに全く役に立たず、お金を無駄にしてしまったということがないように、しっかり調べて購入することが大切です。
というわけで今話題の英会話ロボットをわかりやすく比較してみました!ぜひ参考にしてみてください。
英会話ロボット:チャーピー
まずはチャーピーについてご紹介します。
チャーピーは5人までユーザー登録が可能で、内臓カメラで自動的にユーザーの認識が行われます。
英語に慣れ親しむリスニングやシャドーイング(聞いたことをそのまま発音する訓練)があるため、自分に合った学習が可能です。聞き取り機能については、ネイティブレベルでないカタカナ英語でも十分聞き取ってくれます。
また、内臓AIが習熟度を判断し次のステップに進めてくれます。最難レベルではTOEICスコア800点の取得が目標にされており、かなりレベルが高いところまで学習できます。
本体価格は60,907円(税込)となっており、専用テキストブックも別途購入可能となっています。
ぬいぐるみのような見た目で子供から大人までが親しみやすく、お出かけに連れて行くことも可能なので、ペットとお話しするような感覚で楽しみながら英語を学ぶことができるでしょう。
英会話ロボット:Musio
続いてはこちら、Musioです。見た目は白くてつるっとした質感で、近未来のロボットのような印象を受けますね。
搭載ソフトも最新かつ高性能なDeep learning AIを採用することにより、事前に登録のない会話内容にも返答することができます。つまり、「英会話練習モード」だけでなく、生の会話により近い形での英会話相手となってくれるのです!
Easyモードが搭載されているだけでなく、もし聞き取れなくても専用アプリにダイアログが表示されるのも安心できるポイントです。また、追加教材には絵本の読み聞かせや、問題演習でMusioが採点してくれる機能もあり、子供から大人までの英語学習にMusioが寄り添ってくれます。
本体価格は107,800円(税込)と少し高めの設定になっています。
また、英語学習としてのメニューはボキャブラリーと英検対策ぐらいになっているため、英語学習を中心に利用するのであれば、追加教材の購入が必須になってきます。その上、追加教材を読み取るために必要なSophyという外部ロボットをもう一体購入することになるなど、かなりの出費になってしまいます。
ただ、最新の技術が詰め込まれている“AIロボット”を手に入れられると考えるならば、安い買い物かもしれません。
英会話ロボット:LessonPod
最後にご紹介するのはLessonPodです。
電子辞書などでおなじみCASIOの英会話ロボットです。サイズはチャーピーやMusioよりもだいぶ小さく、丸くて白い見た目は家のどこにおいても溶け込むようなデザインとなっています。
音声の抑揚がはっきりしていてとても聞き取りやすく、操作方法も日本語でアナウンスされるので英会話初心者の方でも安心できます。専用アプリからの設定で英語のみモードにすることも可能です。
また、LessonPodは完全防水なので、キッチンやお風呂でも気兼ねなく使えるため、時間を有効活用しながら英会話を学習することができます。
3冊のテキストがついており、文法や発音をかなり本格的に勉強することができるほか、英語クイズなどの楽しいコンテンツも用意されています。ただ、コミュニケーションロボットではないので実践的な英会話はできないのが難点。あくまでも英語学習のサポート的存在となっています。
公式サイトでの販売終了しており、楽天などで16,080円(税込)で購入が可能です。追加教材や月ごとの課金なども必要なく、英会話ロボットのお試し用としてもおすすめです。
英会話ロボットを導入するメリット
さて、ここまで英会話ロボットについて解説してきましたが、やはり「英会話ロボットで本当に英語は上達するんだろうか?」という疑問は生まれますよね。
そこで、英会話ロボットを導入するメリットをまとめてみました。
英会話ロボットのメリット:気軽に会話ができる
実際に人を相手にして英語の練習をする場合、間違っているのではないか、聞き取られないのではないかと行った不安が頭をよぎります。また、相手が何を言ったのか聞き取れず、会話から置いていかれてしまうなんてこともあるでしょう。
英会話ロボットならロボット相手なので緊張する必要もなく、自分に合わせたペースで英語学習を進めることができる でしょう。
英会話ロボットのメリット:子供が興味を持ちやすい
これまで紹介してきた英会話ロボットはどれもかわいいフォルムをしていますよね。また、教材のデザインも絵本のようなタッチのものが多く、英語への苦手意識を感じさせないでしょう。
「英会話レッスン」と銘打ってしまうと嫌がるお子さんでも、おもちゃで遊ぶような感覚で英語学習に取り組むことが可能 です。
英会話ロボットのメリット:意外とコスパが良い
これまで紹介してきた英会話ロボットの金額を見て、あまりに高額で少し腰が引けている方もいるかもしれませんが、よく考えてみるととてもコスパがいいんです。
英会話スクールでマンツーマンレッスンをする場合、1レッスン1万円弱が相場となっています。それだけ払っても英語に触れる時間は週に2時間あるかないかです。
結局は自宅で反復練習をしなければ英語を身に付けることはできませんし、英語の能力を身に付けるためには英語に触れる時間をより長く取る必要があります。
その点、英会話ロボットは24時間どんな時でも英会話を楽しむことができるので、言語学習に最適 と言えるでしょう。
英会話ロボットを購入する際の注意点
とはいえいいことばかりではないので注意も必要です。大きな買い物である分、きちんと調べた上で購入しましょう。
月額料金がかかるものもある
英会話ロボットの中には、本体価格とは別に月額料金がかかる場合があります。
例えば、チャーピーはクラウドサービスを利用する場合、別で毎月クラウドサービスの利用料が発生します。
本体を買えばそれで終わりというわけではなく、そこから追加教材の購入などが必須になっている場合もあるため、しっかりと公式サイトをチェックするようにしましょう。
外国製商品は品質が保証されていない場合もある
なんと言っても英会話ロボットは「日本人の英語学習向け」に開発されたものがベストです。
外国製品では説明書や保証などの手続きも全部英語、もしくは中国語や韓国語であったりといろんなところで不便が多いです。実践的な言語学習にはなるかもしれませんが、やはり日本人のために作られたカリキュラムで学ぶことが一番安心とも言えます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
技術の進歩と共に低価格化もどんどん進んでいる英会話ロボット分野から今後も目が離せません。
ぜひそれぞれの特徴を見比べながら、自分に合った英会話ロボットを見つけてみてください!