本で英語を学ぶ。おススメの本と活用法を伝授!

本で英語学習したいあなたへ

教材を購入して英語の学習をしようと思っている方は多くいらっしゃいますが、中学校や高校でも教材を使って勉強する場合がほとんどで、教材を使った勉強の多くはインプットをメインにしています。英語の基礎を勉強したかったり、英語の学習をこれから始めるにあたってインプットの勉強方法を探している方などに本を使った勉強方法が向いているでしょう。

おススメの本を紹介

英語学習を本でする場合に絶対してはいけないNG行為は、たくさんの本を買い込むことです。たくさんの本を手にしたからと言って英語が話せるようにはならず、買っただけで勉強した気になってしまい英語が上達しないというパターンをよく見かけます。

本で英語の学習をしたいと思っている方は、自分が学習したいと思っている項目に合わせた本を一冊だけ購入し、その本を何度も何度も繰り返し読んで学習することで本の内容が身についてくるでしょう。

普通の人は、本を一回読んだだけですべてを頭の中に入れられないので、何度も繰り返し反復学習をしていくことが大切です。

英語学習におススメの本 文法編

まず初めに、英語の基礎となる文法を学べる本をご紹介します。

英語の文法書は書店に行ってもかなりの数の本がありますが、文法書というのは英語を話すにあたってのルールブックといったところで、基本的に書いてある内容はさほど変わらないものが多いです。

ほとんど同じことが書いてある中で、解説が詳しく乗っているものや基本的なことだけ載っていてサラッと勉強できるものなど、どのように説明しているかの違いのみになっています。

そんな中でも、今回おススメする本は1冊で詳しい解説まで網羅しているため、文法を学習するためにもおすすめです。

おススメの本

「一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法」

大西 泰斗 (著)、ポール・マクベイ (著)、東進ブックス 1994円

この本は、すべての日本人が「話せる英語」を「最速」で達成するための英文法大全”となっており、この本一冊で英文法のすべてが分かるようになっています。

解説がとても分かりやすく書かれているため682ページというかなりの内容量となっていますが、すらすら読めるので英語に苦手意識がある方や英文法で苦しんでいる皆さんにおススメしたい一冊です。

本の活用方法

先ほども言いましたがこの本は682ページあるかなり分厚い本となっているので、1ページ目からノートにまとめたりして勉強をしていっても最後にたどり着くまでにかなりの時間を使ってしまい、最後までたどり着いたころには、はじめに勉強したことを忘れてしまうというようなことが起こってしまいます。

なのでこの本の勉強方法としては、ノートやペンは一切使わず読み進めていくだけで十分です。「重要な部分をマーカーなどでチェックしたほうがいいのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、マーカーでチェックをしてしまうとその部分だけに目が行くようになってしまい、ほかの部分がおろそかになってしまうのです。

「この本は読み進めていくだけ」そして、何度も何度も繰り返し読み返しましょう。

そうすれば、おのずと頭の中にインプットすることが出来ます。

英語学習におススメの本 単語編

次におススメの単語帳を紹介していきます。

単語帳も文法書と同じくらいたくさんの種類がありますが、単語帳は学習レベルによって載っている単語が違うので今回おススメする単語帳に限らず、自分に合ったレベルの単語帳を選ぶようにしましょう。

おススメの本

「DUO 3.0」

鈴木 陽一  (著)、アイシーピー

この単語帳は、現代英語の重要単語1600語と重要熟語1000語を重複なしで560本の英文に凝縮させたもので、単語を文章で覚えることが出来るため、アウトプットする際の単語の活用などに迷わないようなものとなっています。

CDも付いているため、英単語の発音までしっかり覚えることが出来ることも特徴の一つです。

本の活用方法

単語帳は何回でも繰り返し勉強することが基本です。

この本を使った学習の例を、以下で説明します。

1週目

単語の意味を覚える→例文を読んで訳す→CDを聞いて意味を理解する

という工程を繰り返し、覚えきれなくてもどんどん先に進んでいきましょう。

2週目以降

例文を読んで訳す→覚えていなかった単語をチェックする→覚えていないところを覚えなおす→CDを聞いて意味を理解する

という工程を2週目以降で繰り返していきます。だんだん覚えきれていない単語が少なくなってきて、最後にはすべて覚えているでしょう。

英語学習におススメの本 発音編

次におススメの発音に関する本を紹介していきます。

発音は英会話をするうえで大切となってきますが、日本人の英語の発音はあまり上手ではないので個別で勉強する必要があります。

「発音記号キャラ辞典」

Dacci from 英語物語 (著), リチャード川口  (著)、KADOKAWA / 中経出版

綺麗な発音を身につける上で必須となる発音記号ですが、覚えにくい記号が多く苦手意識を持つ方も多いでしょう。ですがこの本は、発音記号をキャラクター化し覚えやすい工夫がされています。音声も無料DLできるので発音学習にはぴったりの1冊です。

本の活用方法

発音は口に出して言ってみないといつまでたっても上達することはありません。

この本は音声が付いているので、はじめはうまく言えなくても何度も真似して発音してみましょう。

またキャラクターを見て目で覚えて、発音を音声で聞いて覚えるという工程を何度もやれば必ず発音を上達させることが出来ます。

英語学習におススメの本 番外編

番外編として、英語を学習するときに気を付けるべきことやどのように勉強すればうまくいくのかなどが書かれたおススメの本を紹介していきます。

おススメの本

「英語学習2.0」

岡田 祥吾 (著)、KADOKAWA

この本はマッキンゼーのコンサルタントとしてキャリアをスタートさせながら、英語ができず数々のプロジェクトで悔しい思いをしてきた著者が書いた本です。内容は、自身がクライアントにさんざん説いてきた「問題解決アプローチ」を英語学習に適用させると劇的に効果が見られたという話をしていきながら、その英語学習方法を教えてくれる1冊となっています。

本の活用方法

この本は英語の文法や単語が勉強できるというものではないので、文法書などで勉強する前に1度この本を読んでみましょう。そうすることで読んで得られたことを文法学習などに生かすことができます。

まとめ

いかがでしょうか。

各項目ごとでおススメの英語学習の本を紹介しました。

英語学習のために執筆された本は数え切れませんが、その本が本当に自身に合っているかどうかは、実際に手に取ってみて勉強を進めてみないとわかりません。

まずは、どの本からはじめてみるか、この記事が英語学習の本選びの足掛けになれますと幸いです。