文法を学ぶ意味
文法は英語を話すうえで守らなければいけない規則で、皆さんが普段遊びなどでゲームをするときのルールがあるように、英語にも話すにあたってのルールがあります。このルールのことを”文法”と呼びます。
ゲームでも遊びでもルールを守らないものは省かれてしまうように、英語もルールを守らなければ言葉が通じないのです。
なので英語を学ぶ上で、文法はとても大切な役割をしていて避けては通れないものになっています。ゲームなどのルールが難しすぎて覚えられないことがあまりないように、英語のルールも複雑なものではないので、気楽に勉強を始めてみましょう。
基礎固めをしっかり
英文法をを覚えることは英語のルールを覚えることとお話ししましたが、これは英語学習の基礎であり、しっかりと学習することで今後の発展した学習を苦しむことなく進めていくことが出来るのです。
英文法は中学校と高校ですべてを習いますが、英会話に出てくる英文法の8割は中学校で学習が終わり、高校で習う英文法は中学校で習った英文法を応用したものになっています。よって、中学校で習う英文法さえしっかりとマスターしておけば、高校で習う英文法も習わなくても応用して理解することが可能です。
英会話に出てくる英文法の8割は中学校で習うという点から、中学英文法がかなり重要になってくると理解していただけたところで、次の項では1ヶ月で中学英文法をマスターする方法をご紹介していきます。
1ヶ月で文法をマスターするには
1ヶ月で中学英文法をマスターするということは簡単にできることではありませんが、目標を決めてやっていけば必ずマスターすることが出来ます。
中学英文法は英語の基礎中の基礎なので、全然理解できないというほどの難易度ではありません。よって、繰り返し反復学習をすることさえ出来れば習得できるものなのです。
中学英文法で土台を作る
中学英文法は英語を学習するうえでのルールのようなものとお話ししましたが、ルールということは土台ということでもあります。土台がしっかりしていないといくら上に物を積み重ねたとしても、高く積みあがらずに崩れてしまうでしょう。
なので文法を学習してきちんと覚えることが、英語を学習するうえでとても大切なこととなってきます。
用意する教材
次に1ヶ月で中学英文法をマスターするために必要な教材をご紹介します。
今回紹介する教材は2冊です。一冊は中学英文法が分かりやすく学べる教材で、もう一冊は英文法の演習問題がたくさん載っています。
教材1、「Mr. Evine の中学英文法を修了するドリル (Mr. Evine シリーズ) 」
Evine (著)、アルク
この教材は30日かけて英文法をマスターするように作られたもので、1日1レッスン進めていくと30日たてば最後まで到達できるようになっています。
1レッスンに3つのステージがあり、ステージごとに学習の目的が明確化されているためとても使いやすい教材です。
1.Input Stage
文法用語を「あえて」積極的に使った解説で、英文法の世界に触れていきます。
2.Output Stage
「インプットしたら、アウトプットする」これが英語学習の鉄則。本書ではバリエーション豊かな演習問題で、学んだことをアウトプットします。
3.Communication Stage
学んだ英文法がどんな風に会話で使われるかチェックできます。
教材2、「英文法・語法問題ベスト400」
戸澤 全崇 (著)、学研プラス
この教材は英文法の400問の演習が入っており、先ほどの教材でインプットさせた英文法を実際に使い身に着けていくための教材です。
解説も詳しく載っていたり、ポイントをスピーディに確認できる「英文法・語法要点ハンドブック」も付いてくるのでとてもお得な一冊となっています。
勉強スケジュールと方法
次に、1ヶ月で英文法をマスターするための勉強方法について詳しくお話していきます。
たったの1ヶ月で英文法をマスターできるからといって何か特別な学習方法があるわけではありません。ただ純粋に英文法と向き合って学習を続けていくことでマスターすることが出来るのです。
1~10日目
まず1日目から10日目で教材1を1周します。
本来この教材は1日1レッスン行うことで30日間かけて修了するものとなっていますが、この教材の1レッスンは早い人だと10分で終えてしまう程度の簡単なものになっています。よって1日3レッスン進めて、10日間で1周終わらせてしまいましょう。
また、この教材を学習するときに教材にマークなどは一切つけず、演習などもノートなどに書くようにしてください。
11~20日目
11日目から20日目は前の10日間で終了した教材1をもう1周おこないます。
2度目なので1度目よりすらすらと進められるようになっているはずです。
ここで1周目と違う点は、1周目で覚えきれていなかった箇所をマーカーなどでチェックしていくことです。2周もしたらおおよそインプットはできるのでこのマーカーは最後に重点的に学習しなおすのに使います。
ラストスパート!
さて、学習日数も2/3が終了しました。
はじめの20日間で中学英文法の内容はかなりインプットすることが出来たのではないでしょうか。
残りの10日間では、20日間で覚えた英文法をより一層定着させるために演習を行っていきます。
21~30日目
先に紹介した教材2を使って問題演習を行っていきましょう。
この教材は文法の用法ごとにタームで区切られていて、全部で11タームあります。毎日1タームを目安に勉強していきましょう。しかし10ターム目の内容が少ないので、10と11タームはまとめて勉強してください。これで、最後の10日間が終了します。
ここまでこれば中学英文法はもうあなたのものです!
本気でやれば必ず身につく
英文法は英語のルールと言いましたが、本気で1ヶ月間頑張ればルールぐらい簡単に身に着けることが出来るのです。
ですが、本気を出さなかった人が英文法を身に着けられる保証はなく、あくまでも本気で勉強した人のみが到達できます。
挫折してしまったときは?
人生に挫折はつきものです。
なので英語を勉強している途中に、挫折してしまうこともあると思います。
ですが挫折したからと言って人生がそこで終わるわけではありません。
英語だって同じことです。挫折したらまたやり直せば良くて、1度学習をある程度進めた方なら2度目のチャレンジは1度目よりも軽いものとなっています。
挫折しても起き上がって何度でもチャレンジして頑張りましょう。
1ヶ月だけ頑張ろう
今回紹介した学習方法は1ヶ月の短期集中型の勉強法です。
あなたの長い人生のたった1ヶ月の中の毎日30分を本気で勉強にあてるだけで、中学英文法がマスターできると思えば気が楽になりませんか。
この学習方法は「合計1ヶ月」ではなく、「続けて1ヶ月」で終えることが大切です。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は、1ヶ月で中学英文法をマスターする勉強法をご紹介しました。
中学英文法を短期間でマスターしたいと考えていらっしゃる方は是非チャレンジしてみてください。