フィリピンとは
フィリピンでの英語留学について考察する前に、フィリピンがどんな場所なのか紹介していきたいと思います。フィリピンに行ってから困らないよう、事前にフィリピンについての基礎情報をおさえておきましょう。
フィリピンで使われている言語
先ほども述べたように、フィリピンでは英語が公用語として設定されています。実はフィリピンは少数言語が多数存在する多民族国家なので、母国語の種類は170個ほどとも言われています。
そのため、フィリピン語(タガログ語)と英語が公用語であり、ほとんどの人にとって英語は第2言語として学習されています。アメリカ英語を学んでいる人がほとんどなので訛りも少なく、日本人にとっても聞き取りやすい英語といわれています。
フィリピンの治安
フィリピンの治安は外務省の海外安全ホームページによるとレベル1(十分注意してください)からレベル3(渡航中止勧告)まで幅広いですが、語学留学で人気の高いセブ島やマニラのあるルソン島は比較的治安が安定しています。
(2019年4月現在)
フィリピンの南部に行けば行くほど治安は悪くなる傾向にあります。金銭的に安定しているというイメージの強い日本人はスリやぼったくりの被害に遭いやすいです。北部に留学するとしても、自分の持ち物から目を離さないことや貴重品管理など最低限の警戒心は保っておきましょう。
フィリピンの経済状況
フィリピンで使われている通過はペソで、1000円=365ペソ程度です。日本の空港での換金レートは比較的悪いのでフィリピンに到着してからフィリピンの空港で換金するほうが良いようです。
フィリピンの物価は日本のおよそ3分の1ほど、と言われ、比較的物価の高い都市部のマニラやリゾート地のセブ島でも日本人にとっては十分安価に感じられます。
留学中に必須のSIMカードは100円以内で手に入れることができ、データのチャージも1GBあたり80円ほどで済ますことができます。
滞在費等も1日当たり1500円ほどで中級のホテルに泊まることができ、長期滞在でも滞在費がかさむことはあまりなさそうです。
フィリピンが英語留学におすすめな理由
ここまでフィリピンがどのような場所なのか紹介してきました。そんなフィリピンで、なぜ英語留学がおすすめなのか?まずはフィリピンでの英語留学のメリットをまとめていこうと思います。
留学費用がとにかく安い
渡航費が4万円ほど、とアメリカやイギリスより安いのはもちろんのこと、先ほどフィリピンの経済について紹介したように、物価も日本より安いので長期滞在をするとしても費用がそこまでかかりません。
フィリピンには英語の語学スクールが豊富なので料金も幅広いですが、一般的には1週間なら5万円前後~、1か月なら約10万円~の費用を語学スクールに支払う例が多いようです。
語学スクールにより滞在費を含む場合・含まない場合等あり、またプランにより授業のコマ数が異なるため、語学学校のホームページ等でより自分に合ったプランを探してみてくださいね。
楽しいを優先する国民性でポジティブに
フィリピンの人たちは優しくフレンドリーな性格が特徴です。時間にルーズな部分はありますが、他人に寛容で何でも許してしまう性格の人が多いようです。明るくポジティブな人も多いことから講師の方々が元気に英語を教えてくれるので楽しく英語を学ぶことができます。面子を重要視するので、何か失敗しても頭ごなしに否定することはなく後々マンツーマンで優しく指摘してくれます。
フィリピン留学のデメリット
良い条件のそろったフィリピン留学ですがもちろんデメリットもあります。デメリットを把握しておくのと到着してから知るのでは、その充実度に大きな差が生まれてしまうことも。フィリピン留学のデメリットを事前に考慮したうえで、失敗しないフィリピン留学にしましょう。
英語講師がネイティブではない
言語の際にも述べたように、いくら訛りは少ないとはいえフィリピン人の中に英語を母国語とする人はほぼいません。多くの人が英語を第二言語、ないしは第三言語として学習しています。アメリカやイギリス、オーストラリアなど英語を母国語とする人から教わることに比べたら少し英語力が劣る可能性はあります。
しかし、語学スクールで教えている経歴をもつ講師の方々は英語学習のプロです。ほぼ心配する必要はないでしょう。フィリピン英語の中にはアメリカ英語にはない語彙もあるようですが、オーストラリア英語やシンガポール英語に比べると圧倒的にアメリカ英語に近い英語なので心配は無用です。
むしろ、英語を母国語とする人では気づくことのできない英語学習においての壁などへの理解もあるので、あまり深く気にする必要はないでしょう。
食事が美味しくない場合もある
普段食べなれている日本食とは違い、フィリピンでは肉中心の食生活が普通で、食事がメインではない語学スクールでは美味しくない食事に出会うことも珍しくないようです。ですが、韓国資本のスクールも多いのでキムチなどが出るグルメな場所や最近ではおいしい食事を売りにしている語学スクールもあるようです。
余りに異なる食生活から食あたりに遭う人もいるようなので、日本で胃薬を買っていくとよいかもしれません。もちろん現地でも調達できますが、説明書きを理解できる・信頼性が高い、など日本の薬のほうが安心して服用できます。
衛生面は日本に比べると汚いかもしれない
もはや海外に行くときのあるあるかもしれませんが、日本は衛生面が非常に整っており、その清潔さは世界でもトップレベルです。ですから、日本での生活に慣れていると、フィリピンの衛生面に驚くことも少なくないでしょう。
まず、水道水は飲むと体調を崩します。そのまま飲まないことはもちろん、飲食店で提供される水の氷が水道水で作られていることもあるため、こちらも注意が必要です。
また、トイレ環境もよいとは言えません。トイレットペーパーがないこともしばしば。ティッシュなどを常備していた方がよいでしょう。
フィリピンで英語留学するのにおすすめな場所
フィリピンは多くの島からなる島国です。場所によって地域の特性も大きく異なります。どんな場所が特に英語留学におすすめなのかを紹介していきたいと思います。
セブ島
いまや綺麗な砂浜や透き通った海を楽しむことのできるリゾート地として有名なセブ島ですが、語学留学としてもホットな場所となっています。
圧倒的に英語学校が多く、資格から英語の基礎固めなど様々な目的に合わせていろいろなプランが展開されています。お得なプランも多いのでぜひ調べてみてください。
セブ島はリゾート地として有名なこともあり、フィリピンの中では治安が安定しているのでその点でもおススメの場所です。
[kanren id=”273″]
マニラ
世界有数の大都市でフィリピンの首都なのがマニラで、都市部では東京に引けを取らない発展ぶりです。ここでは約178万人の人が住んでいますが、同じマニラの中でも17行政区にわかれており都市部と郊外でさまざまな面を見ることができます。
マニラの中でも中心部のマカティに位置する語学スクールの一つにWexcelがあります。こちらの語学スクールはフィリピン留学の中でも交通の便や安定した治安など快適な環境でちょっぴり贅沢な留学を経験することができます。
クラーク
クラークはマニラよりも北に位置するルソン島北部の都市の一つです。クラーク国際空港には世界各地から直行便が出ており、またもともと米軍があったことからフィリピンの中でも国際的で特別経済区にも指定されている大都市です。
CPI(Clark Institute of the Philippines)というスクールではネイティブマンツーマンやフィリピン人講師のマンツーマンの授業を受けることができます。TOEFLやIELTSなどの試験対策コースも充実しています。
まとめ
いかがだったでしょうか?フィリピンでの英語留学について書いてきましたがフィリピン留学と一言に言っても様々なスクールが存在します。
基本的に低コストや訛りの少ない英語など魅力的な点が多いフィリピン留学。そのメリットを生かし自分のニーズをしっかり把握してより自分に合ったプランを選びましょう。
[kanren id=”372″]