プーケットとは?
プーケットは、タイの首都バンコクからタイ国際航空の直行便が出ており、約1時間半で到着するタイ王国南部に位置する島です。日本からは羽田空港からタイ国際航空を利用し、バンコクで乗り換え、タイ国際航空国内線でプーケットへ向かいます。乗り継ぎ時間を考えると、おおよそ10時間ほどかかるでしょう。
プーケット島はタイ最大の面積を誇る島であり、エメラルドグリーンの美しい海と真っ白な砂浜が美しく、「アンダンマン海の真珠」との異名を持つ島です。世界中から毎年600万人以上が観光目的で訪れるプーケットは、欧米でも注目されているアジアを代表するリゾート地。 ヨーロッパとも直行便でつながっています。
例えば、フィンランド航空はプーケット・ヘルシンキ便を週何回か飛ばしており、これを利用して多くのヨーロッパの人々がプーケット島へバカンスを楽しみに来訪します。
主な観光スポット
主な観光スポットとしては、パトンビーチが有名です。英語留学先として有名な学校からすぐ近くにあるビーチで、英語留学をしながら観光も楽しめるでしょう。南北にある海岸にはいくつかのビーチがあります。その中でもいちばん賑やかなパトンビーチにはホテルも集中して立地しており、観光には本当に便利です。
留学費用はどのくらいかかるのか
プーケットへの英語留学の費用はどのくらいかかるのでしょうか。まず、料金の説明をする前に中身の話をしましょう。
プーケットには、英語留学のための学校があまりありません。多くのサイトで共通して紹介されているのは、パトンランゲージスクール、PLS(Patong Language School)という学校です。パトンランゲージスクールはタイ文部省認定の語学学校です。1983年に語学学校として認定を受け、OPEC(プライベート教育協会)からの3度にわたる品質検査にも合格するなど、教育の質は評価されています。このため、タイ国内でもトップクラスの語学学校として評価されています。
もう少し詳しく説明すると、ここの講師は英語教師としての訓練を経たネイティブ英語教師が多いです。出身国は、イギリス・カナダ・アメリカ・オーストラリア出身のネイティブスピーカーであり、プーケットにいながら英語圏出身の講師が教えてくれます。また、プーケットで老舗の学校なので、外国人に英語を教えることに慣れており安心して授業を受けることが可能です。
レッスンは初級から上級コースがあり、1日2回のグループレッスンのほか、オプションとして1日1レッスンのプライベートレッスンがあります。また、このスクールの英語留学には、ホテルの宿泊プランがセットになっています。ホテル周辺にはレストランやスーパーマーケット、コンビニなどがそろっており、ホテルから学校までは徒歩2分程度です。
肝心なのは、授業料。グループレッスンの単価は、1週間あたり10コマ2500バーツ(日本円で9千円程度)、プライベートレッスンならば1コマ575バーツ(日本円で2千円程度)なので10コマ受けても2万円ほどです。宿泊費などの経費を加えると、この2倍くらいの費用はかかると考えればよいでしょう。これは、ヨーロッパなどへ英語留学するのと比べれば格安です。
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英語は通じるのか
プーケットは外国人がたくさん訪れる世界的リゾート地であり、街のお店ではだいたい英語が通じるようですが、それでもタイ語訛りの英語なので学校で習った英語を練習する相手としては向いてないかもしれません。むしろ、プーケットの強みを生かして、訪れる外国人に積極的に話しかけて英語の練習をすることも十分可能です。プーケット最大の繁華街、パトンビーチのバングラ通りへ行けば、多くの欧米人が遊びにきていますので、英語を使う機会はたくさんあるはずです。臆せず英語で話しかけてみましょう。
プーケット留学の人気な理由3つ
プーケットへの英語留学はとても人気が高いのですが、そこにはどのような理由があるのでしょうか。ここでは人気の理由を三つあげてみます。
格安である
なんといっても格安であることが人気の理由です。プーケットはタイを代表する美しいリゾート地で、世界中から観光客が訪れますが、物価はタイのレートそのものです。日本の数分の一程度であり、語学学校の料金、ホテル宿泊費、食費などを込々で考えてもかなり格安で滞在することができます。
食費については、焼きそばやチキンライスといった人気の主食系は、1食あたり50バーツ程度(日本円で180円程度)でたっぷり食べることができます。コンビニでお弁当を買っても本当に安いです。ホテルの滞在費は5月から10月なら1泊300バーツ程度から、高級感のあるホテルでも1000バーツ程度から探せます。
2週間プーケットに滞在するなら、食費と宿泊費で計算すると日本円で2万円程度で十分滞在できます。しかし、コンビニや日系レストランで食べたいと思うこともあるでしょうから、もう少し余裕を見ておいてもよいかもしれません。
タクシーは格安でたとえ渋滞で1時間くらい移動にかかっても300バーツを超えることはめったにありません。タイで有名なトゥクトゥクというバイクタクシーを使う場合はちょっと高めで、200~300バーツ程度(700~1000円程度)必要になります。
リゾート地に住める
プーケット留学が人気の秘密の二つ目は、リゾート地に住めることでしょう。プーケットそのものは世界中でも人気の一大リゾート地。学習を忘れてしまいそうになるほど楽しい体験がたくさん待っています。サーフィン、ダイビング、屋台巡りなどあらゆるアクティヴィティが楽しめます。バイクや自転車をレンタルすれば、たくさんあるビーチを自由自在に巡ることもできます。
過ごしやすい
もう一つの理由は過ごしやすさです。プーケットのハイシーズンは11~3月の乾季と、4~5月の時期とされています。この時期はどうしても宿泊費が高めになってしまいますが季節は最高です。6~10月は雨季で、どうしても旅行者が減ってしまうため宿泊費も多少安く設定されます。ただし、雨季といっても日本の梅雨と違って、スコールが降ったあと晴れ間が出るので、実はそれほど悪い季節ではありません。意外とねらい目なのです。
日本に置き換えてみれば、年末年始やゴールデンウィークあたりが高めで、夏休みや秋休み頃が時期的にはお得です。このあたりの時期を英語留学の時期に設定すれば、とてもお得に滞在することが可能です。
セブ島とプーケット留学の違いは?
英語留学先として有名な島として、プーケットのほかにセブ島があります。それぞれどんな違いがあるのでしょうか。ここでは両者を比較しながら説明します。
セブ島で学べる事
まずセブ島には100以上の語学学校があります。政府認可の学校のほかに、無認可校などもあり、選択肢が多いのが魅力です。授業の内容も様々ですし、運営主体が日本資本の学校もけっこうあります。オンライン英会話スクールの経営とセットで語学学校を運営している会社も複数見受けられます。
デメリットを挙げるとすると、各学校に日本人留学生も多いため、学校の中でもセブ島の中でも日本語を使う機会が多くなってしまうことです。また、セブ島のフィリピン人講師はフィリピンのアクセントが強い英語を話す人が多いので、英語の練習相手としては合わないという人も出てくるかもしれません。
他にも、治安が良くない点が挙げられます。島自体はリゾート地で華やかな雰囲気があるのですが、初心者が滞在するには少し気を付けた方がよいところもあります。
セブ島について知りたい方は下記の記事も参考にしてみてください!
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プーケット留学で学べる事
プーケット留学では、講師の国籍がアメリカ・イギリス・オーストラリアなどの欧米諸国のネイティブ英語スピーカーであることが多いため、綺麗な発音の英語が学べる点が大きなメリットです。
純粋な地元のタイ人は英語をあまり話しません。話してもタイ語訛りが強く意思疎通に苦労しますが、プーケットは欧米人に人気の観光地であるため欧米の観光客と英会話の練習を楽しむ機会が多く、アウトプットの場も十分期待できます。もちろん日本人留学生が多いので、なるべく日本人と交わらないようにするなど、英語学習に専念できる環境を自分で作る工夫が必要です。この点はセブ島と同様の課題でしょう。
デメリットとしては、セブ島と違って語学学校自体が少なく、選択肢が少ないことがあげられます。また、セブ島同様に観光客狙いの軽犯罪も多く、治安面で少々心配な点もあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?セブ島とプーケットはどちらも観光地として知られ、英語留学先として人気があります。
ここで説明したように、どちらにも良い点、気になる点があります。
せっかくの英語留学を実り多いものとするために、じっくり比較してみて、どこが自分に合う英語留学先なのか考えてみてください。