留学中の一時帰国|期間や頻度を紹介!

留学が長い期間に渡る場合、個人的な事情で一時帰国が必要になったときにどうしたらいいか心配ですよね。この記事では一時帰国について詳しく解説していきます。

英語留学中に一時帰国は可能?

英語留学中の一時帰国は、結論からいうと可能です。

滞在国にもよりますが、学費の扱い、授業の調整、講師割り当ての変更、部屋に持ち込んだ私物の扱いなど留学先の学校との様々な調整が必要になります。それでも、留学生の様々な事情を考慮し、認めてもらえることがほとんどのようです。

一時帰国の頻度と期間

留学中に色々な事情で一時帰国することがあるかと思いますが、一時帰国は決して珍しいことではありません。

世界中から学生が集まっている語学学校などでは、学校自体も1か月など比較的長い期間休みに入る場合があり、このタイミングに合わせて一時帰国する学生も多いと聞きます。

では、一時帰国はどのくらいの頻度で行われているのか、どのくらいの期間が一般的なのか、このあたりを見ていきましょう。

一時帰国の頻度は?

一時帰国の頻度については、年に一度という方の割合が多く占めています。これには学校で設定される休みの期間が大きく影響しています。

休講期間は学校によって異なりますが、ほとんどの学校が年末から年始にかけて休みになります。そのため、その休講期間に合わせて帰国する留学生が多いようです。

帰国にはお金も時間もかかりますし、余程の理由がない限り、頻繁に一時帰国する方は少ないでしょう。

一時帰国する期間は?

一時帰国した場合、日本に滞在する期間はどのくらいが適当なのでしょうか?

目安としては、留学先の学校の休講期間が関係してくるでしょう。休講期間が1か月なのであれば、1か月以内ということになります。

また、留学期間にもよりますが、ビザの有効期限もよく確認しておきましょう。一時帰国中に留学ビザの期限が切れてしまうと、再入国が認められず、学校にも戻れないなんてことになりかねません。

日本での滞在期間が長すぎると、日本のリズムに慣れてしまって戻りたくなくなってしまうかもしれません。学業に影響の出ない程度で、一時帰国の期間を設定しましょう。

こんな場合はどう対応する?

一時帰国するにはいろんなケースが考えられるのですが、ここからは誰にでも起こりうる次の二点について解説していきます。

成人式が被ってしまった場合

まず、留学中に成人式を迎える場合です。

成人になるということは人生において重要な節目であり、成人式はとても特別な行事です。成人式の時にしか会えない友人や同級生もたくさんいるでしょうし、身内の方にとっても大切な日なので、成人式のタイミングで一時帰国する方も少なくないでしょう。

一時帰国に関しては難しい手続きはなく、航空券を買えば一時帰国が可能な場合がほとんどです。

成人式の日にちは決まっているので、前もって学校に手続きの確認をしておきましょう。また、航空券が高くなることもあるので早めに買っておくと良いでしょう。

一時帰国が終わって留学先に戻ったら、どんな行事だったのかなど、英語で説明してみてはどうでしょうか。一時帰国で参加した成人式を外国人に説明するのも、立派な英語学習の材料になるはずです。

留学中に所持金が無くなりそうな場合

せっかく一時帰国が決まったのに、気づいたら留学中に所持金が底をつきそう!こんな場合はどうしたらいいでしょうか?

留学するにあたって、滞在期間に合わせてお金を用意しておく必要がありますが、滞在先によっては日本よりも物価が高く、自分の感覚では問題ないと思っていても、想像以上のペースでお金が消えていくこともあります。

そういった場合に備えて、クレジットカードを持っていきましょう。VisaやMastercardなどの国際ブランドがついているカードであれば、大抵の街には現金を引き出せるATMが設置されており、そこで操作すれば引き出すことができます。ただし、現地で銀行口座を開設しているなら別ですが、そうでない場合、クレジットカードでの現金引き出しは、それなりの金利がかかるキャッシングになってしまうので、一時帰国したら現金を用立てて、なるべく早く返済しておきましょう。

また、クレジットカードを持っていない、使いたくないという方には、キャッシュパスポートがおすすめです。キャッシュパスポートがあれば、海外に口座を持たなくても、日本の口座に入金してもらえば現地通貨でお金を引き出すことができます。クレジットカードを使う場合と違って為替変動の心配もなく、カードを使えるところも多く、手数料も安く抑えられるので、留学する前に事前にこういった方法を確認しておいた方が良いでしょう。

一時帰国時の注意点

さて、一時帰国することが決まったら、どんな点に注意したらいいでしょうか。留学生活を一時中断し、多額のお金をかけて帰国するので、思わぬところでつまずかないようにしたいものです。

講師が変わる可能性がある

留学中に一時帰国することになった場合、それまで割り当てられていた留学先の学校の講師が他の新入生に割り当てられることがあります。

学校によっては同じ教師の割り当てが可能な場合もありますが、多くの場合は講師の稼働を確保する必要があり、講師が変更になります。

この点は頭に入れておくと良いでしょう。

留学は滞在期間が決まっている

留学期間はあらかじめ決まっているので、一時帰国にあたって、その期間を超過することがないか留意しておく必要があります。

学校の長期休講中なら、あらかじめスケジュールに組み込まれているので問題ないと思いますが、個人的な事情により一時帰国する場合、学校と相談して、授業のスケジュールを延長してもらうことがあります。その場合、一時帰国による日本滞在期間が長すぎると、ビザで認められた滞在期間をオーバーする可能性も出てくるので、よく注意しておきましょう。

必要な手続き

まずは、留学先の学校から在学中であることがわかる証明書をもらっておきます。これには責任者のサインが必要です。

国によってはこれがないまま出国すると、再入国が認められないことがあるようです。特に、アメリカではルールが厳しいので留意しておきましょう。また、学生ビザの有効期限が心配なら延長の手続きもしておくと安心です。

他にも、留学先の学校が私物などをどのように管理してくれるかも確認し、手続きをしておきましょう。

学生寮に入っている場合、一時帰国の期間によっては、一時的に寮を出なければならないこともあります。学校のルールを細かくチェックしておきましょう。

手続きに関しては滞在先の国や地方、そして学校によっても異なってくるので、詳しくは留学先の学校に確認するのが良いでしょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?不安な場合は、語学留学を仲介するエージェントによるウェブサイトも参考になりますし、あるいは最初からエージェントを介して留学先を探すのも良いかもしれません。

せっかくの英語留学で、語学の実力を伸ばすという目標を達成するためには、一時帰国もリフレッシュの良い機会です。トラブルにならないよう、滞在国のルール、留学先の学校が提供する情報を事前に調べておきましょう。