カナダでの語学留学に「バンクーバー」と「トロント」が多く選ばれるわけとは

英語留学で人気の高いカナダですが、その中でも「バンクーバー」と「トロント」は留学先としてとても人気のある都市となっています。それは一体何故なのか?それぞれの都市について詳しくみていきましょう。

バンクーバーはどんなところ?

街の紹介から住みやすさまで、その魅力について解説します。これから留学を考えている人のために、語学学校などについても触れていこうと思います。

都市の紹介

アメリカ合衆国ワシントン州の国境近くに位置しているバンクーバー。アジアから近いこともあって、アジア系の移民が多い都市です。また、都市の割には、山や海が多く、のんびりとした雰囲気があります。

住みやすさについて

カナダ国内で最も温暖な気候を持つ都市のひとつです。夏は、30℃を超えるような真夏日になることも雨が降ることも少なく、からっとして過ごしやすくなっています。日本特有の、湿気のあるじめじめした夏と比べると、バンクーバーの夏は快適そのものと言えるでしょう。
逆に、冬はほぼ毎日雨が降っていると言われるくらい、雨の日が多いです。

また、スカイトレインやBCフェリーなど、公共交通機関も発達していてとても生活しやすくなっています。

語学学校について

バンクーバには、50以上の語学学校があり、優れたカリキュラム、コース、特色を持った学校から自分にあった学校を選ぶことができます。

また、スキルの高い教師が多く、日本人が多く留学することから講師が日本人についてよく理解しているため、より良い留学を実現することができます。

日本人が多くいることはデメリットにも感じられますが、初めて留学する方からすれば心強い環境になることでしょう。

バンクーバーにしかない魅力とは

カナダの中でもなぜバンクーバーが人気なのか、バンクーバーならではの魅力をお伝えします。

1つ目は、快適な気候です。カナダといえば、冬は氷点下を下回るかなりの寒さで有名な国です。しかし、バンクーバーはカナダの他の都市と比べてもとても穏やかな気候をしています。前述にもありますように、夏は30℃を超えるような猛暑日になることはほとんどなく、冬も氷点下になることはほとんどありません。そのため、とても過ごしやすい気候と言えるでしょう。

2つ目は、日系のお店や求人が多くあるところです。バンクーバーはアジア人が多い都市であるため、日本人が経営しているレストランやカフェが多くあります。また、日本人向けの求人も多いので、ワーキングホリデーなどで仕事が見つけやすくなっています。

3つ目は、移民や留学生に寛容なところです。バンクーバーは人種や文化が多種多様です。そのため、アジア人への偏見もなく、アジアからの留学生にも優しい人が多い印象があります。

トロントはどんなところ?

次にトロントについても同じようにみていきましょう。

都市の紹介

オンタリオ湖岸の北西に位置し、アメリカ合衆国へはニューヨーク州が国境に近く、ニューヨークまで車で12時間、飛行機で2時間あれば行くことができます。

黒人やヨーロッパ系の移民が多く、バンクーバーに比べると、都会的で忙しい印象を受けます。

住みやすさについて

多くの移民を受け入れており、多文化で国際理解が進んでいます。街は清潔感があり、住民の生活水準も高いです。夜も電灯がともり、街の中心部はまぶし過ぎるほど明るく、治安に対する安心感もあります。

公共交通機関も発達しており、街では地下鉄が走っていてとても便利です。また、バスや鉄道もあります。

気候は、9月中旬までは暑い日々が続く一方、10月以降急激に寒くなります。一番寒い1月では気温がなんとマイナス10℃になる日もあるほどです。寒さや積雪のため冬は外に出る機会も減りますが、地下鉄が発達しているので、移動についてはそれほど困ることはないでしょう。また、暖房施設が整った地下街では、外に出ない限り、冬の不便さを感じることは少ないようです。冬に活動が制限されるトロントでは、その分、気候がいい時期や夏などに多くのイベントが開かれます。

語学学校について

カナダには語学学校が300以上あると言われていますが、トロントの語学学校はその大半を占めます。また、世界最大級のチャイナタウンもあるためか、日本人だけでなく中国系の留学生も多く在住している点も大きな特徴です。語学学校によっては、国籍管理を行い、同じ国籍の人ばかりが固まらないように配慮している学校もあります。

トロントにしかない魅力とは

バンクーバーと並んで様々な国から多くの留学生が集まる人気の都市、トロントの魅力はどこにあるのでしょうか?

1つ目は、トロントはカナダ最大の都会であるところです。ショッピングモールやレストラン、映画館は至るところにあり、コンサートやミュージカル、世界的なイベントも充実しています。メジャーリーグやアイスホッケーなどの試合を観戦することもできます。

2つ目は、地下鉄や地下街が発達しているところです。比較的暖房の効いた地下で移動も買い物もすることができるため、冬の寒さをそこまで辛いと思わずに済みます。

3つ目は、勉強しながら旅行が楽しめるところです。少し足を伸ばせば、アメリカのニューヨークやシカゴ、カナダのケベック州にも行くことができるため、留学を機にいろんな都市に旅行してみるのも良いでしょう。また、世界的に有名なナイアガラの滝も、トロントからであればバスや電車で2時間ほどで見に行くことができます。

2つの都市の共通する魅力とは

バンクーバーとトロントについて知っていただきました。次に、そんな2つの都市に共通する魅力についてご紹介します。

都市でありながら、大自然も満喫

バンクーバーとトロントはどちらも大都市ですが、少し足を伸ばせば美しい自然を満喫することができます。バンクーバーは車で2時間も行けばビクトリアという花や森がいっぱいの美しい町に着きます。また、トロントからは有名なナイアガラの滝やオーロラが美しいイエローナイフへのアクセスも良好です。

イベントが豊富

語学学校で留学生の数が多いため、学校では様々なイベントを用意しています。ダンスパーティーやカジノなど、普段できないような経験ができ、またそれが友達作りの場にもなっています。

アクティビティが豊富

自然が豊富なカナダには、乗馬や気球、ラフティングなど様々なアクティビティが活発に行われています。語学学校も豊富なアクティビティを用意しており、学校経由で申し込みをすると安心です。

美しい英語が学べる

カナダで話されている英語は、訛りが少なく、世界的にも美しい英語とされています。特にトロントの英語は、北米メディアの標準語とされているほどなので、将来ビジネスで英語を使いたいと思っている留学生にもおすすめです。

語学学校の質が高い

カナダは世界でも屈指の教育水準が高い国です。特に大学は、入学基準が他の国と比べても厳しくなっています。
また、バンクーバーやトロントは語学学校の数も多いため、語学学校同士の競争率が高いので、自然と教育レベルも上がっています。

国際色が豊か

カナダは世界各国から人が集まるマルチカルチャーな国です。そのため語学学校にも世界中の留学生が集まります。国際色豊かな学校は教育水準の低下も考えられますが、そのようなことに対して対策している学校もたくさんあります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。どちらも魅力に溢れた都市であることはお分りいただけたかと思います。また、日本人が多い点でも初めての留学が不安な人にはおすすめの留学先です。この記事を参考に自分に合った留学先を見つけてみてください!