英語留学で寮生活をするメリット
学生寮での生活には、あなたの留学にとってさまざまなメリットがあります。ひとつずつ見ていきましょう。
友達ができやすい
英語留学をした際、「友達ができるか不安」など思ってはいませんか? 寮生活をすればそんな心配もすぐに解消できます。学生寮は多くの場合、語学学校かその関連会社が運営していることが多く、同じコミュニティのなかで友達が作りやすいのです。「留学先でひとりぼっちにならないかな」と不安であっても、寮生活が始まった瞬間どこかに吹き飛んでしまったという話はよくあります。
また留学生の国籍もさまざまなので、異文化を学べることも大きな魅力です。見たことのない料理を食べている友人に遭遇するなど、毎日発見があって面白いでしょう。
毎週金曜日はだいたいの学校が早く終わるため、夜にパーティーが開かれることが多いようです。昼から準備をして深夜までお酒を飲むなど、自由で楽しい時間を過ごすことができます。大抵の国では学生寮のパーティーがあるようですし、通っている学校以外の友達ができることもよくあるようで、見ず知らずの土地で輪を広げるにはうってつけですね。
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学校に隣接している
学生寮は多くの場合、学校に隣接しています。そのため通学時間が短いです。ホームステイの場合、通学時間に1時間ほどかかることがよくあります。これが1年間、毎日積み重なると大きな差になるでしょう。せっかく大金をはたいて語学留学に来たのに、通学に多く時間を使うのはもったいないです。
また、勉強したいときや何か調べ物をしたいときにすぐ学校に行けるのも便利ですね。学生寮では騒がしくて勉強できないこともありますから。語学留学の成果も上げやすいといえるでしょう。
食事には困らない
食事は通常、学生寮のカフェテリアでします。ミールプランを採用しているところが多いです。ミールプランとは、あらかじめまとめて食費を払い、毎回の食事の際にミールパスを提示して精算するしくみのことをいいます。これなら「今月は生活費が…」といって食事をスケールダウンしなくても済むでしょう。栄養面でも安心です。
食事のスタイルは基本的にセルフサービスになります。用意されている肉、野菜、魚などのメインディッシュを皿に載せて、デザートやソフトドリンクを選ぶのが主流です。好きなものを選びましょう。
生活費も抑えられる
食費をまとめて事前に払うということは、留学中の生活費を抑えられるということです。ほとんどの人にとって、生活費の中で食費の割合は大きいでしょう。それが浮くだけで大変助かります。外国では「外食=娯楽」と考えられているところが多いため、日本よりも値段が高めです。またチップの文化がある国が多いので、余計に出費になります。自炊して何とか食費を減らすしかありません。
前述の通り、学生寮は学校の近くにあるため、交通費もあまりかかりません。小さな金額ですが、積み重なると大きいです。家賃に関しても、ホームステイやアパートよりも安いところがあります。
毎月の生活費の心配をしながら留学をするのはしんどいです。寮生活にすることで少しでも不安を減らせるなら、検討してみるのもいいかもしれません。
英語留学で寮生活をするデメリット
ここまで寮生活の良いところばかり挙げてきましたが、デメリットも多くあります。紹介していきましょう。
遊びの誘惑が増える
寮には学生がたくさんいます。学生といえば遊びやイベントです。寮ではイベントがたくさん開かれています。例えばウェルカムパーティー、ハロウィンパーティーなどに加え、「2階に住んでいる人」限定パーティーなど、海外独特の視点で開かれるパーティーもあるのです。楽しそうですね。
勉強しようと思っても、イベントについ足を運んでしまうかもしれません。そういった誘惑が増えてしまうことが寮生活のデメリットといえるでしょう。しかしスケジュール管理の仕方次第では、勉強の時間を確保しつつもイベントで遊ぶ時間を作ることができます。結局は自分次第ということかもしれません。
うるさくて勉強できないことも
同じ部屋で誰かが勉強していても、我関せずで声のボリュームを下げない人がいるのも留学先での寮生活。そういうカルチャーなのです。おまけに寮にはたくさんの留学生がいるため、ときにはどんちゃん騒ぎとなります。寮の中で勉強ができない状態になることもしばしば。勉強したいときは学校に残ったり、図書館に行ったほうがよさそうです。そういった不便さがデメリットに挙げられるでしょう。
盗難のリスクも
寮生活で注意しなくてはならないのが盗難です。学生寮にはいろいろな人が出入りします。家での盗難には保険が効かないことがあるので要注意です。対策としては、スーツケースや鍵は備え付けのものに加えてもうひとつ持っておくといいでしょう。南京錠が2つついている金庫ボックスを持参している人もいますよ。
学生寮は家のセキュリティが甘いのが難点。オートロックがついている寮もありますが、番号を知っていれば誰でも入ることができます。かつての入居人がやってくることも。また同居人が盗むケースもあるようです。
自炊が必要な寮もある
寮によっては食事がついていないところがあります。その場合、自炊をする必要があります。1ヶ月目から自炊をすることになるので、「新しい生活に慣れるのに精いっぱい」という状況で、さらに苦労することになるでしょう。
もしそれがおっくうで外食をしてしまうと、食費が高くなり生活費を圧迫してしまいます。前述のように、外食の値段が高くチップが必要な国もあります。「ワンコインでお腹いっぱい」という発想は日本独特のものだと思っておいたほうがいいでしょう。
食事のついていない寮は、生活力が身に付く反面余分に労力を使います。
英語留学をする前に自炊の練習をしておくか、どうしても無理なら食事つきの寮にしておきましょう。
他の滞在方法は?
ここまで寮生活について見てきましたが、他の滞在方法にはどんなものがあるのでしょうか? 3つ紹介します。
ホームステイ
まずはホームステイです。これは寮と並んでメジャーな滞在方法です。現地の家庭に入って、そこで一緒に生活します。ネイティブと一緒に生活できるのが良いですね。また現地の家庭のリアルな様子を見ることができるので、得るものも多いです。異文化をより直接的に感じることができるでしょう。部屋もひとり部屋を与えられることが多く、安心できます。勉強もしやすいです。
また家庭によっては小さな子供がいることも。小さな子供の言うことは注意しないと聞きとれないので、語学力の向上にもつながります。無邪気なこどもと触れ合うのは、純粋に楽しいですよ。もし小さな子供がいれば、一緒に遊んであげましょう。
そしてなんといっても1番のメリットは食事が必ず出るということではないでしょうか。留学当初は、生活を落ち着けることに精いっぱいでなかなか食事に気を配れません。そのようなときにホストマザーが料理を作ってくれるのは本当にありがたいです。
しかし外国の料理は日本人の舌に合わないことがあります。「なんだこれは」と衝撃を受けるほどのきつい味付けもしばしば。その場合は我慢するのではなく、正直にその旨を伝えましょう。親切心を無下にしているようで心苦しいかもしれませんが、お互いが気持ちよく過ごすためには時には言いにくいことも伝えた方が良いでしょう。日本人はマイナスの意見をいうのが苦手とされていますが自己主張の練習にもなります。
衣服は多めに持って行くことをオススメします。国によっては洗濯が週に1回しかしなかったり、なかには10日に1回で済ますところもあります。また家庭によっては街から遠いところに位置していることもあるので、通学に時間がかかることが多いです。しかしその分、治安の良いところに住める可能性が高くなります。滞在先のホストファミリーの生活様式で留学経験が変わってくることは念頭に置いておきましょう。
ルームシェア
長期的に滞在する場合、アパートを探して友人とルームシェアをすることがあります。留学生活の中で1番楽しい滞在方法です。あなたは自分の好きなエリア、部屋、賃料を選ぶことができます。自由度が非常に高いのが魅力ですね。
部屋を探す際には、ある程度の語学力が必要となります。またトラブルがあったときに対応できるだけの自活力も必要です。家事をしなくてはならないので、その分勉強時間が削られることも。ルームメイトとケンカしないように、最低限のルールを決めておくことも重要です。
海外生活に慣れた人向けですので、留学してから数カ月後に友人を誘って挑戦してみるのもいいでしょう。
一人暮らし
一人暮らしをすると、海外でも自分のペースで生活することができます。何に対しても自由です。特に就寝時間、入浴時間などを自分で決められるのは、何でもないように見えて、生活に大きな影響を与えます。生活のリズムが変わると、体調を崩してしまうことがあるからです。せっかく留学したのだから、万全の体調で臨みたいものですね。
一人暮らしのデメリットとしては、知り合いができにくいという点が挙げられます。やはり学生寮などと比べると、他の留学生との交流の機会が少ないです。ただ人によっては一人暮らしでもたくさん友達を作るので、その人の性格によって変わってくるでしょう。
まとめ
寮生活のメリット、デメリットについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。非常に賑やかで楽しい生活が送れる反面、いろいろ不便なところもあります。あなたの好みに合わせて、最適な滞在方法を選んでくださいね。
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