英語留学前に身につけるべき『留学先でも役立つ』最低限の生活英会話30フレーズ【場面別完全マスター】

憧れの英語留学。語学学校の授業では文法もしっかり学べるし、発音矯正もしてくれる。でも、実際に現地の空港に降り立った瞬間から、あなたを待ち受けているのは「教科書には載っていない英語」です。カフェで注文する時、郵便局で荷物を送る時、友達の家でWi-Fiのパスワードを尋ねる時…。こうした日常の一場面で、あなたの留学は本当に始まります。

目次

英語留学の現実:語学学習と生活英語は別物!事前準備が成功の鍵

「勉強した英語」と「生活で使う英語」のギャップ

多くの学習者が直面する第一の壁は、学習教材で触れてきた英語と、実際に街角で交わされる英語との大きな違いです。例えば、教材でよく見る「Would you like~?」は丁寧で素晴らしい表現ですが、カフェのカウンターでは「Can I get a latte?」や「I’ll have a coffee, please.」といったシンプルなフレーズが圧倒的に多いものです。また、相手の言っていることがわからなかった時、教科書通りの「Pardon?」や「I beg your pardon?」よりも、「Sorry?」や「Could you say that again?」の方が自然な場面もあります。

「空港で『Two bags to check in, please.』(預ける荷物が2つあります)がスッと言えず、ジェスチャーでなんとか伝えたのが最初の挫折でした。授業では『check in』をホテルで使う単語としてしか習っていなかったんです。」(留学経験者Aさん)

現地で最初に困るのは意外とシンプルな場面

留学当初、高度な議論や専門的な話題で困ることはほとんどありません。逆に、「基本的すぎて教材に載っていない」ゆえに、咄嗟に出てこないフレーズに悩まされることが多いのです。

  • レストランで「お水をください」と言いたい時、「Water, please.」で十分なのに、丁寧な言い回しを考えすぎて黙ってしまう。
  • バスや電車で「次の駅で降ります」と運転手に伝えたい時、「I’m getting off at the next stop.」というシンプルな表現が思い浮かばない。
  • スーパーで袋が必要か聞かれて「大丈夫です(いりません)」と言いたい時、「I’m good, thanks.」という自然な断り方がわからない。
生活英会話力チェック

以下のような、ごく普通の場面で、英語ですぐに対応できますか?

  • レストランで「お会計をお願いします」
  • 道に迷って「〜へはどう行けばいいですか?」
  • 体調が悪くて「頭痛薬はありますか?」
  • 買い物で「試着してもいいですか?」

これらの「生活の歯車」となる会話がスムーズにできないと、毎日の些細なことにもストレスを感じ、本来の語学学習に集中するための貴重なエネルギーを消耗してしまいます。

30フレーズを覚えるだけで見える世界の変化

だからこそ、渡航前に「生活英会話の武器」を少しでも揃えておくことが、留学成功のための最善の投資なのです。たった30のフレーズでも、場面別にしっかり覚えておけば、現地での最初の1週間、1ヶ月の体験が劇的に変わります。

事前に生活英会話を準備するメリット

  • 心理的余裕が生まれる:「これなら言える」という自信が、積極的に会話に参加する勇気をくれます。
  • 現地生活への適応が早まる:基本的なニーズを自分で満たせることで、自立した留学生活の第一歩を踏み出せます。
  • 学びの機会が増える:シンプルな会話が成立すると、相手からの返答の中に新しい表現やボキャブラリーが含まれ、それがさらなる学習のきっかけになります。

次のセクションからは、「到着・宿泊」「食事・買い物」「移動・交通」「困った時・トラブル」など、留学直後に必ず遭遇する場面別に、必須の30フレーズを厳選してご紹介します。まずはこれらの「生活の定番フレーズ」を自分のものにし、自信を持って留学のスタートを切りましょう。

フレーズを覚える前に知っておきたい3つの基本ルール:これで通じる英語になる

これから場面別の便利フレーズを紹介していきますが、その前に、ぜひ心に留めておいてほしい「通じる英語」のための3つの基本ルールがあります。留学先で「何て言えばいいんだろう?」と迷って黙ってしまうよりも、このルールを守れば、たとえ単語が少なくても、必ずコミュニケーションを前に進められます。

多くの学習者が陥るのは、「正しい文章を作らなければ」という完璧主義です。しかし、生活英会話の目的は「情報を伝え合い、目的を達成すること」であって、文法の試験ではありません。以下のルールを実践するだけで、あなたの英語は劇的に「通じるツール」に変わります。

ルール1: 完璧な文法より「主語+動詞」のシンプル構造で伝える

頭の中で長い文章を組み立てようとすると、時間がかかり過ぎて会話の流れに乗れません。まずは、「誰が(何が)+どうする」という基本の骨組みだけを伝えることを意識してください。

  • 伝えたいこと: 「この荷物を預けたいのですが、手荷物として機内に持ち込めますか?」
  • シンプルな言い方: 「Can I take this bag?」 (このバッグ、持っていける?)

前置詞や副詞は後から付け加えればOKです。まずは「I want…(私は〜したい)」「Can I…?(〜してもいい?)」「Where is…?(〜はどこ?)」といった基本の型で話し始めましょう。

ルール2: 聞き返されるのはチャンス!焦らずに「Sorry?」と「Could you say that again?」

相手の言っていることが聞き取れなかったり、理解できなかったりするのは、留学初期には当たり前です。むしろ、聞き返すことは会話を正確に進めるための積極的な行為です。ここで黙ってしまうとコミュニケーションが止まってしまいます。

STEP
まずは「Sorry?」で中断を伝える

軽く聞き取れなかった時は、語尾を上げて「Sorry?」と言うだけで、相手は「あ、聞こえなかったんだ」と気づき、言い直してくれます。これは最も自然な聞き返し方です。

STEP
もう一度言ってほしいとお願いする

「Sorry?」だけでは不十分な場合や、もう少し丁寧に聞きたい時は、「Could you say that again?(もう一度言っていただけますか?)」が万能です。「One more time, please?」もよく使われます。

STEP
理解したことを確認する

相手が言い直した後、理解できたら「Okay!」「I see.」「Got it.」などの短い返事を返すと、会話がスムーズに再開します。わかったふりをしないことが大切です。

ルール3: ジェスチャーとスマイルは最強のコミュニケーションツール

言葉がうまく出てこない時、あなたの最大の味方は「ジェスチャー」と「表情」です。例えば「切符」が言えなくても、手で小さな四角を作るジェスチャーをすれば「Ticket?」と相手が先に言葉を出してくれることも多いのです。

  • 困ったら指さす: メニューでわからないものがあれば、指で指しながら「This, please.」と言えば注文できます。
  • 数字は指で示す: 「Two coffee, please.(コーヒー2つください)」と言いながら、指を2本立てると確実です。
  • スマイルは共通言語: 少し緊張した表情で話すよりも、笑顔で話しかけるだけで相手の対応は格段に親切になります。間違えても、笑顔で「Oh!」と言えば、和やかな雰囲気を保てます。
覚えておきたい魔法の一言
  • Sorry? (え? / もう一度お願いします) – 軽い聞き返し
  • Could you say that again? (もう一度言っていただけますか?) – 丁寧な聞き返し
  • One more time, please? (もう一度お願いします) – カジュアルな聞き返し
  • I see. / Got it. (わかりました) – 理解した時の返事
  • This, please. (これをお願いします) – ジェスチャーと組み合わせて万能

この3つのルールを頭に入れた上で、次の場面別フレーズに進みましょう。フレーズは「完璧に覚えるもの」ではなく、「このルールに沿って応用するための材料」と考えてください。

到着初日から必須!空港・入国・移動で使う英会話フレーズ7選

留学先の空港に降り立ったその瞬間から、あなたの「生活英語」の試験は始まります。パスポートコントロール、荷物の受け取り、空港内の移動、そして宿泊先への道のり。この最初の数時間をスムーズに乗り切るために、絶対に押さえておきたい7つの必須フレーズを場面別に厳選しました。完璧な文章ではなく、シンプルな単語の組み合わせで伝えることを最優先に覚えましょう。

「入国審査」で聞かれる質問と答え方の型

ポイント:沈黙は不安を生む!短く明確に答える。

入国審査官は、あなたが合法的に滞在することを確認するために、ほぼ毎回同じような質問をします。緊張せずに聞き取り、定型の回答パターンで対応することが鍵です。

  • 質問1: What is the purpose of your visit?(滞在の目的は?)
    回答例: I’m here to study English.(英語を勉強するためです。)
    回答例: For sightseeing and studying.(観光と勉強のためです。)
  • 質問2: How long will you be staying?(滞在期間は?)
    回答例: For three months.(3ヶ月間です。)
    回答例: Until the end of August.(8月末までです。)
  • 質問3: Where will you be staying?(どこに滞在しますか?)
    回答例: At a language school’s dormitory.(語学学校の寮です。)
    回答例: At a homestay in (都市名).((都市名)のホームステイです。)
  • 質問4: Do you have a return ticket?(帰りの航空券はお持ちですか?)
    回答例: Yes, I do. Here it is.(はい、持っています。これです。)
入国審査で絶対に言わない方がいいこと

冗談は通じません。「I’m looking for a job.」(仕事を探しに来ました)や「I’m not sure.」(わかりません)など、ビザの条件に反する可能性がある発言や、あいまいな回答は避けましょう。審査官の質問には、申請したビザの目的に沿った、はっきりとした短い答えを心がけてください。

「空港内の移動」で道や案内板がわからない時の尋ね方

広い空港内で目的地(税関、手荷物受取所、エクスチェンジ、出口など)がわからなくなった時は、迷わずスタッフや周りの人に聞きましょう。丁寧な一言が道を開きます。

  • 基本の尋ね方: Excuse me, where is the baggage claim?(すみません、手荷物受取所はどこですか?)
    「Excuse me」で注意を引き、「where is 〜?」で場所を尋ねます。
  • 案内板の単語が読めない時: Excuse me, what does “Arrivals” mean?(すみません、「Arrivals」はどういう意味ですか?)
    単語の意味を直接聞くのも有効です。
  • 方向や階を確認したい時: Is it this way? / Is it upstairs?(こちらですか?/上階ですか?)
    ジェスチャーを交えながら、Yes/Noで答えられるシンプルな疑問文が便利です。
  • 道順を詳しく説明してほしい時: Could you tell me how to get to the taxi stand?(タクシー乗り場までの行き方を教えていただけますか?)
    「Could you tell me 〜?」は丁寧な依頼表現です。

「交通機関の利用」でチケット購入・乗り継ぎをスムーズに

空港から宿泊先までの最後の関門。タクシー、バス、電車など、どの交通機関を使う場合も、目的地とチケットの種類を明確に伝えることが基本です。

  • タクシーで目的地を伝える:
    To (住所 or ホテル名), please.((住所またはホテル名)までお願いします。)
    住所が難しい場合は、事前にホテル名や語学学校名をメモしておき、それを見せながら言いましょう。
  • バス/電車のチケットを購入する:
    One ticket to downtown, please.(ダウンタウン行きのチケットを1枚お願いします。)
    A round-trip ticket to the city center, please.(市中心部までの往復切符を1枚お願いします。)
  • 乗り継ぎを確認する:
    Do I need to transfer?(乗り換えが必要ですか?)
    Where do I get off for (目的地)?((目的地)に行くにはどこで降りますか?)
  • 料金を確認する:
    How much is it?(いくらですか?)
    シンプルですが、最も使うフレーズの一つです。

「To 〜, please.」と「One ticket to 〜, please.」の2つの型を覚えておけば、移動の基本はほぼカバーできます。数字(1, 2)や「round-trip」(往復)といった単語を組み合わせて応用しましょう。

安心して暮らすための基盤作り!滞在先・ホームステイで使う英会話フレーズ8選

空港を出て、いよいよ滞在先へ。ホストファミリーやルームメイトとの初対面は、緊張と期待が入り混じる瞬間です。ここで良好な関係の第一歩を築けるかどうかが、その後の留学生活の快適さを大きく左右します。このセクションでは、初日の自己紹介から、生活ルールの確認、そして万が一のトラブルまで、「場面別にすぐ使える」実践フレーズを厳選しました。完璧な文法より、笑顔と丁寧な態度が何よりのパスポートです。

「歓迎・自己紹介」の定番フレーズと会話の流れ

ドアを開けたら、まずは笑顔で挨拶から。以下のような会話の流れを想定して、自然に受け答えできるよう練習しましょう。

会話例:ホストファミリーとの初対面

Host: Hi! Welcome! You must be [Your name]. I’m Sarah. Please come in.
あなた: Hello, Sarah! Thank you so much for having me. I’m [Your name]. Nice to meet you. (こんにちは、サラさん!受け入れてくださりありがとうございます。私は[名前]です。はじめまして。)
Host: Nice to meet you too. How was your flight?
あなた: It was long, but good. I’m a little tired, but excited to be here. (長かったですが、順調でした。少し疲れていますが、ここに来られて嬉しいです。)

この会話の中で使われた、そして使える必須フレーズを整理します。

  • 受け入れへの感謝: Thank you for having me. (お招きいただきありがとうございます。)
  • 自己紹介(丁寧): My name is [Name]. Please call me [Nickname]. (私の名前は[名前]です。[ニックネーム]と呼んでください。)
  • 小さなギフトを渡す時: This is a small gift from Japan. I hope you like it. (これは日本からのささやかな贈り物です。気に入っていただければ嬉しいです。)

「ルール・家事・生活リクエスト」を丁寧に伝える言い方

生活の基盤を整えるためには、ルールの確認や必要なことを尋ねることが不可欠です。「Could I…?」や「Is it okay if…?」のような丁寧な疑問形を使うのがコツです。

  • 基本的な設備について尋ねる:
    • Could you tell me where the bathroom is? (お手洗いはどこか教えていただけますか?)
    • What time is breakfast/dinner usually? (朝食/夕食は通常何時ですか?)
  • ルールや許可を求める:
    • Is there a time for showering? (シャワーを浴びる時間は決まっていますか?)
    • Is it okay if I do my laundry on Sundays? (日曜日に洗濯をしても大丈夫ですか?)
  • Wi-Fiなど必要な情報を聞く:
    • May I have the Wi-Fi password, please? (Wi-Fiのパスワードを教えていただけますか?)
  • 食事のアレルギーや制限を伝える:
    • I have a [nut/dairy] allergy. ([ナッツ/乳製品]アレルギーがあります。)
    • I don’t eat [pork/beef]. ([豚肉/牛肉]は食べません。)

「体調・トラブル」を報告し、助けを求める方法

体調が悪くなったり、小さなトラブルが起きた時は、我慢せずに早めに伝えることが重要です。以下のフレーズで、状況を明確に伝えましょう。

体調が悪い時、どう伝えればいい?

I’m not feeling well. (気分が優れません。) とまず伝え、必要に応じて I have a headache / stomachache. (頭痛/腹痛がします。) と具体的に説明します。薬が必要な場合は Do you have any medicine for a cold? (風邪薬はありますか?) と尋ねられます。

鍵を閉め忘れた、トイレが詰まったなど、家の中のトラブルは?

「〜してしまった」と報告する時は I’m afraid I [locked myself out / clogged the toilet]. (申し訳ありませんが、[鍵を閉め忘れて外に出られなくなってしまいました / トイレを詰まらせてしまいました]。) のように、I’m afraid I… で始めると丁寧です。助けを求めるには Could you help me with this? (これについて手伝っていただけますか?) が使えます。

緊急の用事で外出先から連絡したい時は?

「遅くなる」と伝える定番フレーズは I’ll be home late tonight. (今夜は帰宅が遅くなります。) です。心配をかけないために、Don’t wait for me for dinner. (夕食は私を待たないでください。) と付け加えると親切です。

これらのフレーズを覚えることで、滞在先での基本的なコミュニケーションに困ることはほぼなくなります。最初は緊張するかもしれませんが、ホストもあなたが快適に過ごせるように手助けしたいと思っています。積極的に会話を始める第一歩を踏み出しましょう。

毎日の生活を豊かに!買い物・外食・街中で使う英会話フレーズ10選

滞在先での生活に慣れたら、次は自分の足で街に出かけましょう。スーパーでの買い物、カフェでの一息、観光地での散策。これらは現地の文化に触れ、生きた英語を練習する絶好の機会です。このセクションでは、「商品を探す」「注文する」「お願いする」という3つの基本アクションに焦点を当て、実際に声に出して使える便利な表現を厳選しました。

「スーパー・コンビニ」で商品を探す・支払いをする

スーパーは、食材の名前や量り売りの表現など、生活に密着した語彙を学ぶ宝庫です。まずは、商品がどこにあるか、店員さんに尋ねるところから始めましょう。

  • Where can I find ~? (〜はどこにありますか?)
    「Where can I find rice vinegar?」 (米酢はどこですか?)
  • Do you sell ~? (〜は売っていますか?)
    「Do you sell instant miso soup?」 (インスタント味噌汁はありますか?)
STEP
量り売りのお肉や惣菜を買う
  • Can I get 300 grams of this chicken breast, please?」 (この鶏むね肉を300グラムいただけますか?)
  • 重さや数の単位は「grams (g)」「pounds (lb)」「pieces」を使います。
STEP
レジでのスムーズなやり取り
  • 袋が必要な時: 「Can I have a bag, please?
  • 現金で支払う時: お釣りがいくらかを確認するために「How much is it?」 (いくらですか?)と聞き、お金を渡します。
  • カードで支払う時: 「I’d like to pay by card.」 (カードで支払いたいです。)

「カフェ・レストラン」で注文・お会計・持ち帰りを伝える

メニューを見て注文するのは緊張しますが、決まった型さえ覚えれば大丈夫。店員さんが注文を取りに来た時、以下のフレーズを基本にしましょう。

  • I’ll have ~ / I’d like to have ~ (〜をお願いします。)
    「I’ll have a latte and a blueberry muffin.」
  • Can I see the menu, please? (メニューを見せていただけますか?)
  • What do you recommend? (何がおすすめですか?)
アレルギーや苦手なものがある時

「I’m allergic to peanuts.」 (ピーナッツアレルギーです) のように「I’m allergic to…」で伝えましょう。苦手なものが入っていないか確認したい時は「Does this dish contain nuts?」 (この料理にナッツは入っていますか?) と尋ねることもできます。

食事が終わったら、お会計と割り勘の提案を覚えましょう。

  • Check, please. / Can I have the bill? (お会計をお願いします。)
  • Can we split the bill? (割り勘にできますか?)
    仲間と食事した時に使える便利なフレーズです。
  • Is this for here or to go? (こちらでお召し上がりですか、お持ち帰りですか?)
    店員さんから聞かれる質問です。「For here, please.」 (店内で) または「To go, please.」 (持ち帰りで) と答えましょう。

「街中・観光」でチケット購入・写真撮影をお願いする

美術館や博物館、バスツアーなどではチケットを購入する必要があります。シンプルなフレーズで希望を伝えましょう。

  • One adult ticket, please. (大人一枚お願いします。)
    「Two student tickets」 (学生券2枚) など、枚数と種類を指定します。
  • How much is the admission fee? (入場料はいくらですか?)

思い出に残る一枚を!写真撮影をお願いするフレーズ

観光地で記念写真を撮りたい時は、以下の丁寧な表現を使ってみましょう。

  • Excuse me, could you take a picture for us? (すみません、写真を撮っていただけますか?)
    「Could you…?」は「Can you…?」よりも丁寧な依頼の表現です。
  • 撮影が終わったら、必ず「Thank you so much!」とお礼を言いましょう。

これらのフレーズは、店員さんとの短い会話のきっかけになります。最初は緊張するかもしれませんが、「Thank you」と笑顔を添えれば、ほとんどの場面はうまくいきます。間違いを恐れず、積極的に使ってみることが上達への一番の近道です。

万が一に備えて安心!トラブル・緊急時に使う英会話フレーズ5選+α

留学中は楽しいことばかりではありません。道に迷ったり、体調を崩したりする「もしも」の瞬間に、適切な英語で助けを求められるかどうかが、その後の展開を大きく左右します。このセクションでは、緊急時に誰に、何と言えば良いかを明確に示す必須フレーズを厳選しました。フレーズを覚えるだけでなく、発音にも気を配り、落ち着いて伝える練習をしておきましょう。

「道に迷った・物をなくした」時の助けの求め方

まずは落ち着いて、周囲にいる警察官や駅員、店員など、信頼できる人を見つけます。相手の注意を引くには、丁寧に声をかけることが第一歩です。

  • Excuse me, I’m lost. Could you tell me how to get to [目的地]?
    (すみません、道に迷いました。[目的地]へはどう行けばいいですか?)
  • I can’t find my way back to my accommodation.
    (宿泊先に戻る道がわかりません。)
  • I think I left my wallet/bag on the train. Who should I contact?
    (電車に財布/カバンを置き忘れたようです。誰に連絡すればいいですか?)
  • I need to report a lost item.
    (遺失物の届け出をしたいです。)

相手から複雑な道順を説明された時、理解できなかったら「Could you show me on the map?(地図で指し示してもらえますか?)」とお願いしましょう。スマートフォンの地図アプリを見せながら会話するとスムーズです。

「体調が悪い・怪我をした」時に医療機関で伝える基本

症状を正確に伝えることが、適切な診断と治療への近道です。まずは痛みや症状を表す基本単語を押さえ、シンプルな文で伝える練習をします。

症状を伝える基本単語

以下の単語と例文を覚えておくと、自分の状態を伝えやすくなります。

  • 痛む (have a pain / feel pain)
    例文: I have a pain in my stomach.(お腹が痛いです。)
  • 熱がある (have a fever)
    例文: I think I have a fever.(熱があるようです。)
  • 咳が出る (have a cough)
    例文: I have a bad cough.(ひどい咳が出ます。)
  • 頭痛がする (have a headache)
    例文: I have a terrible headache.(ひどい頭痛がします。)
  • めまいがする (feel dizzy)
    例文: I feel dizzy.(めまいがします。)

薬局で市販薬を購入する際は、自分の症状とアレルギーの有無を伝えられると安心です。

  1. 薬剤師に症状を伝える:Do you have something for a sore throat?(喉の痛みに効くものはありますか?)
  2. アレルギーを伝える:I’m allergic to penicillin.(ペニシリンにアレルギーがあります。)
  3. 服用方法を確認する:How often should I take this?(これはどのくらいの頻度で飲めばいいですか?)

「+α」覚えておくと便利な相づち・感情表現3選

トラブル時は緊張しがちですが、相手の話に適切に反応することでコミュニケーションは格段に円滑になります。以下の相づちは、感謝を示す時にも役立ちます。

  • I see. (なるほど。/ わかりました。)
    単に「Yes」と返すよりも、相手の説明を理解したことを丁寧に伝えられます。
  • That makes sense. Thank you. (道理ですね。ありがとうございます。)
    相手のアドバイスや説明が理にかなっていると感じた時に、感謝の気持ちを込めて使います。
  • I really appreciate your help. (ご親切に本当に感謝します。)
    助けてもらった後のお礼として最適な表現です。「Thank you」よりも強い感謝を伝えられます。
緊急時の連絡先は事前確認を

留学先の国や地域の緊急電話番号(警察、救急、消防)は必ず事前に確認し、携帯電話にメモしておきましょう。多くの国では「911」や「112」が共通の緊急通報番号ですが、国によって異なる場合があります。また、在留日本国大使館や総領事館の連絡先も控えておくことを強くお勧めします。

トラブル時に役立つQ&A

道を尋ねる時、スマホの地図を見せながら話すのは失礼ですか?

失礼ではありません。むしろ、地図を見せながら「Is this the right way?(この道で合っていますか?)」と確認すると、意思疎通がスムーズになります。ただし、最初に「Excuse me」と声をかけるなど、基本的なマナーは守りましょう。

体調不良で病院に行く時、「具合が悪い」とだけ伝えれば大丈夫ですか?

「I don’t feel well.(具合が悪いです)」と伝えることはできますが、より具体的な症状(例:頭痛、腹痛、発熱)を伝えた方が、医師は適切な診断を下しやすくなります。上記で紹介した基本単語を使って、できるだけ詳しく説明することをお勧めします。

緊急時に英語が出てこなかったらどうすればいいですか?

まずは落ち着くことが大切です。スマートフォンの翻訳アプリを使う、または「Help me, please.(助けてください)」や「Emergency.(緊急です)」などの短い単語で周囲に状況を知らせましょう。重要な連絡先をメモしたカードを常に持ち歩くことも有効な対策です。

著者プロフィール

大学受験・英語資格試験塾講師。大学時代にアメリカへ1年間留学。卒業後は海外書籍を取り扱う出版社で編集職に6年間従事した後、英語教育の現場へ転身。大学受験生向けや、社会人の英語資格試験対策の講義を担当し、実践的で分かりやすい解説に定評がある。出版社時代に様々なジャンルの英語書籍を担当した経験から、法律から工学まで業界特有の英語表現やビジネス英語に関する幅広い知識を持つ。また、二児の母という立場から、実体験に基づいた子どもの英語教育に関する発信も行っている。

目次