オンライン英会話サービス「QQEnglish」を運営する株式会社QQ Englishは2026年9月12日、英語学習の悩み「知っているはずの簡単な英語が聞き取れない」という課題に焦点を当てた有料オンライン講座を、9月16日に開催すると発表しました。
なぜ「知っている英語」が聞き取れないのか?

多くの英語学習者が経験するのが、「文字で読めば意味がわかる簡単な英文が、音声になると途端に聞き取れない」という壁です。
単語や文法の知識はあるのに、なぜネイティブの話すスピードについていけないのでしょうか。その原因の一つが、実際の会話で生じる「音声変化」です。
例えば、映画やニュース、あるいは外国人の同僚の話す英語が、単語ひとつひとつをはっきり発音する教材とは全く違って聞こえることはありませんか。文字で見れば誰もが知っている「What do you want to do?」が、「ワダヤワナドゥ?」のように変化して聞こえる現象です。このギャップがリスニングの難しさの一因となっています。
音声変化とは、単語が単独で発音されるときとは異なり、実際の会話の中で単語と単語がつながったり、音が変化したり、一部の音が消えたり、弱く発音されたりする現象を総称したものです。
講座で学ぶ「4つのルール+1つの原則」とは
この講座では、「4つのルール+1つの原則」という具体的な枠組みを通して、音声変化の仕組みを体系的に学びます。文字で読む英語と実際に耳にする英語のギャップを埋める、まさにリスニングの「地図」となる知識です。
- 連結(Linking) ― 音と音がつながって別の響きになるパターン。例えば、「get it」が「ゲリット」のように聞こえる現象です。
- 同化(Assimilation) ― 隣り合う音の影響で音が変わるパターン。「don’t you」が「ドンチュー」と変化するのが典型的な例です。
- 脱落(Elision) ― 発音されずに消える音。「next day」の「t」の音がほとんど聞こえなくなるようなケースがあります。
- 弱化(Reduction) ― 弱く短く発音される音。特に冠詞や前置詞、代名詞などの機能語が、強勢のない位置で「to」が「タ」のように弱く発音されます。
- 英語のリズムの原則 ― 強く読む語(内容語)と弱く読む語(機能語)が一定のリズムで並ぶ、英語の「波」のような流れです。この原則を理解すると、単語の羅列ではなく、意味の塊として英語を捉えられるようになります。
講座では、ただルールを聞くだけでなく、「解説 → 書き取り体験 → 実演 → 練習」という実践的な流れで進みます。理論を理解し、実際に耳で聞き、自分でも発音してみることで、知識がスキルへと定着します。当日参加できなくても、アーカイブ動画で繰り返し学習できるのが魅力です。
これらのルールを知ることは、リスニングの「暗号解読」に例えられます。今まで雑音のように聞こえていた部分が、「あれは連結だ」「これは弱化している」と認識できるようになると、聞こえる英語の世界が一変します。講座は、この壁を乗り越えたい学習者にとって、具体的な道筋を示す貴重な機会となるでしょう。
講師はUdemy受講者3,000人の発音指導の専門家
本講座の講師を務めるのは、早稲田大学大学院で英語教育を専攻し、英語発音指導士®の資格を持つHiroki English氏です。発音とリスニング指導の専門家として、オンライン講座プラットフォームUdemyでは累計約3,000人の受講者を集め、YouTubeチャンネルでも2.1万人以上の登録者を抱える実績があります。
- Hiroki English 氏(AI英語コーチ)
- 早稲田大学大学院修士課程(英語教育専攻)修了
- 英語発音指導士®の資格を保有
- Udemyでの講座受講者累計約3,000人
- YouTubeチャンネル登録者数2.1万人以上
講座の具体的な進め方
この講座は、単なる知識のインプットだけでなく、「解説 → 書き取り体験 → 実演 → 練習」という実践的な構成で進みます。
まず、音声変化のルールについて解説を受けた後、実際の音声を書き取る体験を通じて自らの聞き取りの癖や弱点を認識します。次に講師による実演を見て、正しい音の出し方を確認し、最後に参加者自身が練習を行うことで、知識を体感に変えていきます。
90分のライブ配信後も、2026年9月30日までアーカイブ動画を視聴できるため、復習や当日参加が難しい場合も安心です。講演資料のPDFも配布される予定です。
こんな英語学習者におすすめの講座



この講座は、単語や文法は知っているのに、実際の音声を聞き取るのが難しいと感じている人に、その原因を「音の仕組み」から解き明かし、具体的な対策を学べる場として企画されました。特に以下のような悩みを抱える方におすすめです。
- 文字で読めば意味がわかるのに、音になると途端に聞き取れないと感じる
- リスニングの学習を続けているのに、伸びている実感が得られない
- ネイティブスピーカーが話す自然な速度の英語についていけない
- 聞き流し学習やシャドーイングを試しても、効果を実感できていない
これらの悩みの多くは、「音声変化」という英語特有の現象を知らないことに原因があります。私たちが単語帳で覚える発音と、ネイティブが実際に話す時の音は、しばしば異なるのです。このギャップを埋める知識がなければ、いくら学習時間を増やしても壁にぶつかってしまいます。
講座では「なぜ聞こえないのか」を理解した上で、その場で実践できる対策を学びます。音声変化のルールを知ることは、単なる耳のトレーニングではなく、リスニングを正しい方向に導く「地図」を手に入れることに等しいのです。英語初級者から中上級者まで、リスニングに伸び悩みを感じるすべての方にとって、学習の転機となる可能性がある内容です。
講座開催概要と申し込み方法
音声変化を学ぶ講座の具体的な日程と、参加にあたって知っておきたいポイントをまとめました。後日アーカイブ動画が視聴できるため、当日都合が合わない方も安心です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日時 | 2026年9月16日(水)19:30〜21:00(日本時間・90分) |
| 参加費 | 1,500円(税込) |
| 申込締切 | 講座開始直前まで可能 |
| 使用ツール | Zoom |
| アーカイブ視聴 | 2026年9月30日まで可能(講演資料PDFも配布) |
開催日時と参加費
講座は、2026年9月16日の水曜日、夜の19時30分から21時までの90分間で開催されます。参加費は1,500円(税込)です。申し込みは、講座が始まる直前まで受け付けています。
申し込み時の注意点
講座はオンライン会議ツール「Zoom」を使って行われます。事前にアプリをパソコンやスマートフォンにインストールしておく必要があります。また、講師による画面共有があるため、パソコンやタブレットなど、比較的大きな画面での参加が推奨されています。
- Zoomアプリの事前インストールが必要です。
- 講座は録画されますが、参加者の音声や画面は録画・表示されません。
- アーカイブ動画は2026年9月30日まで視聴できます。
- 接続や設定に関する個別のサポートは提供されていません。
当日のライブ参加が難しい場合でも、特典としてアーカイブ動画の視聴が2026年9月30日まで可能です。講演で使用する資料のPDFも配布されるため、復習にも役立ちます。
リスニング力を根本から改善するための第一歩
単語や文法の知識があるのに、簡単な英語ですら聞き取れないと感じるのは、多くの学習者が直面する壁です。その原因の一つが、実際に会話で起こる「音声変化」です。英語では、単語と単語がつながったり、音が変化したり、一部の音が消えたり、弱く発音されたりすることがあります。このセクションでは、リスニング上達において音声変化の理解がいかに重要かを解説し、学習を継続するためのヒントをお伝えします。
音声変化の理解がリスニング上達の鍵
学習者が「読めばわかるのに、聞くとわからない」と感じるのは、学校で習う「単語帳に載っている発音」と、実際のネイティブスピーカーが話す「流れるような音声」との間にギャップがあるためです。例えば、「I want to go.」は「アイ ウォント トゥー ゴー」と一つひとつ区切って発音されることはほとんどなく、「アイワナゴー」のように音がつながって変化します。この変化のパターンを理解していなければ、知っている単語でも聞き取れないのは当然のことです。
音声変化の知識は、TOEICや英検などの資格試験のリスニングセクションでも非常に有効です。試験の音声はナチュラルスピードで収録されており、こうした音の変化が日常的に起こっています。音声変化のルールを知ることで、単に「聞き流す」のではなく、音の仕組みを意識しながら能動的に聞き取る練習ができるようになり、確実に点数向上につながります。
音声変化の理論(ルール)を学ぶことは大切な第一歩ですが、それだけでは不十分です。講座などでルールを学んだ後は、ドラマやニュース、ポッドキャストなどの実際の音声素材を使って、意識的にそのパターンを探しながら聞く練習を積み重ねましょう。初めは「ここで連結が起こっているな」と確認するだけで構いません。その積み重ねが、「聞こえない」を「聞こえる」に変える確かな力になります。
継続的な学習へのヒント
リスニング力の向上は一夜にして達成できるものではありません。特に音声変化への対応は、新しい「耳」を育てるような作業です。焦らずに、以下のようなアプローチで継続することが大切です。
- まずは「聞き取れない原因が音にある」と認識する。
- 基本的な音声変化のルール(連結、同化、脱落、弱化)を学び、具体例を確認する。
- 学んだルールを意識しながら、短いセンテンスや会話を繰り返し聞く(ディクテーションやシャドーイングが有効)。
- 自分の発音でもその変化を真似してみる。正しく発音できる音は、より聞き取りやすくなる。
大切なのは、「聞き取れない=自分の力不足」と落ち込むのではなく、「聞き取れない=学ぶべき音のルールがある」と前向きに捉える視点です。音声変化を学ぶことは、英語の「生の音」に一歩近づき、本当のコミュニケーション力を手に入れるための、確かな第一歩なのです。
関連リンク










