IELTS「採点官」はここを見ている!ライティング・スピーキングで減点される『日本人特有のクセ』完全診断ガイド

「ライティングはTask 2の構成を覚えた。スピーキングも話す練習を積んだ。なのにスコアがバンド6から上がらない——」そんな悩みを抱えていませんか?実はその原因の多くは、採点官が何を評価しているかを正確に理解できていないことにあります。攻略法を知っているつもりで、評価基準を読み違えている。これがバンド6の壁の正体です。

目次

採点官が見ている4つの評価軸と「日本人が落ちやすいポイント」

IELTSライティング・スピーキングの採点基準を採点官目線で読み解く

IELTSのライティングTask 2は4つの基準で採点されます。それぞれ25点ずつの均等配点ですが、採点官が実際に重視するポイントは、多くの受験者が想像するものとズレています。

  • Task Achievement(TA):問いに正面から答えているか。意見の立場が明確で、全体を通して一貫しているか
  • Coherence & Cohesion(CC):論理の流れが自然か。接続詞を「使っている」ではなく「適切に使えている」かどうかが問われる
  • Lexical Resource(LR):語彙の幅と正確さ。同じ単語の繰り返しや、難しい単語の誤用は大きく減点される
  • Grammatical Range & Accuracy(GRA):文法の多様性と正確さ。複雑な構文を使おうとして誤るより、正確な文を多様に書く方が評価される

スピーキングの4基準(Fluency & Coherence、Lexical Resource、Grammatical Range & Accuracy、Pronunciation)も構造は似ていますが、「流暢さ」と「発音」が加わる点が特徴です。採点官は単に「発音がきれいか」ではなく、意味の伝達を妨げていないかという観点で発音を評価します。

バンド6と7の間にある『見えない壁』の正体

バンド6の答案に共通するのは「形式は整っているが中身が薄い」パターンです。段落構成はできている、接続詞も使っている、語彙も悪くない——しかし採点官の目には「型をなぞっているだけ」と映ります。バンド7が求めるのは、形式の再現ではなく、意見や論点の深さと一貫性です。

採点官の視点

「この答案はバンド6の条件を満たしている。しかし、主張を支える具体的な根拠が浅く、語彙も限られた範囲に留まっている。接続詞は多用されているが、論理的なつながりが感じられない段落がある。バンド7には、もう一段の精度と深みが必要だ。」

では、日本人受験者に特有のクセはどの評価軸に影響するのでしょうか。以下の対応表で整理します。

日本人特有のクセ主に影響する評価軸具体的な減点理由
意見をはっきり述べない・曖昧な立場TA(Task Achievement)問いへの回答が不明確とみなされる
However / Moreover の乱用CC(Coherence & Cohesion)接続詞が論理をつなげておらず、機械的に見える
難しい単語の誤用・カタカナ英語の直訳LR(Lexical Resource)語彙の不正確さとして評価される
同じ文型の繰り返し(SVO一辺倒)GRA(Grammatical Range)文法の多様性が低いと判断される
語尾を上げる・単語を切って話すP(Pronunciation)意味の伝達に支障ありと判断されることがある
間を埋めるための「えー」「あの」多用FC(Fluency & Coherence)流暢さの欠如として評価される

「攻略法を知っている」のにスコアが伸びない人の多くは、この表のどこかで評価基準を読み違えています。次のセクションから、各クセを具体的に診断していきます。

【ライティング編】採点官が一目で見抜く『日本語脳』の5つのクセ

どれだけ語彙を増やしても、どれだけ構成を練っても、日本語の思考パターンのまま英語を書いている限り、採点官にはすぐに見抜かれます。ここでは、日本人学習者に特有の5つのクセを、根本原因・減点される評価軸・NG/OK例とともに徹底解説します。

クセ①:直訳思考——日本語の語順・構造をそのまま英語に持ち込む

日本語は「主語→目的語→動詞」の語順ですが、英語は「主語→動詞→目的語」が基本です。日本語で考えてから英語に変換する習慣があると、動詞が文末に来たり、修飾語が主語の前に積み重なったりします。採点官はCoherence & Cohesion(一貫性と結束性)の観点でこれを減点します。

NG: “Because many people in Japan about the environment worried are, the government new policies should make.”

OK: “Since many people in Japan are concerned about the environment, the government should introduce new policies.”

  • 自己診断:英文を書いた後、動詞が文末に来ていないか確認する
  • 自己診断:日本語の下書きをそのまま単語置換していないか振り返る

クセ②:主語の回避——「I think that…」の過剰使用と主語のぼかし

日本語は主語を省略する文化です。その影響で、英語でも “I think that I think that…” と同じ表現を繰り返したり、”It is said that…” で責任を回避したりするクセが出ます。Lexical Resource(語彙の豊富さ)Task Achievement(課題達成度)の両面で評価が下がります。

NG: “I think that it is important. I think that many people agree with this idea.”

OK: “This is clearly significant, as a growing number of people recognise its value.”

  • 自己診断:同じ段落に “I think” が2回以上登場していないか確認する
  • 自己診断:主語を “it” や “there” で逃げていないか見直す

クセ③:冗長構造——言いたいことを一文に詰め込む『和文和訳』パターン

日本語の長文を丸ごと一文で訳そうとすると、関係代名詞や接続詞が連鎖した読みにくい文になります。英語では短文を組み合わせる方が自然です。Grammatical Range & Accuracy(文法の多様性と正確さ)で低評価になります。

NG: “The problem which is caused by the fact that people who live in cities do not have enough time to exercise is becoming more serious.”

OK: “Urban residents often lack time for exercise. This has become an increasingly serious problem.”

  • 自己診断:一文に “which” や “that” が2つ以上ないか確認する
  • 自己診断:40語を超える一文がないかチェックする

クセ④:曖昧な論拠——「in Japan」「many people」に頼った根拠の薄さ

“Many people think…” や “In Japan, it is common…” は具体性がなく、採点官には根拠として認められません。Task Achievement(課題達成度)の評価では、主張を支える具体的な論拠が必須です。日本人は「みんなそう思っている」という感覚で書きがちですが、採点官は「誰が?なぜ?どのように?」を求めています。

NG: “Many people in Japan think that working long hours is a problem.”

OK: “Excessive working hours have been linked to declining mental health, with studies suggesting that overwork significantly raises the risk of burnout.”

  • 自己診断:”many people” の後に具体的な説明が続いているか確認する
  • 自己診断:”in Japan” を使った文が主張の根拠になっているか見直す

クセ⑤:接続詞の乱用——「However」「Moreover」を飾りとして使う問題

接続詞を「なんとなく文をつなぐもの」として使うと、論理の流れが崩れます。”However” は逆接、”Moreover” は追加情報——これを意識せずに使うと、Coherence & Cohesionで大幅減点です。

NG: “Exercise is important. However, it keeps us healthy. Moreover, many people enjoy it.”

OK: “Exercise is essential for maintaining health. Furthermore, it can serve as an effective way to manage stress.”

  • 自己診断:”However” の前後が本当に逆の内容になっているか確認する
  • 自己診断:接続詞を取り除いても文の意味が通じるか試してみる
5つのクセに共通する改善アプローチ

これら5つのクセはすべて「日本語で考えてから英語に変換する」習慣が根本原因です。答案を書き終えたら、上記の自己診断チェックリストを使って1クセずつ確認する習慣をつけましょう。採点官が評価する軸(Task Achievement / Coherence / Lexical Resource / Grammatical Range)のどれに影響するかを意識するだけで、見直しの精度が大きく変わります。

【スピーキング編】採点官が「また日本人だ」と感じる4つの話し方パターン

スピーキングで伸び悩む日本人学習者の多くは、語彙や文法の問題よりも先に、日本語の会話文化が英語スピーキングに悪影響を与えているという根本的な問題を抱えています。採点官は世界中の受験者を評価してきた経験から、日本人特有の話し方パターンを瞬時に見抜きます。4つのパターンを具体的な発話例とともに確認しましょう。

パターン①:回避表現——難しい話題で「I’m not sure but…」に逃げる習慣

意見を求められると、まず保留・謙遜から入るのが日本語の自然な流れです。しかし英語スピーキングでは、この習慣がFluency & Coherenceの評価を直撃します。

NG: “I’m not sure but… I think maybe… it’s kind of difficult to say…”(保留が続き、主張が出てこない)

OK: “In my view, the most significant factor is… and I say this because…”(立場を即座に示し、理由へ展開する)

採点官が求めているのは「正しい意見」ではなく「明確に展開された意見」です。自信がなくても、In my view / From my perspectiveで即座に立場を示す癖をつけましょう。

パターン②:沈黙と埋め言葉——「Umm…」「How can I say…」が多すぎる問題

日本語では「えーと」「そうですね」という間が自然ですが、英語では長い沈黙や過剰な埋め言葉がFluency評価を大きく下げます。採点官は「話すことを考えている」のではなく「語彙力・構成力が不足している」と判断します。

沈黙を英語らしい「つなぎ表現」に変換する

「Umm…」の代わりに使える自然なフィラー表現: “That’s an interesting question.” / “Let me think about that for a moment.” / “Well, there are a few ways to look at this…” これらは採点官に「考えながら話している」という印象を与え、Fluencyの減点を防ぎます。

パターン③:単文の連打——接続詞を使わず短文を並べる話し方の弱点

日本語は短文を積み重ねる言語ですが、英語スピーキングでは接続詞・関係詞を使って文を有機的につなぐことがCoherence(一貫性)の評価に直結します。

NG: “I like cities. Cities are convenient. There are many shops. I can go anywhere.”(単文の羅列で幼稚な印象)

OK: “I prefer living in cities because they offer convenience, not only in terms of shopping, but also in terms of transportation, which makes daily life much easier.”

because / which / not only…but also / while / whereasなどの接続表現を意識的に使うことで、採点官はあなたの英語力の高さをすぐに認識します。

パターン④:過剰な謙遜・同意——「Yes, I agree」で終わらせる日本的コミュニケーション

Part 3では採点官からの意見や問いかけに対し、自分の立場を明確に述べることが求められます。しかし日本の文化的背景から、相手の意見に同調して話を終わらせてしまう受験者が非常に多いです。

NG: “Yes, I agree with that. I think so too.”(同意して終了。展開がゼロ)

OK: “I largely agree, though I’d add that… / That’s a valid point, but I think it also depends on… because…”(同意しつつも自分の視点を加える)

日本語文化と英語スピーキングのギャップ

日本語では「沈黙は金」「謙遜は美徳」「同調は礼儀」とされます。しかしIELTSスピーキングでは、これらすべてが減点要因になり得ます。採点官が評価するのは「英語力」であり「礼儀正しさ」ではありません。積極的に自分の意見を展開する姿勢こそが、バンドスコアを上げる最短ルートです。

4パターン自己診断チェックリスト

自分の話し方を録音して振り返る際に、以下の項目を確認してみてください。

  • 意見を求められたとき、最初の一文で自分の立場を明示できているか
  • 「Umm」「How can I say」が1回の回答に2回以上出ていないか
  • because / which / while などの接続表現を1回の回答に最低1回使えているか
  • 採点官の意見に同意した後、自分の視点や補足を加えられているか

4項目すべてにチェックが入るようになれば、あなたの話し方は採点官に「評価しやすい」と感じさせる水準に達しています。まずは録音→チェック→修正のサイクルを繰り返すことが、スピーキングスコア向上への確実な一歩です。

「日本語脳」が生まれる根本原因——なぜ日本人は同じミスを繰り返すのか

ライティングでもスピーキングでも、日本人学習者が繰り返す「あのクセ」には、実は共通した根っこがあります。語彙や文法の知識不足ではなく、日本語という言語の構造そのものが、英語表現を歪めているのです。この根本原因を理解することが、スコア改善への最短ルートになります。

日本語と英語の構造的な違いが生む「翻訳思考」の罠

日本語と英語は、言語構造の根本から異なります。頭の中で日本語を組み立ててから英語に変換しようとすると、どうしても不自然な英語が生まれてしまいます。

特徴日本語英語
語順SOV(主語→目的語→動詞)SVO(主語→動詞→目的語)
主語省略が自然・むしろ省く方が自然原則として必須
結論の位置文末に置く(起承転結)文頭に置く(結論ファースト)
コミュニケーション文脈・空気に依存(ハイコンテクスト)言語で明示(ローコンテクスト)

特に「結論を最後に言う」という日本語の習慣は、IELTSのライティング・スピーキング双方で致命的な弱点になります。採点官は「この人は何を言いたいのか」を最初の数秒で判断するからです。

日本の英語教育が無意識に植え付けてきた3つの習慣

多くの日本人が受けてきた英語教育は、IELTSで求められるアウトプット能力とは相性が悪い面があります。

  • 文法訳読式の学習:英文を日本語に訳すことがゴールになり、「英語のまま考える」回路が育ちにくい
  • 読み書き偏重:リーディングとライティングに時間を割き、スピーキングやリスニングの訓練が圧倒的に少ない
  • 正解主義の評価:「合っているか・間違っているか」の二択評価が続き、試行錯誤しながら表現を広げる経験が少ない
学習背景の影響について

文法訳読式の学習自体が悪いわけではありません。読解力や精読力は確かに鍛えられます。問題は、その経験だけでIELTSに臨むと、「英語を英語のまま産出する」訓練が不足したまま試験に向かうことになる点です。

中級者が陥る「正確さ優先・流暢さ後回し」のジレンマ

ある程度英語を学んだ中級者ほど、「間違えたくない」という意識が強くなります。これが皮肉にも、スコアを下げる原因になります。

なぜ「正確に話そう」とするほどスコアが下がるのか?

IELTSのスピーキングとライティングは、語彙の多様性・表現の幅・流暢さも独立した評価項目として採点されます。安全な単語や構文だけを使い続けると、正確さのスコアは保てても、語彙力・流暢さのスコアが頭打ちになります。知っている表現の範囲内に収まろうとする「縮小思考」こそ、中級者の壁の正体です。

  • 簡単な単語・短い文に逃げてしまう
  • 同じ表現・同じ構文を繰り返してしまう
  • 言いたいことを「言えそうな範囲」に縮小してしまう

「日本語脳」の根本原因は、言語構造の違い・教育環境・心理的なブレーキの3層が重なって生まれています。次のセクションからは、この原因をふまえた上で、具体的な改善策を見ていきましょう。

クセ別・日本語脳の矯正トレーニング——採点官が評価するアウトプットへの切り替え法

ここまで診断してきた「日本語脳のクセ」は、ただ練習量を増やすだけでは直りません。クセの根本原因に対応した、的を絞ったトレーニングが必要です。ライティング・スピーキング・セルフ採点の3つに分けて、具体的な矯正法を見ていきましょう。

ライティング矯正トレーニング:『英語で考えてから書く』習慣をつくる3ステップ

日本語で考えてから英語に訳す「翻訳思考」を断ち切るには、思考の順序そのものを変えるトレーニングが効果的です。次の3ステップを毎日10〜15分続けることで、英語で発想する回路が育ちます。

STEP
英語でマインドマップを描く

お題(例: “technology”)を英語で中心に書き、関連する単語・フレーズを日本語を一切使わずに英語だけで書き出す。「日本語が浮かんだら一度止まる」ルールを徹底することで、英語思考の筋肉を鍛える。

STEP
アウトラインを英語で箇条書きする

本文を書く前に、主張・理由・具体例の骨格を英語の短い句で書き出す。この段階で日本語を使わないことが重要。「Introduction → Main point → Example → Conclusion」の型を繰り返すことで、英語の論理展開が体に染み込む。

STEP
タイマーで強制アウトプット(10分ライティング)

アウトラインをもとに、辞書なし・日本語なしで10分間書き続ける。完璧な文を目指さず、とにかく英語で考え続けることが目的。書き終えたら接続詞や構文の多様性をセルフチェックする。

スピーキング矯正トレーニング:回避・沈黙を減らす『即興発話』練習法

採点官が評価できるのは「実際に発話された英語」だけです。沈黙や回避表現が多いと、どれだけ知識があっても点数に結びつきません。以下の練習法で、即座に発話する反射神経を鍛えましょう。

即興発話トレーニング:3つの練習法
  • 【1分スピーチ】カードに書いたランダムなお題を引き、準備なしで1分間話し続ける。内容の質より「止まらないこと」を優先する
  • 【フィラー置き換え練習】”um…” や沈黙の代わりに “That’s an interesting point. Let me think…” など時間稼ぎフレーズを即座に出す練習を繰り返す
  • 【意見展開ドリル】”I think X because Y. For example, Z.” の型を使い、どんな話題でも30秒以内に3文の意見を組み立てる練習をする

共通矯正法:自分のクセを録音・録画で客観視する『セルフ採点』の進め方

自分のアウトプットを録音・録画して客観的に分析することが、最も効率的なクセの発見法です。以下のサイクルを週1回実践するだけで、改善スピードが大きく変わります。

フェーズやること確認ポイント
録音・録画模擬ライティング or スピーキングを実施し記録する本番と同じ時間・条件で行う
初回再生内容を確認せず「印象」だけをメモする詰まった箇所・繰り返した表現
診断照合前述のチェックリストと照合する翻訳表現・回避表現・接続詞の偏り
改善実施該当箇所を書き直し・言い直しする代替表現・構文のバリエーション
再録音同じお題で再度アウトプットする前回との比較で改善を確認する

このPDCAサイクルを週1回繰り返すことで、採点官の視点から自分のクセを体系的に潰していくことができます。練習量より「気づきの質」が、スコア改善の速度を決めます。

よくある質問(FAQ)

バンド6から7に上げるために、まず何から取り組めばいいですか?

最初に取り組むべきは「自己診断」です。本記事のチェックリストを使い、ライティングとスピーキングのどの評価軸で減点されているかを特定しましょう。原因が明確になれば、的を絞ったトレーニングで効率よくスコアを伸ばせます。全体的な練習量を増やすより、クセを1つずつ潰す方が近道です。

ライティングで接続詞を使いすぎると本当に減点されますか?

はい、減点されます。接続詞の「使用量」ではなく「適切さ」が評価されるからです。However・Moreoverを段落の冒頭に機械的に置くだけでは、Coherence & Cohesionの評価が下がります。接続詞を使う際は、前後の文が本当に逆接・追加の関係にあるかを必ず確認してください。

スピーキングで沈黙してしまうのを防ぐ方法はありますか?

「フィラー表現」を事前に準備しておくことが効果的です。”That’s an interesting question.” や “Let me think about that for a moment.” のような表現を反射的に出せるよう、日常的に練習しておきましょう。また、「I think X because Y. For example, Z.」の意見展開テンプレートを使うと、内容を考えながら話し続けやすくなります。

日本語で考えてから英語に訳す習慣はどうすれば直せますか?

「英語でマインドマップを描く」トレーニングが特に効果的です。お題に対して日本語を一切使わず英語だけで単語・フレーズを書き出す練習を毎日10〜15分続けることで、英語のまま発想する回路が少しずつ育ちます。最初は語彙が少なくて難しく感じますが、継続することで英語思考が自然になっていきます。

IELTSスピーキングで採点官に反論してもいいですか?

問題ありません。むしろ積極的に自分の視点を示すことが高評価につながります。採点官が評価するのは「礼儀正しさ」ではなく「英語力」です。”I largely agree, though I’d add that…” や “That’s a valid point, but I think it also depends on…” のような表現で、丁寧に自分の意見を展開する姿勢がバンドスコアを上げます。

著者プロフィール

大学受験・英語資格試験塾講師。大学時代にアメリカへ1年間留学。卒業後は海外書籍を取り扱う出版社で編集職に6年間従事した後、英語教育の現場へ転身。大学受験生向けや、社会人の英語資格試験対策の講義を担当し、実践的で分かりやすい解説に定評がある。出版社時代に様々なジャンルの英語書籍を担当した経験から、法律から工学まで業界特有の英語表現やビジネス英語に関する幅広い知識を持つ。また、二児の母という立場から、実体験に基づいた子どもの英語教育に関する発信も行っている。

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