NHKのラジオ番組英会話タイムトライアルの詳細
英会話タイムトライアルは「英語5分間トレーニング」に代わる番組であり、2012年4月2日からNHKラジオで放送されている語学番組の一つです。難しい文法などは使わず、小学生や中学生が習う簡単な単語を使って「タイムトライアル形式」で英会話を学び瞬発力を高めていきます。
英会話タイムトライアルの放送日
| 通常の放送 | 月曜日~金曜日 | 朝8時30分~8時40分 | ||
| 再放送 | 月曜日~金曜日 | 午後0時15分~0時25分 | 午後6時20分~6時30分 | 午後11時00分~11時10分 |
| 一挙放送(5回分) | 毎週土曜日 | 午前7時00分~7時50分 | 午後2時10分~3時00分 |
上記のほかにストリーミングで繰り返し語学の勉強が行えます。
NHKのラジオ語学講座とは？
NHKのラジオ語学講座は語学の学習を続けている人の強い味方であり、このラジオ語学を使って英語を取得した人も多くいます。ラジオさえあれば視聴は無料でテキストも400円程度で購入可能です。ラジオ番組なので決まった時間に放送され、聞き逃したしても再放送がありますので「英語学習」を習慣化するのにも役立ちます。
英会話タイムトライアルのメリットを紹介
英会話タイムトライアルは平日の朝8時半~8時40分の10分間のみ放送されている番組で、小中学生レベルの単語を使った質問に対して英語で受け答えを言える力をつけるトレーニングとなっています。
一般のテキスト教材や音声CDでは「インプット」することに重点を置かれていますが、その知識を使う機会が少なく「英会話」の上達に繋がりません。
しかし英会話タイムトライアルは「アウトプット」であるスピーキングに重点を置き鍛えていくため、知識を使う機会が増えて英会話の上達に繋がる点が大きなメリットと言えるでしょう。
英会話タイムトライアルのデメリットも紹介！
英会話タイムトライアルはよくできた番組であり、英会話を学ぶのであれば効果も期待できるでしょう。しかし、英会話タイムトライアルにもいくつかデメリットがありますので説明していきます。
英語基礎を学ぶには向きません
英語のアウトプットを鍛える勉強法となるので初級レベルの番組とはいっても、まったく英語を知らない人がこの番組を利用して勉強し始めるのには向いていません。まずはテキスト教材で勉強をして、ある程度英語を覚えてから挑戦するのがいいでしょう。
リスニング対策としては効率が悪い
英会話の質問に対して回答する番組なので、瞬発力は高められますがリスニング対策としては効率が悪いと言えるでしょう。もし、リスニングメインで勉強を考えているのであればYoutubeなどで多聴する方が効率が良いですね。
英単語の勉強には向かない
英会話タイムトライアルでは、アウトプットの瞬発力を鍛えるのには非常に効果がある番組ですが英単語自体の勉強をするのであれば、別の方法で暗記して覚えた方が早いでしょう。あくまでも英会話タイムトライアルは「英会話の質問」に対してすぐに答えられるようにするための番組であり、英単語を覚えるための番組ではありません。
上級者には少し物足りない
小学校や中学校で習うような英語を使って語学学習を行いますので、英語上級者の方には簡単なことが多いです。あくまでも英語初級~中級者の方向けのラジオ番組であることを覚えておきましょう。
NHKタイムトライアルを用いた勉強法のポイント
上記では、英会話タイムトライアルのメリット・デメリットを紹介しました。ラジオ番組なので英語を学ぶ「習慣化」がつけられることができる反面、あくまでも英会話として学ぶので「英単語」を学ぶのには向かないデメリットがあります。次にこの番組を用いた勉強法のポイントを紹介していきます。
昼休みなどを利用して聴くのが吉
英会話タイムトライアルは平日の朝の8時半から放送され、同日の昼12時15分、夕方の6時20分、夜の11時00分の3回に分けて再放送しています。昼休みに視聴すると生活リズムに組み込みやすくなり、自然と習慣化することが可能です。また昼は集中力が高まっている時間帯でもあるので、昼休みに行うことで効率的に英会話の勉強ができます。もし、朝に余裕がある方は8時半の時間帯で受けるのもいいでしょう。夜に視聴する場合は、個人差がありますが集中力が落ちてしまい効率も悪くなるので、おすすめしません。
リアルタイムに聴き続ける方がモチベーション維持できる
リアルタイムで聞くと前述でも書いてある通り英会話の「習慣化」に繋がり、モチベーションを低下しないで語学学習をすることができるので、負担にならずに継続しやすいです。土曜日には平日分の放送を一挙まとめて再放送があるのですが、週1で50分間も視聴をしなければならず集中力が持たなくなります。また週1だとモチベーションの維持も難しいので、リアルタイムで聴き続けたほうがモチベーションを保つことができるでしょう。
テキストは使わずに音声のみで勉強する
英会話タイムトライアルには400円程度のテキスト教材があり、そちらを使って勉強するのですがテキストを使わずに「音声のみ」で勉強するのがポイントとなります。質問されたことに対して「返事をする」ことを繰り返す番組で質問自体は簡単な英語が多いです。その為、重要なのはテキストそのものというよりも、その質問にリズム良く答えていけるかどうかであると言えます。
返事は二文！余裕があれば声を出して勉強する
質問に対する返事は「Yes」や「No」といった一文ではなく「Yes. I~」となるように二文以上で答えるようにするといいでしょう。また最初はどうしてもリズムに乗れず返事が遅れてしまったり、なかなか上手くいかないこともあるかもしれません。ですが慣れてくればリズムも掴めるようになります。また声に出して勉強すると自分の声が耳に入るためより効率的に語学を学ぶことができるでしょう。
余裕があればテキストや音声で復習する
放送時間終了後5分~10分したらテキストを確認しましょう。聞き取れなかった質問や確認しておかないといけない回答文に赤ペンなのでチェックをしておくことで、見直した時などに復習がしやすくなり効率が良くなります。
ただ前述にも書きましたが「昼休み」にやることで「習慣化」しやすくなりますが、昼食を摂るる・ゆっくりと休憩をする時間でもあるのであくまでも復習する場合は、余裕があればで構いません。自分の時間と相談しながら行いましょう。
英会話タイムトライアルはこんな人におすすめ
上記では、英会話タイムトライアルの勉強方法について紹介してきました。昼休みに利用することで習慣化していき、自然と英会話を学ぶ事ができるでしょう。次は英会話タイムトライアルはどんな人におすすめなのか説明をしていきます。
文面だけではイメージできずに英語を嫌いになりそうな方
英語が苦手な方、嫌いになりそうな方の理由としては「テキストにイラストがなくわかりにくい」ということがよく挙げられます。しかし、英会話タイムトライアルはテキスト+ラジオ番組で語学学習ができるので、その分イメージがしやすいです。また、テキストもイラストが入って見やすいように工夫されているので初心者でもわかりやすいように工夫されています。
英語を学ぶのではなく英会話を学びたい方
デメリットでも紹介しましたが英会話タイムトライアルは質問したことに対して「英会話」で答える番組となっているため「英語」「英単語」を学ぶには非効率となり向いていません。その為「1から英語を学びたい方」というより、ある程度英語は知っているがそれを使う機会がない人など「英会話を学びたい方」の方に向いています。
英語の基礎から学ぶのであれば、まずは単語帳などを購入をしてまずは英語の知識をつけることをおすすめします。その後に、英会話タイムトライアルを活用すると内容がよりスムーズに頭へと入っていきます。
毎日決まった時間にコツコツ勉強をする方
英会話タイムトライアルは平日の決まった時間に放送されるので、その時間にコツコツ勉強される方には向いています。オンライン英会話スクールのように24時間どこでも、受講できるわけではありません。しかし決まった時間に勉強することでモチベーションを保つことにも繋がり、結果的に英会話を覚える環境が自然と整うのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。「英会話タイムトライアル」はオンラインスクールを受講する余裕がない・昼休みの空き時間を有効に使いたいといった方でも気軽に英会話の勉強することができます。1日10分と短い放送時間で学ぶことができるのでぜひ、NHKのラジオ語学学習「英会話タイムトライアル」を視聴してみてください。
