英語教員を支援するプロジェクトの一環として、英語教員向けの無料オンラインウェビナーが開催されます。生成AI時代の学習法を授業や生徒指導にどう取り入れるか、予備校講師として知られる講師が解説します。
英語教員の悩みに応える無料オンラインウェビナー開催

人工知能の急速な普及は、英語教育の現場にも大きな影響を及ぼしています。生徒がAIツールを使って瞬時に発音練習や作文添削を行える時代になり、教える側の教員は指導のあり方に悩むケースも増えているといいます。生徒が主体的に学び、AIと共存しながら力を伸ばしていくための道筋を示すことが、現代の英語教員に求められています。こうした現場の悩みに応えるため、オンライン英会話サービスを展開する株式会社QQ Englishが、教員向けの無料ウェビナーを企画しました。
このウェビナーは「AIを活用した英語学習法 〜英語教員のための実践ヒント〜」をテーマとし、予備校講師として長年英語4技能指導や入試改革に携わってきた安河内哲也氏が登壇します。開催日時は2026年8月19日(水)の19時から20時で、Zoomによるオンライン形式です。対象は小学校から高校までの英語教員で、参加費は無料です。
背景にあるのは、多忙な教員が最新の教育トレンドを追う時間を確保しづらいという現実です。日々の授業準備や校務、部活動指導に追われる中で、AIを指導にどう活かすべきか模索する声に応えることが目的とされています。
多忙な教員にこそ役立つ短時間の実践ヒント
ウェビナーは1時間という短時間に設定されており、忙しい教員でも効率的に明日から使える知見を得られることを目指しています。具体的には、以下のような課題を抱える教員におすすめの内容となっています。
- 生徒にAIを使った効果的な学習法をどう指導すればよいか分からない
- 生成AI時代に対応した英語学習法の知識をアップデートしたい
- 生徒が自ら学び、力を伸ばしていける学習法を知りたい
- 他の教育現場でAIがどのように活用されているのか参考にしたい
登壇者・安河内哲也氏とは?英語教育の最前線で活躍する講師
今回のウェビナーの講師を務めるのは、予備校講師として長年英語4技能指導や入試改革に携わってきた安河内哲也氏です。幅広い講演・研修の経験を持つ同氏は、学校教育から企業研修まで、実践的な英語力向上の方法を広く伝えています。
氏は予備校での講師活動を基盤に、文部科学省の審議会委員としても活動しています。スピーキングテストや4技能試験の導入に向けた議論に参加し、日本の英語教育改革の一端を担っています。
- 予備校講師として、英語4技能の指導や入試改革に関わる。
- 文部科学省の審議会委員を務め、スピーキングテストや4技能試験の導入を推進。
- 中学・高校での講演、大学での特別講義など、教育機関での指導経験が豊富。
- 大手企業でのグローバル化研修や、教育委員会主催の教員研修で講師を務める。
学校教育の現場に留まらず、大学での特別講義や企業のグローバル化研修、さらには教育委員会が主催する教員研修の講師も務めています。このように、学習者だけでなく、指導者である教員の育成やサポートにも積極的に関わる点が、今回のウェビナーを企画する背景と深く結びついています。
こうした幅広い経験から、生成AIという新しいツールを学習にどう統合すべきか、生徒が自ら学びを深めるための道筋を示す視点が期待できます。多忙な教員が、自身の英語力向上や指導法の改善に取り組む時間を確保する難しさも理解しているからこそ、短時間で実践のヒントを持ち帰れる内容が用意されているのです。
AI時代の英語学習が抱える課題:生徒の「学ぶ意味」をどう伝えるか



AIが瞬時に発音練習や作文添削をこなせる現代、英語教員は新たな課題に直面しています。それは、技術的に「完結」してしまう学習を前に、生徒が自ら学ぶ意義や動機を、いかに説得力を持って伝えるかです。便利すぎるツールは、時に「なぜ自分で努力する必要があるのか」という根本的な疑問を生み出します。
AIに全てを任せきる学習には、少なくとも二つのリスクがあります。一つは、AIが生成する「正解」を単に受け入れるだけで、自分で考え、間違いから学ぶプロセスが失われることです。もう一つは、ツールへの依存が高まり、AIが使えない場面での実践的なコミュニケーション力が育たない可能性です。生徒がこれらの落とし穴に陥らないよう、導く役割が教員には求められています。
こうした状況で、単にAIを授業から排除する「敬遠」も、逆に全てをAIに「任せきり」にするのも、理想的な解決策とは言えません。大切なのは、AIを「共存」するパートナーとして捉え、生徒がそれを主体的な学びの「ツール」として活用する道筋を示すことです。つまり、教員の役割は、知識の伝達者から、学びのデザイナーやコーチへと進化することが求められているのです。
- AIを「使う」主体は誰か: AIが課題を解決するのではなく、生徒自身が目的を持ってAIを利用し、その出力を評価・編集するスキルを育てる。
- 学びの「プロセス」の価値: 最終的なアウトプットだけでなく、試行錯誤や対話を通じて思考が深まる過程そのものに教育的価値があることを伝える。
- 人間にしかできないこと: 文脈に応じた柔軟な表現、相手の感情を汲み取ったコミュニケーション、創造的な発想など、AIが苦手とする領域での力を伸ばす。
一般の英語学習者も知っておきたいAI活用の可能性
AIは今や、個人の英語学習をサポートする身近な学習パートナーとして活用されています。作文の添削、アイデア出しの支援、会話のシミュレーションなど、その用途は多岐にわたり、学習の効率化や継続の手助けとなる可能性を秘めています。
便利なツールである一方、その活用にはいくつかの注意点とコツがあります。最も重要なのは、AIの出力を鵜呑みにせず、自ら批判的に検証する力を養うことです。文法や表現が必ずしも正確とは限らず、文脈にそぐわない提案がなされることもあります。
- 活用の基本姿勢:AIはあくまで補助輪や対話相手として位置づけ、最終的な判断や学習の主導権は学習者自身が握ることが大切です。
- 効果的な活用法の例:例えば、英作文の自己添削では、まず自分で書いた英文をAIに文法チェックやより自然な表現を提案してもらい、その提案を参考書や辞書で確認しながら自分で修正するプロセスが有効です。
- 注意すべきポイント:AIに過度に依存すると、自分で考える力や応用力が育ちにくくなるリスクがあります。便利さに流されず、なぜこの表現が適切なのかを考える習慣を保ちましょう。
AIは強力な学習ツールですが、使い方次第です。学習者自身が主体的にコントロールすることで、その真価を発揮できます。
ウェビナー参加方法と詳細
英語教員向けの無料オンラインウェビナーの詳細と、参加に必要な環境についてご紹介します。このセッションは、2026年8月19日(水)の19時から20時(日本時間)に、Zoomを利用して開催されます。対象は、小学校・中学校・高校で英語を教える先生方です。
下記の通り、参加は無料で、事前申し込みが必要です。
- 開催日時:2026年8月19日(水)19時〜20時(日本時間)
- 開催形式:Zoomによるオンライン開催
- 対象:小学校・中学校・高校の英語教員
- 参加費:無料
- 申込方法:Peatixイベントページよりお申し込みください
申し込みはPeatixから
参加を希望される方は、Peatixの専用イベントページから事前にお申し込みください。定員などの詳細は、Peatixのページでご確認いただけます。申し込みが完了すると、参加に必要なZoomのミーティング情報が送付される流れとなります。
参加に必要な環境
ウェビナーへの参加には、安定したインターネット環境と、Zoomアプリの準備が欠かせません。主催者側からは、以下のような環境が推奨されています。
接続前の確認ポイント
- デバイスの準備:PC、タブレット、またはスマートフォンに、事前に最新版のZoomアプリをダウンロードしておきましょう。
- 推奨デバイス:イベント中は画面共有が行われるため、PCやタブレットなど、比較的大きなスクリーンからの参加が推奨されています。
- インターネット環境:音声や映像の途切れを防ぐため、安定したWi-Fiまたは有線LAN環境での接続をお勧めします。
ウェビナーは1時間という限られた時間です。事前に接続テストを行い、スムーズに参加できる状態を整えておくことで、内容に集中できるでしょう。
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