理学療法士・作業療法士のための英語完全ガイド:リハビリ評価・動作指示・退院計画を英語で正確に伝える実践フレーズ集

「Physical Therapist です」と英語で自己紹介できますか?外国人患者を担当する機会が増えているリハビリ現場では、職種の正確な英語名称と基本的な専門用語を押さえておくことが、信頼関係構築の第一歩になります。このガイドでは、PT・OTが現場で即使えるフレーズを体系的に整理します。

目次

リハビリ英語の基本:PT・OTが押さえておくべき専門用語と患者への自己紹介

理学療法士・作業療法士を英語でどう名乗る?職種の説明フレーズ

日本語の「理学療法士」「作業療法士」は、英語ではそれぞれ正式名称と略称があります。患者への自己紹介では略称だけでなく、役割を一言添えると理解が深まります。

日本語英語正式名称略称
理学療法士Physical TherapistPT
作業療法士Occupational TherapistOT
言語聴覚士(参考)Speech-Language PathologistSLP

自己紹介では次のフレーズが自然です。PTの場合は “I’m your physical therapist. I’m here to help you improve your movement and strength.”、OTの場合は “I’m your occupational therapist. I’ll help you with daily activities like dressing and bathing.” のように、役割を簡潔に添えましょう。

リハビリ現場で頻出する基本専門用語一覧(ROM・MMT・ADL・FIM など)

カルテや申し送りで日常的に使う略語も、英語での正式名称と意味を確認しておきましょう。

略語正式名称(英語)日本語訳
ROMRange of Motion関節可動域
MMTManual Muscle Test徒手筋力検査
ADLActivities of Daily Living日常生活動作
IADLInstrumental ADL手段的日常生活動作
FIMFunctional Independence Measure機能的自立度評価表
WBWeight Bearing荷重
NWBNon-Weight Bearing免荷
PWBPartial Weight Bearing部分荷重

Weight Bearing の種類(NWB / PWB / FWB)は、術後患者への動作指示で特に重要です。患者に正確に伝えるための専用フレーズは後のセクションで詳しく扱います。

初回セッション開始時の定番あいさつと同意取得フレーズ

初回セッションでは、患者の不安を和らげる声かけとインフォームドコンセントの取得が欠かせません。シンプルな英語で丁寧に説明することが、患者との信頼関係を素早く築くコツです。

  • “Hello, my name is [名前]. I’m your physical therapist today.” (自己紹介)
  • “How are you feeling today? Do you have any pain?” (体調確認)
  • “I’d like to explain what we’ll do today. Is that okay with you?” (同意確認の導入)
  • “Please let me know if you feel any pain or discomfort during the session.” (セッション中の注意喚起)
  • “Do you have any questions before we start?” (開始前の質問確認)
初回セッションのポイント

自己紹介・体調確認・説明と同意・質問確認の4ステップを踏むことで、患者が安心してリハビリに臨める環境を整えられます。特に「Is that okay with you?」や「Do you understand?」のような確認フレーズを挟む習慣をつけると、コミュニケーションのミスを防げます。

初回評価を英語で進める:問診・疼痛評価・関節可動域・筋力測定のフレーズ集

初回評価は患者との信頼関係を築く重要な場面です。問診から測定まで一貫して英語で対応できると、患者に安心感を与え、正確な情報収集にもつながります。場面ごとのフレーズをしっかり押さえておきましょう。

主訴・現病歴を聞き出す問診フレーズ(痛み・しびれ・動作制限)

問診では「どこが・いつから・何をすると」の3点を英語で引き出すことが基本です。以下のフレーズを流れに沿って使いましょう。

STEP
部位を確認する

“Where does it hurt?” (どこが痛みますか?)/”Can you point to where you feel the pain?” (痛い場所を指で示してもらえますか?)

STEP
発症時期を確認する

“When did the pain start?” (いつから痛みますか?)/”Did it come on suddenly or gradually?” (急に始まりましたか、それとも徐々にですか?)

STEP
増悪・寛解因子を確認する

“What makes the pain worse?” (何をすると痛みが強くなりますか?)/”Do you feel any numbness or tingling?” (しびれや刺すような感覚はありますか?)

疼痛スケール(NRS・VAS)を使った痛みの評価フレーズ

NRSを使う際は、まずスケールの説明を丁寧に行うことが大切です。患者が理解してから数値を答えられるよう、以下の定型フレーズを活用してください。

疼痛スケールの説明と質問フレーズ

“I’d like to ask about your pain using a scale from 0 to 10. Zero means no pain at all, and 10 means the worst pain you can imagine.” (0から10のスケールで痛みを教えてください。0は全く痛みなし、10は想像できる最大の痛みです。)

“On that scale, how would you rate your pain right now?” (そのスケールで、今の痛みは何点ですか?)

“And what is the worst it has been today?” (今日の中で一番強かった痛みは何点でしたか?)

関節可動域(ROM)測定時の動作指示と数値確認フレーズ

ROM測定では、患者に動作を正確に行ってもらうための指示が欠かせません。部位別の動作指示フレーズを以下の表で確認しましょう。

動作英語フレーズ発音のポイント
曲げてください(屈曲)Please bend your knee / elbow.bend は「ベンド」と短く
伸ばしてください(伸展)Please straighten your leg / arm.straighten は「ストレイトゥン」
ここで止めてくださいPlease stop there. / Hold it right there.Hold it は自然な口語表現
力を抜いてリラックスPlease relax. / Let it go loose.loose は「ルース」と伸ばす
痛みが出たら教えてくださいLet me know if you feel any pain.Let me know を一息で

徒手筋力検査(MMT)で使う抵抗・固定・指示のフレーズ

MMTでは「抵抗に対して押し返す」「力を保持する」という指示が特有です。患者が検査の意図を理解できるよう、動作前に必ず説明してから始めましょう。

  • “Please push against my hand as hard as you can.” (私の手に向かってできるだけ強く押してください。)
  • “Don’t let me move your arm. Hold it in this position.” (腕を動かされないように、この位置で保持してください。)
  • “Keep pushing. Don’t give up.” (押し続けてください。力を抜かないでください。)
  • “I’m going to apply some resistance. Tell me if it hurts.” (少し抵抗をかけます。痛ければ教えてください。)
  • “Now relax. That’s all for this test.” (では力を抜いてください。この検査はここまでです。)

MMTの結果記録では “Grade 4 — active movement against gravity with some resistance” のように英語で記載できると、外国人スタッフとの情報共有がスムーズになります。

動作練習・治療場面で使う英語:歩行・移乗・姿勢矯正・運動指示フレーズ集

動作練習の場面では、患者が指示を正確に理解できるかどうかが安全にも直結します。短く明確な英語で指示を出すことが、動作の質と安全確保の両方に欠かせません。場面ごとにフレーズをまとめて確認しましょう。

歩行練習の指示フレーズ:平地・階段・補助具使用時の声かけ

歩行練習では「どこを見るか」「足をどう動かすか」を具体的に伝えることが大切です。以下のフレーズを場面別に押さえておきましょう。

場面英語フレーズ日本語訳
着地の仕方Please land on your heel first.かかとから着地してください。
視線の向きKeep your eyes forward, not on the floor.床ではなく前を向いてください。
杖の持ち方Hold the cane in your unaffected hand.杖は健側の手で持ってください。
歩幅の指示Take a slightly wider step with your affected leg.患側の足を少し大きく踏み出してください。
階段(昇り)Step up with your stronger leg first.健側の足から先に上がってください。
階段(降り)Step down with your weaker leg first.患側の足から先に降りてください。
安全確認の声かけ例

歩行開始前には必ず “Are you ready to walk?” (歩く準備はいいですか?)と確認し、歩行中は “How are you feeling?” (気分はいかがですか?)と声をかけましょう。終了後は “Good job! Let’s rest for a moment.” (よくできました。少し休みましょう。)で締めくくります。

移乗・立ち上がり動作の介助指示と患者への説明フレーズ

移乗・立ち上がりは転倒リスクが高い場面です。患者が次の動作を予測できるよう、一つひとつ丁寧に声をかけながら進めましょう。

STEP
体重を前に移動させる

“Lean your body forward.” / “Shift your weight onto your feet.”(前に体重を乗せてください。)

STEP
手すり・アームレストを握る

“Hold the handrail firmly.” / “Grip the armrest with both hands.”(手すり・アームレストをしっかり握ってください。)

STEP
ゆっくり立ち上がる

“Stand up slowly.” / “Take your time — there’s no rush.”(ゆっくり立ち上がってください。急がなくて大丈夫です。)

姿勢矯正・体幹トレーニング・上肢機能訓練の動作指示フレーズ

OTが担当するADL訓練や上肢機能訓練では、細かな動作を言語で伝える力が求められます。「どの部位を」「どの方向に」「どのくらい」動かすかを英語で明確に指示できると、訓練の効率が大きく上がります。

訓練場面英語フレーズ日本語訳
姿勢矯正Sit up straight and pull your shoulders back.背筋を伸ばして肩を引いてください。
体幹トレーニングTighten your core and hold the position.体幹に力を入れてその姿勢をキープしてください。
箸の練習Try to pick up the object using chopsticks.箸を使って物をつまんでみてください。
ボタンの練習Try to fasten the button with your affected hand.患側の手でボタンを留めてみてください。
書字訓練Hold the pen lightly and trace the line slowly.ペンを軽く持ってゆっくり線をなぞってください。
上肢挙上Raise your arm as high as you comfortably can.無理のない範囲で腕をできるだけ高く上げてください。

運動の回数・セット・休憩を英語で伝える方法

反復練習では回数・セット数・休憩時間を明確に伝えることで、患者が自主練習でも迷わず取り組めます。定型表現をそのまま使い回せるよう覚えておきましょう。

  • “Please do this 10 times.” / 10回やってください。
  • “We’ll do 3 sets in total.” / 合計3セット行います。
  • “Rest for 30 seconds between sets.” / セットの間に30秒休んでください。
  • “Let’s do that one more time.” / もう一度繰り返しましょう。
  • “Hold for 5 seconds, then relax.” / 5秒キープして、その後力を抜いてください。
  • “Stop if you feel any pain.” / 痛みを感じたらすぐに止めてください。

「Hold for __ seconds.」「Repeat __ times.」「Take a __ second break.」の3パターンを覚えるだけで、ほとんどの反復練習指示に対応できます。数字を入れ替えるだけなので応用も簡単です。

ADL・FIM評価を英語で実施する:日常生活動作の観察・評価・記録フレーズ

ADL評価の場面では、患者に「何を観察しているか」を丁寧に伝えながら進めることが大切です。FIMやBarthel Indexの評価中は、患者が不安を感じないよう、目的と手順を短い英語で説明する習慣をつけましょう。

FIM・Barthel Indexの評価場面で使う観察・確認フレーズ

評価開始前には目的を説明し、患者の協力を得ることが重要です。以下のフレーズを状況に合わせて使い分けてください。

FIM評価の7段階:英語での説明フレーズ
  • 7(完全自立): “You can do this completely on your own, safely and in a reasonable time.”
  • 6(修正自立): “You can do this by yourself, but you need extra time or a device.”
  • 5(監視): “You can do this yourself, but I need to stay close by to watch.”
  • 4(最小介助): “You do most of this yourself. I only help a little — less than 25%.”
  • 3(中等度介助): “You do about half of this on your own. I assist with the rest.”
  • 2(最大介助): “You help a little, but I do most of the work — more than 75%.”
  • 1(全介助): “I will do this for you completely. Just try to relax.”

評価中に繰り返し使う確認フレーズも整理しておきましょう。

日本語英語フレーズ
自分でできますか?Can you do this by yourself?
どこまで自分でできますか?How much of this can you do on your own?
介助が必要ですか?Do you need any help with this?
普段はどのようにしていますか?How do you usually manage this at home?
今日は試しにやってみてくださいPlease try to do it on your own today.
無理せず教えてくださいPlease let me know if it’s too difficult.

食事・整容・更衣・入浴・トイレ動作の評価時に使う英語指示

各ADL項目の観察場面では、動作を促す短い指示が必要です。場面ごとに代表フレーズを確認しましょう。

ADL項目評価時の英語指示フレーズ
食事“Please try to eat using this spoon.” / “Can you open this package by yourself?”
整容“Please wash your face and brush your teeth as you normally would.”
更衣(上衣)“Please try to put on your shirt by yourself. Take your time.”
更衣(下衣)“Please try to put on your pants. I’ll be right here if you need help.”
入浴“Please wash your upper body as much as you can on your own.”
トイレ動作“Please manage your clothing and transfer to the toilet as you usually do.”
移乗“Please move from the bed to the wheelchair. I’ll assist if needed.”

“Take your time.” や “I’ll be right here.” を添えるだけで、患者の緊張が大きく和らぎます。評価の精度向上にも効果的です。

評価結果を患者・家族に英語でフィードバックする方法

評価後のフィードバックは、「できていること」を先に伝え、「支援が必要なこと」を後から説明する構成にすると、患者・家族が受け入れやすくなります。

  • 自立している場合:「You are independent with dressing. You can do it safely on your own.」
  • 一部介助が必要な場合:「You need a little help with bathing, mainly for your lower body.」
  • 見守りが必要な場合:「You can walk to the toilet by yourself, but someone should be nearby for safety.」
  • 全介助の場合:「Right now, you need full assistance with transfers. We’ll work on improving this together.」

フィードバック後は “Do you have any questions about what I just explained?” と確認を入れると、患者・家族の理解度を把握でき、信頼関係の構築にもつながります。

福祉用具・自助具の説明と退院計画:ホームプログラム・環境調整を英語で伝える

退院に向けた場面では、福祉用具の使い方説明からホームプログラムの指導、退院後の注意点の共有まで、多くの情報を患者・家族に正確に伝える必要があります。英語で話す患者には、専門用語の正式名称を押さえたうえで、平易な言い換えを添えると理解が深まります。

杖・歩行器・車椅子・装具など福祉用具の名称と使い方説明フレーズ

まずは福祉用具の正式英語名称を確認しましょう。日本語と英語の対応を把握しておくことで、説明の際に迷わず使えます。

日本語名称英語名称略称・補足
一本杖(T字杖)cane / straight caneT-cane とも呼ぶ
四点杖quad canequadripod cane
ロフストランドクラッチforearm crutch / Lofstrand crutchelbow crutch とも
歩行器(固定型)walker / standard walker
歩行器(前輪付き)rolling walker / wheeled walker
車椅子wheelchairmanual / power wheelchair
短下肢装具(AFO)ankle-foot orthosisAFO
膝装具knee orthosisKO

使い方を説明する際は次のようなフレーズが役立ちます。

  • “Hold the cane on your stronger side.” (杖は強い側の手で持ってください)
  • “Put on your AFO before standing up.” (立ち上がる前にAFOを装着してください)
  • “Lock the brakes before you sit down in the wheelchair.” (車椅子に座る前にブレーキをかけてください)
  • “Adjust the height of the walker so your elbows are slightly bent.” (肘が少し曲がる高さに歩行器を調整してください)

自助具・住宅改修の提案を英語で行う方法

住宅環境の調整は転倒予防と自立支援に直結します。提案の際は「安全のために〜をお勧めします」という丁寧な表現を使いましょう。

  • “I recommend installing grab bars in the bathroom.” (浴室に手すりを取り付けることをお勧めします)
  • “Removing thresholds will make it safer to walk.” (段差をなくすと歩行が安全になります)
  • “A raised toilet seat will make it easier to stand up.” (補高便座を使うと立ち上がりが楽になります)
  • “A long-handled reacher can help you pick things up without bending.” (長柄リーチャーを使うと前かがみにならずに物が取れます)

ホームエクササイズプログラムを患者に英語で説明・指導する

ホームプログラム説明のポイント

回数・頻度・中止基準の3点をセットで伝えることが鉄則です。患者が一人で安全に実施できるよう、具体的な数字と条件を明示しましょう。

  • “Please do this exercise 10 times, twice a day.” (このエクササイズを1日2回、10回ずつ行ってください)
  • “If you feel strong pain, stop immediately and rest.” (強い痛みを感じたらすぐに中止して休んでください)
  • “Please practice this before your next appointment.” (次回の来院までに練習してきてください)
  • “Hold each stretch for 30 seconds.” (各ストレッチを30秒キープしてください)

退院計画・目標設定を患者・家族と英語で共有するフレーズ

退院計画の説明は、目標の共有・注意事項・継続ケアの案内という3ステップで進めると伝わりやすくなります。以下の手順を参考にしてください。

STEP
目標を共有する

“Your goal is to walk independently with a cane at home.” (目標は自宅内で杖を使って自立歩行することです)

STEP
退院後の注意点を伝える

“After discharge, please be careful not to fall, especially on stairs and in the bathroom.” (退院後は特に階段と浴室での転倒に気をつけてください)

STEP
継続ケアを案内する

“We will continue outpatient rehabilitation once a week.” (週1回の外来リハビリを継続しましょう)”Please contact us if you have any concerns.” (何か心配なことがあればご連絡ください)

家族向けには “Please support him/her, but let them do as much as possible on their own.” (できる限り本人にやらせながらサポートしてください)という一言を添えると、過介助を防ぐ意識づけになります。

リハビリ英語をもっと伸ばす:現場で使えるコミュニケーション術と学習法

英語フレーズを覚えるだけでは、患者との本当のコミュニケーションは完成しません。「伝えた」と「伝わった」は別物であり、理解を確認する技術こそがリハビリ英語の核心です。このセクションでは、理解確認・言い換え・継続学習の3つの視点から実践的なスキルを解説します。

患者が英語を理解できているか確認するテクニック

「Do you understand?」と聞いても、患者は反射的に「Yes」と答えがちです。本当に理解されているかを確かめるには、ティーチバック法(Teach-Back Method)が効果的です。

ティーチバック法とは

説明後に「わかりましたか?」と聞くのではなく、「実際にやってみせてもらえますか?」と患者に動作や説明を再現してもらう確認技法です。理解のズレをその場で発見・修正できるため、医療現場での安全確保に非常に有効です。

使える表現例: “Can you show me how you would do that?” / “Could you walk me through the steps in your own words?”

「Yes/No」で答えられない質問を使うことも重要です。”What will you do first when you get home?” のようにオープンクエスチョンで確認すると、理解度がより明確になります。

うまく伝わらないときの言い換え・ジェスチャー活用法

専門用語が伝わらない場面は必ず起こります。そのときに慌てず対応できる引き出しを持っておきましょう。

  • 専門用語を平易な言葉に置き換える(例: “ambulation” → “walking”、”range of motion” → “how far you can move your arm”)
  • ジェスチャーで動作を示す(実際に自分でやって見せる “Like this.”)
  • 紙に簡単な図やイラストを描いて補足する
  • ゆっくり・区切って話す(”Let me say that again, slowly.”)
  • 数字や体の部位を指差しながら説明する

言い換えても伝わらない場合は、無理に英語だけで押し通さず、医療通訳サービスや多言語対応ツールの活用も検討しましょう。患者の安全が最優先です。

リハビリ英語を継続的に学ぶためのおすすめ学習アプローチ

リハビリ英語の上達には、「医療英語の知識」と「実践的なコミュニケーション力」の両輪が必要です。以下のアプローチを組み合わせることで、着実にスキルを伸ばせます。

医療英語の専門書はどう活用すればいい?

PT・OT向けの医療英語テキストや解剖学英語の参考書は、正確な専門用語の習得に最適です。まず頻出単語を100語程度リストアップし、実際の評価場面と紐づけて覚えると定着しやすくなります。

日常的に英語力を鍛えるには何をすればいい?

英語で書かれたリハビリ関連の論文や海外の臨床ガイドラインを定期的に読む習慣が効果的です。また、実際に使ったフレーズを記録する「リハビリ英語ノート」を作ると、自分だけのフレーズ集が蓄積されていきます。

オンライン学習ツールはどう選べばいい?

医療英語に特化したオンライン講座や、スピーキング練習ができる英会話サービスを活用しましょう。特に「患者への説明」を想定したロールプレイ練習が含まれるものを選ぶと、現場での応用力が高まります。

学んだフレーズは実際の臨床でどんどん使ってみることが最大の上達法です。失敗を恐れず、患者との対話の中で少しずつ磨いていきましょう。

著者プロフィール

大学受験・英語資格試験塾講師。大学時代にアメリカへ1年間留学。卒業後は海外書籍を取り扱う出版社で編集職に6年間従事した後、英語教育の現場へ転身。大学受験生向けや、社会人の英語資格試験対策の講義を担当し、実践的で分かりやすい解説に定評がある。出版社時代に様々なジャンルの英語書籍を担当した経験から、法律から工学まで業界特有の英語表現やビジネス英語に関する幅広い知識を持つ。また、二児の母という立場から、実体験に基づいた子どもの英語教育に関する発信も行っている。

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