英語学習誌「多聴多読マガジン」創刊20周年、10月号で30秒シャドーイング特集

英語学習誌「多聴多読マガジン」創刊20周年、10月号で30秒シャドーイング特集

英語学習誌「多聴多読マガジン」が、創刊20周年を迎えました。記念すべき10月号では、「英語耳と英語脳を同時に鍛える」ことを目的とした「30秒英語シャドーイング」が特集されます。シャドーイングに挫折した経験のある学習者に寄り添った、新しい入門アプローチが提案されています。

目次

「多聴多読マガジン」とは? 創刊20周年を迎える定番学習誌

英語学習誌「多聴多読マガジン」創刊20周年、10月号で30秒シャドーイング特集
雑誌基本情報

発行元:コスモピア株式会社
刊行頻度:隔月刊
10月号発売:2026年
特集テーマ:「30秒英語シャドーイング」

多読・多聴学習法の定番教材

「多聴多読マガジン」は、英語を「大量に読む」「大量に聴く」ことで、自然な英語の感覚と語彙力を養う学習法を実践する隔月刊誌です。長年にわたり、英語学習者に支持されてきた定番教材で、このたび創刊20周年を迎えました。やさしい英語から始めて、少しずつレベルを上げながら継続的にインプットを増やし、英語の回路を頭に作っていくことをコンセプトとしています。

20周年記念10月号の主な内容

20周年記念となる10月号は、読解とリスニングに加え、アウトプットにも焦点を当てた構成です。特集は「30秒英語シャドーイング」。これは「読めばわかる英語」と「パッと口から出る英語」の間にあるギャップを埋めることを目指した、短時間で取り組める入門メソッドとして紹介されています。

今号で扱われるコンテンツは、多様なジャンルに及びます。文学作品では、小川未明の『殿さまの茶わん』や、芥川龍之介の『羅生門』の英訳版が掲載されます。また、ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』のリトールド版も収録され、古典に親しむ機会も提供されます。

スピーチ教材としては、アメコミ界の著名な人物が自らのアイデアをプレゼンした際の逸話や、イギリス新首相の就任演説など、実用的で興味深い内容が2本用意されています。これらの豊富な素材を通じて、学習者は文化教養を深めながら、生きた英語に触れることができます

「30秒英語シャドーイング」特集の狙いと特徴

シャドーイングは、聞こえてくる英語を即座に追いかけて発話するトレーニング法です。リスニング力とスピーキング力の両方を鍛える効果が高い一方で、「難しすぎてついていけない」「長く続けられない」と感じ、挫折する学習者も少なくありません。

今回の特集が提案する「30秒英語シャドーイング」は、この挫折の壁を乗り越えるための新しいアプローチです。従来の長い素材を使う方法と異なり、素材をわずか30秒に区切ることで、学習の心理的ハードルを大きく下げることを目指しています。

なぜ「30秒」なのか? 学習継続のハードルを下げる

多くの学習者がシャドーイングで挫折する理由は、主に二つあります。一つは、長い音声を最後まで正確に発音するのが難しいという「技術的な難しさ」。もう一つは、毎日続けるための時間や気力の確保が難しいという「習慣化の難しさ」です。

30秒という短さは、この両方の課題を解決します。短時間であれば集中力を保ちやすく、何度も繰り返し練習することができます。また、「たった30秒なら今日もやってみよう」と、毎日の習慣として取り組みやすくなります。

従来のシャドーイング vs 30秒シャドーイング
  • 従来:長い音声を一気に練習 → 疲れて続かない
  • 30秒:短い区切りで集中 → 繰り返し練習が容易
  • 従来:まとまった時間が必要 → 習慣化が難しい
  • 30秒:スキマ時間で取り組める → 日常に組み込みやすい

特集で提案する「超々入門的アプローチ」

この特集は、「読めばわかる」英語と「パッと口から出る」英語の間にあるギャップを埋めることを目的としています。文法や単語は理解できても、実際の会話ではスムーズに出てこないという経験は、多くの学習者が持つ悩みです。

「超々入門的アプローチ」とは、正解を完璧に追いかけることよりも、まずは短い英語のリズムや音の流れに「乗る」体験を優先する方法です。30秒という短い区切りで、少しずつ「音を聞き取り、口を動かす」回路を作り、英語を身体に染み込ませていくことを目指します。

この方法は、シャドーイングに苦手意識を持つ初心者だけでなく、中級者にとっても、スピーキングの瞬発力を磨く効果的な練習として活用できるでしょう。

シャドーイングとは? 英語学習における効果と一般的な方法

シャドーイングとは、聞こえてくる英語の音声のすぐ後ろを、影(シャドー)のように追いかけて真似して発音するトレーニング法です。英語の「音」と「リズム」を身体に染み込ませ、リスニング力とスピーキング力を同時に鍛える効果が高い学習法として知られています。

リスニングとスピーキングを同時に鍛える学習法

シャドーイングの最大の魅力は、英語を「聞く」ことと「話す」ことを同時に行う点にあります。ネイティブスピーカーの発音、アクセント、イントネーション、リズムをそのまま模倣する過程で、英語を日本語を介さずに直接理解する「英語脳」が育っていきます。これは、長文を読んで理解する「読解力」とは異なる、「聞いてすぐに理解し、反応できる」瞬発力を養うのに非常に有効です。

シャドーイングの主な効果
  • 英語独特の音声変化(リンキング、リダクション)に耳が慣れる。
  • 正しい発音やイントネーションが身につき、自分の発話が通じやすくなる。
  • 英語を英語の語順のまま処理する力が向上し、リスニングの負担が軽減される。
  • 口や舌を英語の発音に慣れさせ、スピーキングの流暢さが増す。

一般的なシャドーイングの進め方とコツ

シャドーイングに初めて挑戦する場合、いきなり音声だけを追うのは難しいものです。以下のようなステップを踏むことで、無理なく効果的に取り組むことができます。

STEP
スクリプトを見ながら音読

まずは、音声のスクリプト(原稿)を見ながら、音声に合わせて声に出して読んでみましょう。知らない単語の発音や意味を確認し、内容を大まかに理解します。

STEP
スクリプトを見ながらシャドーイング

次に、スクリプトを見ながら、音声からほんの少し遅れて追いかけて発話します。音声のスピードやリズムに集中し、完全に一致させることを目指します。

STEP
音声だけを追うシャドーイング

スクリプトを見ずに、音声だけを頼りにシャドーイングを行います。最初はついていけなくても問題ありません。聞き取れなかった部分は、再度STEP1や2に戻って確認しましょう。

成功の鍵は、自分のレベルに合った教材を選ぶことです。理解度が7割から8割の内容が理想的で、知らない単語や構文が多すぎると挫折の原因になります。また、小説やスピーチなど、自分が興味を持てる題材を選ぶことで、学習を持続させやすくなります。

シャドーイングは毎日やるべきですか?

理想は短時間でも毎日継続することです。1日10分から15分でも、習慣化することで効果が現れやすくなります。まとめて長時間やるよりも、少しずつでも毎日続ける方が、口や耳を英語に慣れさせるのに役立ちます。

シャドーイング中に意味を理解する必要はありますか?

最初のうちは、音声やリズムに集中するため、意味を追うのは二の次でも構いません。しかし、ある程度慣れてきたら、内容を理解しながら行う「内容理解型シャドーイング」に移行すると、より総合的な英語力向上が期待できます。

どうしても音声についていけない時はどうすればいいですか?

教材のレベルが高すぎる可能性があります。もう少しゆっくりとした音声や、単語数が少ない短い文章から始めてみましょう。また、再生速度を0.75倍や0.5倍に遅くして練習する方法も有効です。慣れてきたら徐々に元の速度に戻していきます。

新書籍『30秒英語シャドーイング』発売と定期購読プラン

『多聴多読マガジン』創刊20周年を記念し、10月号の特集をさらに深掘りした書籍『30秒英語シャドーイング』が、2026年9月30日に発売されます。雑誌特集では「読めばわかる英語」と「パッと口から出る英語」のギャップを埋めるアプローチを提案しましたが、書籍ではその手法をより体系的に、継続しやすい形で学べる内容となっています。

書籍化でより詳しく、より実践的に

「シャドーイングは難しくて続かない」と感じた経験のある人に向けて、30秒という短い単位で集中的にトレーニングする方法を詳しく解説します。雑誌で触れたコンセプトを、ステップバイステップで実践できるよう、より多くの例文や練習方法を収録していると想定されます。

お得な年間定期購読の3コースを紹介

創刊20周年を機に、同誌の年間定期購読プランが発表されました。基本の雑誌購読に加え、デジタルコンテンツをセットにしたプレミアムプランも用意されており、学習者一人ひとりのスタイルに合わせて選べるのが特徴です。

プラン名内容価格(税込・送料無料)
定期購読雑誌1年間(隔月刊6冊)
電子版バックナンバー読み放題
関連出版物・通信講座・英語絵本10%OFF
9,240円
プレミアムプランA定期購読コース内容 +
「英語読み放題・聞き放題」サービス1年間
12,360円
プレミアムプランBプレミアムプランA内容 +
「AI英語スピーキング」サービス1年間
14,860円

基本コースでは、雑誌本体に加えて過去の号を電子版で読み返せる特典が付きます。プレミアムプランAでは、さらに「英語読み放題・聞き放題」サービスが追加され、豊富な英語素材にいつでもアクセスできる環境が整います。

そして、最も充実した学習環境を求める人向けがプレミアムプランBです。読み放題・聞き放題に加え、「AI英語スピーキング」サービスがセットになっており、発話の練習やフィードバックを得る機会も確保できます。特集の「30秒英語シャドーイング」を実践する上で、これらのデジタルサービスは強い味方となるでしょう。

デジタルサービスの活用で学習を加速

「読み放題・聞き放題」サービスは多読・多聴学習の継続を、「AI英語スピーキング」はスピーキング練習の機会をそれぞれ提供します。シャドーイングはインプット(聴く)とアウトプット(話す)の両方が必要な学習法です。これらのサービスを組み合わせることで、特集で取り上げた短時間集中型のトレーニングを、より効果的かつ持続可能なものに発展させることが期待できます。

英語学習者へのアドバイス:新しい教材をどう活用するか

『多聴多読マガジン』の創刊20周年記念号で特集された「30秒英語シャドーイング」は、シャドーイングを難しいと感じる人や、継続に課題を感じる人にこそ試してほしい入門的なアプローチです。ここでは、この特集や関連書籍を自分の学習に効果的に組み込むための具体的なヒントを紹介します。

「30秒シャドーイング」を生活に取り入れるコツ

30秒という短い時間を設定する最大のメリットは、習慣化のハードルが下がることです。通勤中や家事の合間、寝る前のわずかな時間でも、集中して取り組むことができます。大切なのは、毎日少しずつでも続けることです。「今日は無理だな」と思った日は、15秒でも構いません。完璧主義を捨て、まずは「口を動かす」という小さな行動を積み重ねることが、長期的な上達への近道です。

  • 朝の準備時間や通勤電車の中で、1つの素材を30秒間シャドーイングしてみる。
  • 最初は、雑誌に掲載されているような短いスピーチや物語の一部など、自分が興味を持てる素材を選ぶ。
  • 同じ30秒の音声を1週間繰り返し練習し、徐々に付いていける感覚を味わう。

多読・多聴学習と組み合わせた相乗効果

『多聴多読マガジン』のような学習雑誌の強みは、多様なジャンルの読み物や音声素材が一冊にまとまっている点です。まずは多読や多聴で、知っている日本語の物語の英訳や、興味のある分野のスピーチなど、自分に合った素材を探しましょう。その中で、特に「音の響きが好き」「内容に共感できる」と感じた部分を、シャドーイングの練習素材として使うのです。

学習を続けるモチベーション維持のヒント

学習を継続するためには、小さな達成感を積み重ねることが不可欠です。30秒のシャドーイングを1週間続けたら、その素材の音声を最初に聞いた時と比べて、どれだけ聞き取れるようになったか、あるいは口がスムーズに動くようになったかを自分で確認してみましょう。その「できた」という感覚が、次の学習への最も強力な原動力になります。

このように、多読・多聴で「理解する力」を養い、シャドーイングで「瞬発的に口に出す力」を鍛える。二つの学習法を連携させることで、「読めばわかる英語」と「パッと口から出る英語」の間にあるギャップを、効果的に埋めていくことができます。新しい教材は、この相乗効果を生み出すための、豊富な素材の宝庫として活用してみてください。

関連リンク

本記事は「コスモピア株式会社」が配信したプレスリリースを元に執筆しています。

著者プロフィール

大学受験・英語資格試験塾講師。大学時代にアメリカへ1年間留学。卒業後は海外書籍を取り扱う出版社で編集職に6年間従事した後、英語教育の現場へ転身。大学受験生向けや、社会人の英語資格試験対策の講義を担当し、実践的で分かりやすい解説に定評がある。出版社時代に様々なジャンルの英語書籍を担当した経験から、法律から工学まで業界特有の英語表現やビジネス英語に関する幅広い知識を持つ。また、二児の母という立場から、実体験に基づいた子どもの英語教育に関する発信も行っている。

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