2026年10月22日、英語教育機関であるGlobal Learner’s Institute(GLI)は、小中高生向けの体験型学習プログラム「フィールドトリップ Plus」を新たに発表しました。2026年11月22日(日)に開催されるこのプログラムでは、「しいたけ狩り」をテーマに、実体験を通じて英語を「使う」機会を提供します。単なる野外活動ではなく、英語学習と探究的な学びを融合させたGLIならではの取り組みです。
「フィールドトリップ Plus」とは? 英語学習と体験を融合させたプログラム
「フィールドトリップ Plus」は、国内外のボーディングスクール進学を支援するGLIが提供する、体験型の学習プログラムです。従来の教室での座学とは異なり、五感を使って実際に「何かをすること」が学習の入り口になります。今回の「しいたけ狩り」を例に取れば、子ども達はキノコが育つ現場を訪れ、収穫し、調理するという一連の流れを英語の環境で経験します。
英語を「使う」体験を重視した学習
このプログラムの大きな特徴は、英語を「勉強する」対象から、「伝えるための道具」として位置づけている点です。しいたけがどのように育つかを観察し、収穫の喜びを感じ、自分で考えたレシピを説明する。その一連のプロセスにおいて、自然と英語を使う必要性が生まれます。「英語で発表する」という最終ゴールに向けて、それまでの全ての体験が意味を持つ構成となっています。これは、言語学習において非常に効果的なアプローチと言えるでしょう。
探究心・創造力・表現力を同時に育む
プログラムが目指すのは、英語力の向上だけではありません。発表資料によれば、以下の3つの力を育むことが掲げられています。
- 新しい体験を通した興味・関心の拡大
- 自分で考え、アイデアを形にする力
- 体験したことを英語で伝える力
しいたけという身近な食材を起点に、観察(探究心)からレシピ創作(創造力)、そして英語での発表(表現力)へと、学びの連鎖が設計されています。
このプログラムの根底には、「CLIL(内容言語統合型学習)」という教育アプローチの考え方があります。これは、歴史や科学などの「教科内容」と「外国語」の学習を統合的に行う方法です。例えば、「しいたけの生態について学び(内容)、それを英語で説明する(言語)」というように、二つを同時に習得することを目指します。GLIはこのCLILを活用し、思考力や創造力と英語力を同時に育成することを掲げています。
プログラムの流れと具体的な学びのポイント
「フィールドトリップ Plus:Shiitake Adventure!」は、単なるしいたけ狩り体験ではなく、「体験→思考→表現」という一連のプロセスを通して、子どもの探究心や創造力を育む構成になっています。プログラムは4つのステップで進み、それぞれの段階で異なる学びの機会が設けられています。
最初のステップは、しいたけが育つ姿を観察し、自分の手で収穫することです。普段スーパーで見るしいたけと、実際に栽培されている姿を見比べることで、食材に対する見方が変わります。この段階では、観察力と、自然や食物への素直な好奇心を育むことが狙いです。
次に、自分で収穫したしいたけを使って、「しいたけのバター炒め」と「しいたけミニピザ」を作ります。食材が自分の手によって料理に変わっていく過程を体験することで、調理への興味関心が高まります。自分で収穫したものを食べる経験は、食への感謝の気持ちも育てます。
体験は食べて終わりではありません。ここでは「おうちでも作れそうなレシピ」を自分で考えます。これは単なる料理の延長ではなく、自分のアイデアを具体化する創造的な作業です。自由な発想を促し、家庭での学習や実践へとつなげる橋渡しの役割を果たします。
最後のステップで、これまでの体験を振り返り、学んだことや考えたレシピを英語で発表します。これは単なるスピーチ練習ではなく、体験した事実を整理し、自分の考えを組み立て、相手に伝えるという総合的な言語活動です。英語を「使う」実践の場として設計されています。
この4ステップを通じて、子どもたちは以下のような力を自然に身につけていくことが期待できます。
- 観察力と探究心:身近な食材の育ち方を知り、「なぜ?」「どうして?」という疑問を持つきっかけになります。
- 創造力と実践力:自分の手で収穫・調理し、さらにオリジナルのアイデアを形にすることで、創造的な思考と実行力が養われます。
- 表現力と伝える力:体験を言語化し、英語で発表する過程で、自分の考えを整理し、相手に伝える技術が磨かれます。
このプログラムの最大の特徴は、英語学習を単独の科目としてではなく、「体験を伝えるためのツール」として位置づけている点です。しいたけ狩りという具体的な経験が土台にあるため、英語での発表も空虚なスピーチ練習ではなく、「伝えたい中身のあるコミュニケーション」になります。これは、CLIL(内容言語統合型学習)の考え方に基づいた、効果的な言語習得アプローチと言えます。
開催概要と申し込み方法
プログラムの魅力と流れが分かったら、次は具体的な開催日時や参加方法を確認しましょう。保護者の方がお子さんの参加を検討する際に必要な実用的な情報を、以下にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プログラム名称 | フィールドトリップ Plus:Shiitake Adventure!Let’s Pick, Cook & Discover! |
| 開催日時 | 2026年11月22日(日) 9時00分~17時00分(集合時間:8時50分) |
| 集合・解散場所 | GLI広尾校 |
| 行き先・体験場所 | 東京きのこランド |
| 対象学年 | 小学2年生〜高校生 |
| 定員 | 12名 |
| 参加費(税込) | GLI在籍生:7,000円 一般参加者:8,000円 |
対象年齢と参加費
このプログラムは、小学2年生から高校生までを対象としています。比較的幅広い年齢層の子どもたちが参加することで、異なる学年間での交流や刺激が生まれることも期待できます。定員は12名と少人数制のため、一人ひとりにスタッフの目が行き届き、充実したサポートが受けられる環境です。
参加費は、GLIに通う在籍生と一般参加者で異なります。このプログラムの価格には、しいたけ狩りの体験料、食材費、施設利用費、指導料、保険などが含まれていると考えられます。英語学習と貴重な食体験が組み合わさった一日プログラムとしては、適正な価格設定と言えるでしょう。
申し込みの流れ
参加を希望される場合は、主催機関の公式LINEアカウントを通じての申し込みが必要です。具体的な手順は以下の通りです。
まずは、主催機関の公式LINEアカウントを友だち追加します。
トーク画面を開き、「11月FT」というキーワードを含むメッセージを送信します。これが申し込みの第一歩となります。
申し込み後、詳細なタイムスケジュールや当日の持ち物リストなど、より具体的な案内が受け取れるはずです。これらの情報は、公式ブログでも確認することができます。
定員が限られていますので、参加を希望される場合は、早めの申し込みをおすすめします。また、お子さんの食物アレルギーや持病がある場合は、申し込みの段階で必ず主催機関に相談するようにしましょう。
体験型英語学習が子どもにもたらす可能性
英語学習は、机の上での暗記や文法の勉強だけではありません。このプログラムのように、子どもの「好き」や「興味」を入り口にした体験型の学びは、学習への動機づけとして非常に有効です。食事や自然など、子どもが身近に感じるテーマから始めることで、英語は「試験のための科目」から「自分の思いを伝えるための道具」へと、その捉え方が変わります。
例えば、しいたけ狩りで感じた驚きや、自分で作った料理の味を誰かに伝えたいと思った時、英語は生きたコミュニケーションツールになります。これは、社会で求められる「伝える力」の基礎を、楽しみながら築くことに他なりません。
「好き」を原動力にした学習の効果
一般的に、学習効果を高める大きな要素は「内発的動機づけ」、つまり「知りたい」「やってみたい」という本人の内側から湧き上がる意欲です。料理や自然観察といった具体的な活動は、この動機づけを引き出すのに適しています。プログラムでは、収穫から調理、レシピの考案まで、全てが一連の「探究プロセス」として設計されています。
子どもが「楽しい」「面白い」と感じる活動の中に英語での表現機会を組み込むことで、英語学習に対する心理的ハードルを下げ、自然なアウトプットを促すことができます。これは、従来の「教わる」スタイルとは異なる、能動的な学習体験です。
社会で求められる「伝える力」の基礎作り
プログラムの最終ステップは、体験したことを英語で整理し発表する「振り返り」です。これは単なるスピーチ練習ではなく、体験→思考→言語化という一連の知的作業の訓練です。自分の発見やアイデアを、相手に分かりやすく伝えるためには、物事を順序立てて整理し、適切な言葉を選ぶ力が必要です。
- 自分が感じたことを言語で表現する(自己表現力)
- 論理的に考えを組み立てる(論理的思考力)
- 聞き手を意識して伝え方を工夫する(コミュニケーション力)
これらの力は、英語での発表に限らず、日本語でのプレゼンテーションや文章作成など、あらゆる学びの場面で基盤となる重要なスキルです。さらに、プログラムでは小学2年生から高校生までが一緒に活動します。異なる年齢の仲間と交流し、互いの視点や考え方に触れることは、多様性を理解し、協働する力を育む貴重な機会にもなります。
運営元GLIについてと今後の展開への期待
このユニークな体験プログラムを主催するのは、国内外のボーディングスクール(寄宿制学校)への進学を専門に支援する英語教育機関、GLI(Global Learner’s Institute)です。通常の英語学習プログラムを補完する形で、このような体験型の学びの機会を提供している背景には、どのような考え方があるのでしょうか。
ボーディングスクール進学支援を軸とした教育機関
GLIは、コンサルティング型の英会話スクールとして位置づけられています。その最大の特徴は、単なる語学力の向上だけでなく、英語で考え、探究し、創造する力を同時に育むことを目指している点です。具体的には、CLIL(内容言語統合型学習)というアプローチを用いて、英語を「学ぶ対象」から「学ぶための道具」へと転換させる教育を行っています。
教科科目(社会、理科、芸術など)の内容を、外国語を使って学ぶ学習方法です。例えば「しいたけの生態」という理科的なテーマを、英語で学びながら考え、英語で発表する過程で、語学力と思考力の両方を鍛えることができます。
この教育方針は、海外のボーディングスクールが求める「主体的に学ぶ力」や「多様な視点を表現する力」を養うことに直結しています。単語や文法の暗記だけでは太刀打ちできない、総合的なコミュニケーション能力と探究心の育成が、GLIのプログラムの根幹にあるのです。
体験プログラムの位置づけ
今回の「しいたけ狩り」プログラムは、こうしたGLIの教育理念を、教室の外で実践する特別な機会として設計されています。机上の学習で得た知識を、実際の体験と結びつけ、最終的には英語で自分の言葉として発信する。この一連の流れは、言語学習の理想的な循環を体現しています。
プログラムを通して身につくのは、英語力だけではありません。食材の背景を知り、調理し、オリジナルのレシピを考える過程は、批判的思考力(クリティカル・シンキング)や創造性(クリエイティビティ)を刺激します。これらは、国際的な環境で学び、将来活躍するために不可欠な「21世紀型スキル」の一部です。
このような体験型プログラムが定期的に開催されることは、英語学習の選択肢を大きく広げる可能性を示しています。従来の「受験英語」や「会話レッスン」とは一線を画し、子どもの興味や好奇心を原動力に、実社会で通用する真の言語運用能力を育む。GLIの取り組みは、今後の英語教育の一つの方向性として、多くの学習者や保護者にとって参考になる事例と言えるでしょう。
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