留学先として人気の高いインドですが、実際どのような国なのでしょうか？ここでは、インドについていろんな角度から紹介していきます。インドに留学を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
インドとはどんな国？
インドは13億人という世界で2位の人口を誇り、またその人口は将来中国を抜くとも言われています。
また近年では、観光ビザ取得が緩和されたり映画を共同で作ったりするなど、日本とインドとの友好関係が深まるような事柄が多くあり、二国の距離は年々近づいている印象です。
インドへは直行便を使えば、日本から9時間程で向かうことができます。
インドの歴史・文化
インドは以前イギリスの植民地でした。その影響により、英語はイギリス英語が主流になっています。他にも、宗教の教えに沿った食文化や国際化、法律で禁止されているものの根強く残っているカースト制など、日本とは違う文化が多く存在します。
そのため、これらを事前の予備知識として頭に入れておくことをおすすめします。
インドの生活スタイル
インドでの生活は、英語とヒンディー語を使っていますので英語を学びたい方にはとてもおすすめです。また、インドはハングリー精神が強く、比較的強い心意気を持った人々が多いと言われています。
集団での生活がほとんどなのでマンツーマン授業を望んでいる人には向いていませんが、ハングリー精神溢れる生徒たちの中でITや英語を学べるので、そのようなライフスタイルを望んでいる人にはとてもおすすめな国です。
なぜインドの留学費用が安いのか
フィリピンやインドに英語留学をする人が増えていますが、それには留学費用が安いからという理由が多く挙げられます。
なぜ、インド留学は費用が安いのか、そのわけや相場などをまとめましたので、留学を検討している方は参考にしてみてください。
インドの留学費用が安い理由
インド留学が安い理由は、主に2つあります。
1つ目は、留学先の食事や宿泊施設がほかの国に比べて簡素だという点です。フィリピンなどの場合は、宿泊施設にご飯が3食付いているので、お金が掛かります。しかし、インドの場合基本的に食事は付いていません。そして、宿泊場所も相部屋であることが多く、宿泊費用も安く済みます。
2つ目は物価が安いという点が挙げられます。日本に比べてとても物価が安く、家賃もだいたい3万～7万円程度（2万ルピーから4万ルピー）で抑えられるため、留学費の多くを占める家賃が抑えられ、結果的に留学費全体も抑えることができます。
これらをまとめると、基本的に物価が安く、かつ宿泊について自分でカスタマイズすることにより、他国よりも滞在費用を抑えられるので留学費用が安くなるということになります。
インド留学の費用相場
インド留学の相場は、1カ月でだいたい10万～35万円、1年間で最大200万円程となっています。
アメリカ留学などに比べるととても安く、世界中の留学生に人気です。インドは経済面でも気軽に留学ができますので、まずは１カ月から始めてみるのも良いでしょう。
他の国の留学費用の相場
インド留学はとても値段が安いですが、英語留学でよく挙げられるカナダやアメリカと比べるとどうなのでしょうか。
1年間の留学だと、アメリカは230万〜400万円程、カナダは170万〜300万円程は掛かるとされています。
インドの留学費用が最大200万円程と言われていることを考えると、カナダやアメリカといった以前から留学先としてメジャーで知られている地域に比べ、かなり留学費が抑えられることが分かります。
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インドの治安や衛生面の問題点
高度な英語とIT技術が学べて、かなりお得に留学ができるインドですが、日本とは違う生活環境に慣れることができるかどうかが重要な鍵となってきます。
ここからは、インドで暮らすに当たって注意しなければならない事柄について解説していきます。
インドの治安情勢
日本はとても治安が良い国として評判ですが、インドの治安はどうなのか気になる方もいらっしゃるかと思います。実は、日本と同じような感覚でインド留学をしてしまうと危険であることをご存知でしょうか。
インドでは、日本人留学生をターゲットにした犯罪が存在するだけでなく、狂犬病の恐れがあるため、野良犬にも気をつけないといけません。また、交通整備もあまり整っていないため車道を歩くときに細心の注意を払う、衛生面の問題から屋台の食べ物を気軽に食べないといったことにも気をつけないといけません。
インド留学に限ったことではありませんが、夜に出歩くのも危険なので控えましょう。
自分でよくわかっていないエリアに足を踏み入れたその場所が、実は大変危険なエリアだった、なんてことになっては取り返しのつかないことになります。事前に情報収集しておくなど、自分の力で犯罪に巻き込まれない努力が必要です。
インドの衛生環境
結論から言えば、インドの衛生環境は日本に比べてかなり悪いです。
例えば、水には細心の注意が必要で、水道水は飲むだけでなく口に含むだけでお腹をくだしてしまう人もいます。また、トイレにはトイレットペーパーがなく、トイレにある桶に水を汲み手で洗い流すか、ゴミ箱がある場合は持参したトイレットペーパーを使いゴミ箱に捨てる方法しかありません。
不衛生な環境に慣れていない人は、日本から持ってこれるもので対応できるよう事前に準備しておきましょう。
どうしても衛生面が気になる場合、多少生活費はかかってしまいますが、インドの中でも特に裕福な層が住む街で暮らすことで衛生的な生活を実現させることも可能ではあります。
インドで体調を崩したらどうすれば良いのか
留学先で体調を崩してしまったらどうしようと考える方もいるかと思います。せっかく留学したのに病気の思い出しかないなんていう事態になっては大変悲しいです。
そうならないように事前にどうすれば良いか知っておくことで、慣れない生活でも安心して留学ができるはずです。
ここでは、もしインドで病気になったらどうすれば良いかをまとめてみました。
薬は買える？
薬は病院でもらうことができますので、具合が悪くなったら怖がらず、早めに病院を受診してください。病院に行くときには留学生という身分で受診するため、IDカード（パスポートなどの身分証明書）と共に、クレジットカード、現金なども持参し、大きめの病院に向かうようにしましょう。
自分だけでは不安な場合、留学先の知り合いや信頼できる知人などに付き添ってもらうのも良いかもしれません。
また、薬局などでも風邪薬や胃腸薬が売っていますので、もし症状が軽い場合は、病院に行かなくても薬を購入することができることも併せて覚えておきましょう。
病院は保険適用される？
まず結論から述べると、インドでの留学であっても留学保険に入っていれば保険が適用されます。
留学するにあたって、高額な医療費が掛かるということはない前提で多くの日本人は英語を学びに行くかと思いますがそれは大変危険です。
インドでは手術と医療搬送にかなりお金が掛かってしまうのですが、留学保険に入っておけば負担を軽くすることができます。
また、留学保険の中には盗難保険が付いているものもありますので、そのようなオプションも事前に検討した上で、留学保険に入るかどうかを決めて頂くことを強くお勧めします。
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まとめ
いかがでしたでしょうか？インド留学は物価が安く高度な英語とITが学べるという部分が魅力的ですが、治安面や衛生面ではアメリカやカナダにはかなり劣るので、事前知識として知っておいたほうが良いでしょう。
インドは費用面からみても他国よりも気軽に留学ができて、かつ国全体としても今後ますます発展していくとされている未来性の高い国です。エネルギッシュな雰囲気に触れながら英語を勉強したいと思う方は、ぜひインドでの英語留学に挑戦してみてください。
