英語で『電話・ビデオ通話』を完全攻略!コールの開始から終了・折り返し・クレーム対応まで非ネイティブが自信を持てるビジネス英会話フレーズ完全ガイド

「英語の電話、正直ちょっと怖い…」そう感じたことはありませんか?対面なら何とかなるのに、電話やビデオ通話になった途端に頭が真っ白になってしまう——そんな経験をしている英語学習者はとても多いです。でも安心してください。電話英語が難しく感じる理由には明確なパターンがあり、それを知って「型」を身につければ、誰でも自信を持って対応できるようになります。この記事では、通話の開始から終了まで、あらゆるシーンで使えるフレーズをフェーズ別に徹底解説します。

目次

なぜ電話英語は難しいのか?音声コミュニケーション特有の4つの壁

視覚情報ゼロ・リアルタイムという二重のプレッシャー

対面の会話では、表情・ジェスチャー・口の動きといった視覚情報が理解を大きく助けてくれます。ところが電話では、それらが一切使えません。言葉だけで意図を正確に伝え、相手の言葉だけから意味を読み取る必要があります。さらに電話はリアルタイムのやり取りなので、「少し考えてから返信する」という選択肢がありません。沈黙が続けば気まずくなり、聞き直しも何度もしにくい——この二重のプレッシャーが、英語学習者にとって電話を特別に難しく感じさせる大きな原因です。

  • 表情・ジェスチャーが使えず、言葉だけで意図を伝えなければならない
  • 即座に反応しなければならないプレッシャーがある
  • 聞き直しが重なると相手に悪い印象を与えそうで躊躇してしまう
  • メモを取りながら話すなど、マルチタスクが求められる

電話とビデオ通話、それぞれの特有リスク

電話とビデオ通話は「音声でやり取りする」点は共通ですが、それぞれ異なるリスクを抱えています。状況に応じた対策を知っておくことが重要です。

電話 vs ビデオ通話:媒体別リスクメモ

【電話】音質の劣化・雑音・回線の途切れが発生しやすい。相手の口の動きが見えないため、聞き取り難易度が最も高い。

【ビデオ通話】映像と音声の遅延・接続トラブルが起こりやすい。画面越しでも表情が見えるため電話よりは有利だが、背景・照明・マイク品質など気にすべき要素が増える。

「型」を持てば怖くない:フェーズ別アプローチとは

電話英語が難しいのは、語彙力や文法力だけの問題ではありません。「次に何を言えばいいかわからない」という認知負荷の高さが最大の壁です。フレーズの「型」を事前に準備しておくことで、本番中の脳のリソースを「聞くこと」と「考えること」に集中させられます。この記事では、通話をフェーズに分けて、それぞれで使える定番フレーズを体系的に紹介します。

STEP
通話の開始・名乗り・取り次ぎ

第一声で好印象を与えるフレーズ。名前・会社名の伝え方、担当者への取り次ぎ依頼。

STEP
保留・転送・折り返し対応

相手を待たせる際の丁寧な表現と、折り返し・伝言を依頼・受けるフレーズ。

STEP
聞き直し・聞き取れない時の対処

音質トラブルや聞き取れない場面での自然な聞き返しフレーズ。

STEP
クレーム・トラブル対応

感情的な場面でも冷静に対応できる謝罪・確認・解決提案のフレーズ。

STEP
通話の締め・終了

会話をスムーズに締めくくり、好印象で終わるためのクロージングフレーズ。

各フェーズのフレーズを「型」として覚えておくだけで、実際の通話中に「次に何を言えばいいかわからない」という焦りが大幅に減ります。まずは自分がよく使うフェーズから習得していきましょう。

【フェーズ1〜2】通話の開始・名乗り・取り次ぎ・保留・転送フレーズ集

フェーズ1:電話を受ける・かける時の第一声と名乗り方

電話での第一声は、相手に安心感を与える大切な瞬間です。受電・発信どちらの場合も「会社名+名前+目的」の3点セットを素早く伝えることが鉄則です。これだけで相手は「誰から・何の用件か」を即座に把握でき、会話がスムーズに始まります。

シーン英語フレーズ日本語訳丁寧度
受電(フォーマル)Thank you for calling [会社名]. This is [名前] speaking. How can I help you?[会社名]にお電話ありがとうございます。[名前]でございます。ご用件をどうぞ。フォーマル
受電(カジュアル)[名前] speaking.[名前]です。カジュアル
発信(フォーマル)Hello, this is [名前] calling from [会社名]. I’m calling regarding [用件].[会社名]の[名前]と申します。[用件]についてお電話しました。フォーマル
発信(カジュアル)Hi, it’s [名前] from [会社名]. Do you have a moment?[会社名]の[名前]です。少しよろしいですか?カジュアル

NG表現:受電時に “Hello?” とだけ答えるのはビジネスでは不適切。必ず会社名か名前を名乗りましょう。

フェーズ2:取り次ぎ・保留・転送の定番フレーズ

担当者への取り次ぎや保留・転送は、ビジネス電話で最も頻出する場面のひとつです。相手を待たせる際は必ず一言添えて、丁寧な印象を保ちましょう。

シーン英語フレーズ日本語訳丁寧度
保留をお願いするCould you hold for a moment, please?少々お待ちいただけますか?フォーマル
保留をお願いするPlease hold the line.そのままお待ちください。フォーマル
保留をお願いするCan you hold on a sec?ちょっと待ってもらえますか?カジュアル
転送するI’ll transfer you to [担当者名/部署名].[担当者/部署]におつなぎします。フォーマル
転送するI’ll put you through to [担当者名/部署名].[担当者/部署]に回します。フォーマル
転送前の説明Let me transfer you to the person in charge.担当者におつなぎします。フォーマル
担当者不在I’m afraid [名前] is not available right now. May I take a message?あいにく[名前]は只今対応できません。伝言を承りましょうか?フォーマル
NG表現に注意

“Hold on!” は友人同士なら問題ありませんが、ビジネスの場では唐突に聞こえます。必ず “Could you hold for a moment, please?” のように依頼形を使いましょう。また転送時は “I’ll connect you.” だけでなく、誰に転送するかを必ず伝えることがマナーです。

ビデオ通話(オンライン会議)開始時の特有フレーズ

ビデオ通話では、音声・映像の接続確認が必要なため、電話とは異なる特有フレーズが登場します。接続トラブルは相手のせいではないので、丁寧かつ冷静に状況を伝えることが大切です。

STEP
接続・映像・音声を確認する
  • Can you hear me? / Can you hear me okay? ―― 聞こえますか?(カジュアル)
  • Can everyone hear me clearly? ―― 皆さん聞こえていますか?(フォーマル)
  • Can you see my screen? ―― 画面共有が見えていますか?(カジュアル)
STEP
接続トラブルを伝える
  • You’re breaking up a little. ―― 少し音声が途切れています。(カジュアル)
  • I’m having trouble hearing you. Could you speak up? ―― 聞き取りにくいです。もう少し大きな声でお願いできますか?(フォーマル)
  • I think you’re on mute. ―― ミュートになっているようです。(カジュアル)
STEP
会議を開始する
  • Let’s get started. / Shall we begin? ―― 始めましょう。(フォーマル)
  • Is everyone ready? ―― 皆さん準備はいいですか?(カジュアル)

【フェーズ3〜4】伝言・折り返し依頼と『聞き取れなかった時』の切り抜け術

フェーズ3:担当者不在時の伝言・折り返し依頼フレーズ

担当者が不在だった時、焦って電話を切ってしまうのはもったいないです。「伝言を残す」か「折り返しを依頼する」かの2択を即座に判断できれば、不在対応はほぼ完璧です。以下の対話例で両パターンを確認しましょう。

【伝言を残したい時】”Could you take a message?” / 【折り返しを依頼したい時】”Could you ask him to call me back?”

シーン使えるフレーズ日本語訳
担当者不在を告げる側I’m afraid he’s not available right now.あいにく只今席を外しております。
伝言を受けるWould you like to leave a message?伝言はよろしいでしょうか?
伝言を残すCould you take a message, please?伝言をお願いできますか?
折り返しを依頼するCould you ask her to call me back?折り返しお電話いただけますか?
自分から折り返すI’ll call back later. / I’ll try again later.後ほどかけ直します。
連絡先を伝えるMy number is …私の番号は…です。
折り返し依頼のワンポイント

“Please have him call me back at his earliest convenience.” と言うと「ご都合のよい時にお電話ください」というニュアンスになり、より丁寧な印象を与えられます。

フェーズ4:聞き返し・聞き取れなかった時の黄金フレーズ

電話で聞き取れなかった時、多くの人が “Sorry?” だけで乗り切ろうとしがちです。しかし同じ表現を繰り返すと気まずくなるため、複数のバリエーションを持っておくことが大切です。

フレーズニュアンス
I’m sorry, could you say that again?丁寧な基本形。どんな場面でも使える
Could you speak a little more slowly, please?速さが問題の時に有効
I’m sorry, I didn’t catch that.「聞き取れなかった」を自然に伝える
Could you repeat that, please?シンプルで使いやすい
I’m having a little trouble hearing you.回線・音声の問題として丁寧に伝える
Did you say [聞き取れた語]?部分的に確認する上級テクニック

“Did you say ~?” は聞き取れた一部を使って確認する上級技。例:”Did you say Thursday the 15th?” のように使うと、相手も「どこまで伝わったか」がわかり会話がスムーズになります。

スペルアウト・数字・固有名詞の確認テクニック

名前や住所など固有名詞の聞き間違いは、電話トラブルの大きな原因です。そこで活躍するのがフォネティックコード(Phonetic Alphabet)です。「B(ビー)」と「D(ディー)」「P(ピー)」のような紛らわしいアルファベットを、単語に置き換えて伝える国際標準の方法です。

フォネティックコード早見表(A〜Z)

A=Alpha / B=Bravo / C=Charlie / D=Delta / E=Echo / F=Foxtrot / G=Golf / H=Hotel / I=India / J=Juliet / K=Kilo / L=Lima / M=Mike / N=November / O=Oscar / P=Papa / Q=Quebec / R=Romeo / S=Sierra / T=Tango / U=Uniform / V=Victor / W=Whiskey / X=X-ray / Y=Yankee / Z=Zulu

使い方の例:”My name is Baker — that’s B for Bravo, A for Alpha, K for Kilo, E for Echo, R for Romeo.”

何度も聞き返すのは失礼ではないですか?

むしろ確認せずに間違えるほうが問題です。”I want to make sure I have this right.”(正確に把握したいので)と一言添えると、誠実な印象を与えられます。聞き返すこと自体は丁寧なフレーズを使えばまったく失礼ではありません。

相手の英語が速すぎて全然わからない時はどうする?

“I’m sorry, could you speak a little more slowly? English is not my first language.” と素直に伝えるのが最善です。ほとんどのネイティブスピーカーは快く対応してくれます。

数字の聞き間違いを防ぐコツはありますか?

数字は必ず復唱(リピートバック)して確認しましょう。”So that’s 5-1-3, correct?” のように区切って確認するのが基本です。特に13と30(thirteen / thirty)など紛らわしい数字は要注意です。

大切なマインドセット

「わからなかったことを素直に伝える」のは弱さではなく、プロフェッショナルな姿勢です。曖昧なまま進めてミスを起こすより、その場で確認するほうが相手への誠実な対応になります。フレーズを覚えたら、あとは「確認することをためらわない」という気持ちを持つだけで、電話英語の質は大きく変わります。

【フェーズ5】電話・ビデオ通話でのクレーム対応と問題解決フレーズ

電話クレームが対面より難しい理由と心構え

対面であれば表情や姿勢で「真剣に聞いています」と伝えられますが、電話やビデオ通話では言葉だけが頼りです。電話クレームは相手の感情が高ぶりやすく、沈黙や言葉の選び方一つで状況が悪化するリスクがあります。だからこそ、初動の一言が対応全体の印象を左右します。「まず聴く・共感する・行動を示す」この3つを電話特有の状況で実践するフレーズを身につけましょう。

クレームを受けた時の初動フレーズ:まず聴く・共感する

クレームの電話を受けたら、まず相手の話を遮らず最後まで聞くことが大前提です。話し終えたタイミングで共感を示し、詳細を確認するフローを徹底しましょう。

状況英語フレーズ日本語訳
共感を示すI completely understand your frustration.ご不満はよく理解できます。
謝罪するI sincerely apologize for the inconvenience.ご不便をおかけして大変申し訳ございません。
詳細を確認するCould you walk me through what happened?何があったか詳しく教えていただけますか?
話を聞いていると示すI’m listening. Please go ahead.聞いております。どうぞ続けてください。
復唱して確認するJust to make sure I understand correctly…正しく理解できているか確認させてください…

電話では「沈黙=無関心」と受け取られやすいです。相手が話している間も “I see.” “Right.” “I understand.” などの短い相槌を適度に挟みましょう。

解決策の提示・エスカレーション・フォローアップの伝え方

問題の詳細を把握したら、次は「何をするか」を明確に伝える番です。その場で解決できない場合でも、曖昧な返答は禁物。必ず「誰が・いつまでに・何をするか」をセットで伝えることで信頼を回復できます。

STEP
共感・謝罪(初動)

I completely understand your frustration, and I sincerely apologize for the trouble this has caused.

STEP
詳細の確認

Could you walk me through what happened? / Could you give me your order number so I can look into this right away?

STEP
解決策の提示またはエスカレーション
  • 即時対応できる場合:Here’s what I can do for you right now…
  • 上位担当へ引き継ぐ場合:I’ll escalate this to our team right away.
  • 確認が必要な場合:I need to check on this and get back to you. Would that be okay?
STEP
フォローアップの約束

I’ll follow up with you by [time/date]. Thank you for bringing this to our attention. / You have my word that we’ll resolve this as soon as possible.

電話クレームで絶対に使ってはいけないNG表現
  • “That’s not my department.” (私の担当ではありません)→ 責任回避と受け取られる
  • “Calm down.” (落ち着いてください)→ 逆効果。相手の感情を否定する表現
  • “There’s nothing I can do.” (何もできません)→ 問題解決の意思がないと伝わる
  • “That’s our policy.” (それが規則です)→ 共感ゼロの冷たい印象を与える

クレーム対応の電話は「問題を解決する場」であると同時に「信頼を取り戻す場」でもあります。フォローアップの約束を必ず守ることが、長期的な関係構築につながります。

【フェーズ6】通話の締め方・確認・次のアクション設定フレーズ

電話やビデオ通話では、話した内容が記録として残りません。通話を終える前に「口頭サマリー」を入れる習慣をつけるだけで、認識のズレや言った言わない問題を大幅に防げます。締めの流れは「内容確認 → 次のアクション設定 → クロージング」の3ステップで考えると整理しやすいです。

会話の内容を口頭でサマリーして確認する習慣

通話の終盤で「では、内容を確認させてください」と一言添えるだけで、プロフェッショナルな印象を与えられます。難しい構文は不要で、以下のような定番フレーズをそのまま使えばOKです。

  • Just to confirm, we agreed that ~.(確認ですが、~ということで合意しましたね。)
  • Let me recap what we discussed.(話し合った内容をまとめさせてください。)
  • So, to summarize our call …(では、今回の通話をまとめると…)
  • If I understood correctly, ~.(正しく理解できていれば、~ですね。)

サマリーは長くする必要はありません。箇条書き感覚で2〜3点に絞って伝えると、相手も聞き取りやすくなります。

次のアクション・期日を明確にするフレーズ

「誰が・何を・いつまでに」を言葉にするだけで、通話後のタスクが格段にスムーズになります。自分が動く場合と相手に動いてもらう場合で使い分けましょう。

  • I’ll send you a follow-up email by end of day.(本日中にフォローアップメールをお送りします。)
  • Could you send me the documents by Friday?(金曜日までに資料をお送りいただけますか?)
  • Let’s schedule a follow-up call for next week.(来週、フォローアップの通話を設定しましょう。)
  • I’ll get back to you once I have an update.(進捗があり次第、ご連絡します。)

通話を丁寧に終了するクロージングフレーズ集

締めのフレーズは、相手との関係性や通話の文脈に合わせてフォーマル・カジュアルを使い分けることが大切です。下の表を参考に選んでみてください。

丁寧度フレーズ例使う場面
フォーマルThank you for your time. I look forward to working with you.初対面・重要な商談
標準Thanks for the call. I’ll follow up shortly.取引先との定期連絡
カジュアルGreat talking to you! Talk soon.親しみのある同僚・顧客
ビデオ通話向けI’ll stop sharing my screen now. Thanks, everyone.画面共有終了時

ビデオ通話では「録画を停止します(I’ll stop the recording now.)」「画面共有を終了します(I’m ending the screen share.)」を忘れずに一声かけましょう。無言で操作すると相手が戸惑うことがあります。

通話後メールのワンポイント

通話が終わったら、できるだけ当日中に「As discussed on our call today, …(本日の通話でお話しした通り…)」で始まるフォローアップメールを送りましょう。口頭で確認した内容を文字に残すことで、後からのトラブルを防ぐ最強の保険になります。件名は「Follow-up: [通話のトピック]」とするとシンプルで伝わりやすいです。

電話英語を実践で鍛える!今日からできるトレーニング法とよくある失敗パターン

フレーズを「知っている」と「口から自動的に出る」は全く別物です。緊張した通話の場面でとっさに言葉が出るようにするには、日常的な反復練習が欠かせません。まずはよくある失敗パターンを把握し、それを潰す練習法を取り入れましょう。

よくある失敗パターンとその回避策

沈黙が長くなってしまう

考えている間に無言になると、相手は「聞こえていないのか」と不安になります。”Let me check on that.” や “Give me just a moment.” など、つなぎフレーズを即座に出せるよう繰り返し練習しておきましょう。

聞き返しすぎて相手を苛立たせる

聞き返し自体は問題ありませんが、毎回 “What?” では印象が悪くなります。”Could you repeat that, please?” と丁寧に言い、聞き取れた部分を復唱して確認する習慣をつけると相手の負担が減ります。

保留なしに席を離れてしまう

資料を探すなどで席を外す際、無言で離れるのは厳禁です。必ず “Could you hold for a moment?” と断ってから保留にする習慣を徹底しましょう。

シャドーイング・ロールプレイを使った電話英語の練習法

フレーズを「口から自動的に出る」レベルにするには、シャドーイングとロールプレイの組み合わせが最も効果的です。以下のステップで取り組んでみてください。

STEP
フレーズをシャドーイングで体に染み込ませる

本記事のフレーズを音読し、ネイティブ音声(ポッドキャストや学習アプリの例文音声など)を使ってシャドーイングを繰り返します。1フレーズを最低10回は声に出しましょう。

STEP
想定シーンでロールプレイする

「保留をお願いする」「クレームを受ける」「折り返しを約束する」など、シーンを決めて一人二役でロールプレイします。相手役のセリフも声に出すことで実際の通話感覚に近づきます。

STEP
言語交換パートナーや学習仲間と実践練習する

オンライン言語交換サービスや英語学習コミュニティを活用し、実際に相手と通話練習を行います。シナリオカードを用意しておくとスムーズに進められます。

ビデオ通話ツールを活用した自己録音チェック法

一般的なビデオ通話ツールには録画機能が搭載されています。自分のロールプレイを録画して見返すと、「沈黙の長さ」「発音の不明瞭さ」「つなぎ言葉の欠如」といった課題が客観的に把握できます。

  • 録画後、フレーズが自然に出ていたか確認する
  • 沈黙が3秒以上続いた箇所をカウントし、改善フレーズを当てはめる
  • 声のトーンや速度が相手に伝わりやすいか耳で確認する
  • 週1回録画チェックを習慣化し、成長を記録する
チートシート活用のヒント

本記事の主要フレーズをA4一枚にまとめた「チートシート」を印刷またはスマホに保存し、通話前に必ず目を通す習慣をつけましょう。通話中も手元に置いておけば、頭が真っ白になった瞬間の「お守り」として機能します。フレーズが体に染み込んだら、徐々に見なくても話せるシーンを増やしていくのが理想的なステップアップ法です。

まとめ:電話英語は「型」と「慣れ」で必ず上達する

この記事では、電話・ビデオ通話の全フェーズにわたって使えるビジネス英語フレーズを体系的に解説しました。通話の開始・名乗りから、保留・転送・伝言・折り返し、聞き返し・フォネティックコード、クレーム対応、そして締めとフォローアップまで——それぞれの場面に「型」があることをご理解いただけたかと思います。

  • 電話英語が難しい理由は視覚情報の欠如とリアルタイムプレッシャーにある
  • フェーズ別に「型」を覚えることで、本番中の認知負荷を大幅に下げられる
  • 聞き返しや確認は丁寧なフレーズを使えば失礼にならない
  • クレーム対応は「聴く・共感する・行動を示す」の3ステップが基本
  • 通話後のフォローアップメールが「言った言わない」トラブルを防ぐ
  • シャドーイング・ロールプレイ・録画チェックを組み合わせた練習が上達の近道

フレーズは一度覚えただけでは本番で出てきません。今日から少しずつ声に出して練習し、まず自分がよく使うフェーズの「型」を体に染み込ませることから始めてみてください。電話英語への苦手意識は、正しい準備と反復練習で必ず克服できます。

よくある質問(FAQ)

電話英語の練習はどこから始めればいいですか?

まず自分が実際の業務でよく使うフェーズを特定し、そのフレーズを10回ずつ声に出して練習するところから始めましょう。「受電の第一声」や「保留のお願い」など、頻度の高い場面から固めていくのが効率的です。

ビジネス電話と日常会話の英語はどう違いますか?

ビジネス電話では丁寧さと明確さが最優先です。日常会話では省略や略語が多く使われますが、ビジネスの場では依頼形(Could you…? / Would you…?)を使い、相手の名前や会社名を正確に確認するなど、フォーマルな表現が求められます。

英語の電話で緊張しないためのコツはありますか?

通話前にフレーズチートシートを手元に置き、想定される会話の流れを頭の中でリハーサルしておくことが有効です。また「完璧に話そうとしない」と意識を切り替えることも大切です。わからなければ丁寧に確認すればよいという姿勢が、緊張を和らげる最大のコツです。

ビデオ通話と電話、どちらの英語対応が難しいですか?

純粋な聞き取りの難しさという点では、相手の表情が見えない電話のほうが難しいとされています。一方ビデオ通話は接続確認や画面共有など、電話にはない操作対応が加わるため、それぞれ異なる準備が必要です。本記事で両方のフレーズを押さえておくと安心です。

クレーム電話を英語で受けた時、まず何を言えばいいですか?

まず相手の話を最後まで遮らずに聞き、”I completely understand your frustration.” と共感を示すことが最初のステップです。その後 “I sincerely apologize for the inconvenience.” と謝罪し、詳細を確認する流れに入ります。初動の共感フレーズを即座に出せるよう、事前に練習しておきましょう。

著者プロフィール

大学受験・英語資格試験塾講師。大学時代にアメリカへ1年間留学。卒業後は海外書籍を取り扱う出版社で編集職に6年間従事した後、英語教育の現場へ転身。大学受験生向けや、社会人の英語資格試験対策の講義を担当し、実践的で分かりやすい解説に定評がある。出版社時代に様々なジャンルの英語書籍を担当した経験から、法律から工学まで業界特有の英語表現やビジネス英語に関する幅広い知識を持つ。また、二児の母という立場から、実体験に基づいた子どもの英語教育に関する発信も行っている。

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