2026年8月7日、株式会社学研ホールディングスのグループ会社である株式会社学研スタディエは、英検合格を目指す小学生から高校生を対象とした新しいオンライン講座の開講を発表しました。この講座は、英検のライティング(英作文)と面接(二次試験)に特化した双方向指導を最大の特徴としています。独学では対策が難しい表現技能に焦点を当てた本格的な講座の登場は、英語学習の環境変化を反映したものと言えるでしょう。
なぜ今、英検対策に特化したオンライン講座が求められるのか

近年、小学校での英語教育の早期化や、高校・大学入試における外部検定試験の活用が広がっています。その結果、英検などの資格取得の重要性はかつてなく高まっています。しかし、多くの学習者が直面する壁があります。
英語教育早期化と入試での活用拡大
英語学習は早期から始まり、大学入試では英検のスコアが合否判定に直接影響を与えるケースも珍しくありません。このような背景から、目標級の早期取得を目指す動きが加速しており、効率的かつ確実な学習方法へのニーズが高まっています。
家庭学習だけでは難しい「表現技能」
英検では、リーディングやリスニングに加え、ライティングとスピーキング(面接)の技能が評価されます。特に後者の「表現技能」は、正解が一つではないため、独学では適切なフィードバックを得ることが困難です。自分で書いた英文のどこが間違っているのか、面接の受け答えが適切だったのかを客観的に判断するには、専門的な指導が不可欠です。
一般的に、ライティングやスピーキングの学習では、「書く・話す」というアウトプットと、それに対する「添削・修正」というフィードバックのサイクルが学習効果を高める鍵となります。家庭学習ではこのサイクルを構築しづらく、学習が伸び悩む大きな要因となっています。
今回発表された講座は、まさにこの課題に応える形で立ち上げられました。自宅にいながら、プロの講師による双方向の指導と丁寧な添削を受けられる環境を提供することで、学習の抜け漏れを防ぎ、自信を持って試験に臨めることを目指しています。
講座の3つの特徴:ライティング添削からアーカイブ視聴まで
今回開講される講座は、ライティングと面接の対策を柱とし、効率的なリーディング学習と柔軟な復習環境を提供する点に特徴があります。それぞれの特長を詳しく見ていきましょう。
- 2級・準2級・3級のライティング添削と面接対策
- リーディング対策と重要表現の効率的な習得
- 欠席時や復習に便利なアーカイブ配信
2級・準2級・3級のライティング添削と面接対策
この講座の最大の強みは、独学では伸ばしづらい「書く力」と「話す力」に特化した指導です。特に2級から3級の合格において重要なライティングでは、プロの講師による丁寧な添削指導を受けることで、自分の弱点に気づき、得点力を高めることができます。
また、2次試験の面接対策では、単なる練習だけでなく、試験の流れや採点基準を理解した上で、実際の面接カードを使った実践的な練習を行います。これにより、本番でも落ち着いて対応できる自信を養うことが狙いです。
英検のライティングは、語彙や文法の正確さだけでなく、質問に対して論理的に答え、自分の意見をまとめる構成力が問われます。添削指導を通じて、こうした「型」や「論理の流れ」を身につけることが、ライティングスコア向上の近道です。
リーディング対策と重要表現の効率的な習得
英検は各技能(リーディング、リスニング、ライティング)に目標点を設けたスコア配分です。この講座では、配点や目標点を踏まえた効率的な学習をサポートします。
具体的には、試験に頻出する重要単語や表現、そして長文読解問題の効果的な解き方を指導します。闇雲に単語帳を覚えるのではなく、「どのような問題で、どのように使われるのか」を理解しながら学ぶことで、試験本番で使える実践的な力を身につけられます。
欠席時や復習に便利なアーカイブ配信
講座は双方向のオンライン形式で行われますが、それに加えて専用アプリで授業のアーカイブを視聴できる仕組みが用意されています。これは、塾や習い事で多忙な学習者にとって大きなメリットです。
体調不良などで欠席した場合も授業内容を取りこぼすことなく、自分の都合の良い時間に視聴して学習を続けられます。また、一度受けた授業を何度でも復習できるため、理解が不十分だった部分を定着させることも可能です。
講座の詳細:対象・クラス・日程・受講料
気になる講座の具体的な内容を確認してみましょう。この講座は、ライティングと面接に特化した内容を、小学生から高校生まで幅広い年齢層が自宅で受講できる仕組みとなっています。
対象学年と開講級
講座の対象は小学生から高校生です。ただし、受講する級によって推奨学年が異なる可能性があるため、詳細は確認が必要です。開講されるのは、5級、4級、3級、準2級、準2級プラス、2級の全6クラスです。
このうち、2級、準2級、3級では、特にライティングの添削指導と面接対策が重点的に行われます。一方、5級や4級では、基礎的な英語力の構築と試験形式への慣れが主な目的となるでしょう。
開講スケジュールと受講の流れ
講座は2026年8月29日(土)より順次開講されます。クラスによって全4回または全8回のコースが設定されており、申し込みの締め切りは開講の約1週間前となる同年8月22日(土)です。
双方向オンライン形式のため、講師に質問しながらライブで学習を進めることができます。また、授業のアーカイブ配信を利用できるので、都合が悪く欠席した場合や復習したい時に便利です。受講の流れは、公式の申し込みフォームから必要事項を記入し、受講料を支払うことで完了します。
受講料は、受講する級によって5,100円から10,600円(税込)の範囲で設定されています。これに加えて、別途教材費が必要となります。具体的な金額や教材の詳細については、事前にお問い合わせいただくことをおすすめします。
| 級 | 対象目安 | 講座の特徴 | 受講料(税込) |
|---|---|---|---|
| 5級・4級 | 小学生〜 | 基礎力養成、試験形式に慣れる | 5,100円〜 |
| 3級・準2級 | 中学生〜 | ライティング添削、面接対策開始 | – |
| 準2級プラス・2級 | 高校生〜 | 高度なライティング・面接対策 | 〜10,600円 |
英検各級におけるライティングと面接の重要性
今回の講座で特に強化されるライティングと面接は、英検において合否を分ける重要な技能です。3級からは一次試験に英作文が、二次試験に面接が導入され、試験の難易度が大きく変わります。単語や文法の知識だけでは合格できず、自分の考えを英語で「書く」「話す」アウトプット力が求められるようになるのです。
3級から導入されるライティングと面接、準2級・2級で求められるより高度な表現力
3級のライティングは、与えられた質問に対して自分の意見や理由を2〜3文で書く問題が中心です。ここで求められるのは、基本的な構文を使い、間違いなく伝わる文章を書くことです。
例えば「あなたは、週末に友達と出かけることと、家でゆっくり過ごすことのどちらが好きですか。」という質問に対し、「私は家で過ごす方が好きです。なぜなら、好きな本を読んだり、音楽を聴いたりできるからです。」といった内容を、適切な語句を使って英文で答えます。
準2級、2級と級が上がるにつれて、求められる語彙や文法の難易度が上がります。単に事実を述べるだけでなく、自分の意見を論理的に展開し、説得力のある文章を構成する力が必要になります。面接でも、単なる質疑応答から、イラストの説明や、社会性のあるトピックについて自分の考えを述べるなど、より高いコミュニケーション能力が試されます。
- 英検のライティングと面接は、具体的にどの級から始まりますか?
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英検のライティング(英作文)と面接(スピーキングテスト)は、3級から導入されます。5級と4級はリーディングとリスニングのみの一次試験です。3級以上の合格を目指す方は、早い段階からアウトプット技能の対策を始めることが重要です。
- ライティングや面接の対策は、なぜ家庭学習だけでは難しいのですか?
-
自分の書いた英文や話した内容が正しいかどうか、客観的に判断するのは難しいためです。文法や単語の間違い、より自然な表現への改善点は、自分では気づきにくい部分があります。また、面接では試験の流れや雰囲気に慣れることも必要です。
家庭学習では、このアウトプット技能の「客観的な評価」と「改善点の指摘」を得ることが難しい部分です。今回の講座が、添削指導や模擬面接を通じて、この重要な技能に集中的に対策できる点は大きなメリットと言えるでしょう。
オンライン英検講座を選ぶ際のポイントと比較
自宅で英検対策をする場合、オンライン講座を利用する選択肢があります。大きく分けて講師とリアルタイムでやり取りできる双方向型と、録画された動画を視聴するオンデマンド型があります。どちらが自分に合っているかは、性格や学習環境によって異なります。
双方向型と動画視聴型の違い
| 双方向型オンライン講座 | オンデマンド型(動画視聴)講座 |
|---|---|
| 講師と生徒がライブで授業を行う | 事前に録画された動画を見て学習する |
| その場で質問ができ、疑問をすぐに解消できる | 自分のペースで、好きな時間に学習できる |
| 授業の緊張感や他の生徒の存在がモチベーション維持に役立つ | 繰り返し視聴して復習しやすい |
| 特にスピーキングやライティングの個別フィードバックに向いている | リスニングやリーディングのインプット学習に適している |
今回の講座は、グループ塾の運営ノウハウを生かした双方向型です。プロの講師が丁寧な英作文の添削や、面接カードを用いた実践的な練習を直接指導します。これは、一人では対策が難しい「書く」「話す」技能の向上に特に効果的な形式と言えるでしょう。
双方向型はコミュニケーションを通じた学習効果が期待できますが、決まった時間に授業を受ける必要があります。自分の生活リズムや、どこに力を入れて対策したいかを考えて選びましょう。
費用対効果と継続性の観点
講座を選ぶ際には、費用と得られる効果のバランスも大切です。単に「安い」「高い」だけで判断するのではなく、次の項目を比較してみると良いでしょう。
- 総額の確認:受講料だけでなく、教材費が別途必要な場合もあります。
- 講師の質:プロの講師が指導するのか、学生講師なのか。指導経験や専門性を確認しましょう。
- 授業の回数と内容:全4回か8回かなど、回数が少ない場合は短期集中型、多い場合はじっくり型と捉えられます。
- 添削の細かさ:ライティング対策では、文法の間違いだけでなく、論理構成やより自然な表現まで指導してくれるかが重要です。
- 継続のしやすさ:アーカイブ視聴が可能かどうかは、欠席時のフォローや復習に影響します。
今回ご紹介した講座は、授業に加えて専用アプリでアーカイブ配信を視聴できるとされています。これは、一度の授業内容を定着させる復習の機会を確保でき、学習の継続性を高める仕組みと言えます。自分が続けられる環境と、目標級合格に必要な指導内容が合っているか、総合的に判断することが肝心です。
- 双方向型とオンデマンド型、どちらを選ぶべきですか?
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どちらが優れているというわけではありません。スピーキングやライティングの個別指導を受けたい、質問をその場で解決したい場合は双方向型が向いています。自分のペースで学習を進めたい、決まった時間に授業を受けるのが難しい場合はオンデマンド型が向いています。自分の性格と学習目標に合わせて選びましょう。
- 講座の費用対効果を判断するには何を見ればいいですか?
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単価だけでなく、講師の質や添削の丁寧さ、アーカイブ視聴などのサポート体制を含めて総合的に判断します。例えば、ライティングの添削が丁寧で、面接の実践練習ができる講座は、独学では得にくい技能を伸ばす効果が期待できます。自分が最も強化したい技能に焦点を当てた指導が受けられるかが重要なポイントです。
- アーカイブ視聴はなぜ重要ですか?
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アーカイブ視聴ができると、授業を欠席してしまった場合でも内容を取り戻せます。また、一度受けた授業を何度も復習することで、学習内容の定着を図れます。特に英検対策では、一度解いた問題の解説を繰り返し確認したり、面接練習の様子を振り返ったりすることで、理解が深まり自信につながります。
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