英語学習サービス「スタスタApps」を運営するスタディスタジオ株式会社は、2026年9月18日、英検®ライティング学習向けの新機能「答案修正演習」を公開しました。
「答案修正演習」とは?ライティング学習の課題を解決する新機能

英検のライティング学習において、多くの学習者がぶつかる壁があります。それは添削指導を受けても、その指摘を自分のものにして英文を書き直すための「実践的な練習」が不足しがちなことです。この機能は、まさにその「その後」に着目した学習ツールです。
具体的には、改善が必要な点を含む練習用の答案をあらかじめ用意しています。ユーザーはそれを読み、「何を、どう直すか」を自分で考えながら書き直します。語数の目安を確認しながら修正し、最終的に解答例と見直すポイントとを比較することで、客観的に自分の修正案を評価する力を養うことができます。
学習者の悩み: 添削された答案を見ても、次に自分で書く時に同じミスを繰り返してしまう。指摘を理解し、自分の英文に反映する練習方法がわからない。
この機能で解決できること: あらかじめ「理由の重複」「質問への返答不足」など典型的な改善点を含む答案を自分で書き直すことで、修正の着眼点とプロセスを疑似体験できます。AI採点ではなく、解説を手がかりに自己確認型で学べます。
この演習の最大の特徴は、単なる模範解答の暗記ではなく、「修正する力」そのものを鍛える点にあります。
無料で試せる見本問題とPlusで利用可能な全6題の内容
この新機能を実際に体験できる無料の見本と、有料プラン(Plus)で利用可能な全6題の内容をご紹介します。まずは無料で試して、自分に合うか確認してみるのがおすすめです。
無料見本:3級「意見論述」で理由の重複を学ぶ
無料で体験できるのは、3級の意見論述(「一人で勉強するか、友達と勉強するか」)です。この問題では、ライティングで陥りやすい典型的なミスがあらかじめ用意された練習用答案に含まれています。具体的には、「ほかの人と勉強できる」と「友達と学べる」という、実質的に内容が重複した二つの理由が挙げられています。
この練習を通じて、文法や語数だけでなく、「意見を支える理由が異なる観点から書けているか」を自分で考える力を養います。解答例では、「難しい点を質問できる」「励まし合って続けられる」など、別々の観点から理由を示しています。
Plusで学べる各級・各形式のポイント
月額制のPlusプランでは、以下の計6題の答案修正演習を利用できます。各問題は、級と出題形式に応じた重要な改善ポイントを集中的に練習できるように設計されています。
- 意見論述(3級): 二つの理由を別々に説明する練習(無料見本と同じ内容を含む)
- 意見論述(2級): 主張を支える理由を具体化する練習
- 要約(準2級プラス): 原文にない自分の意見を加えず、要点をまとめる練習
- 要約(2級): 利点と課題の両方を残して要約する練習
- Eメール(3級): メールの中の二つの質問に両方きちんと答える練習
- Eメール(準2級): 下線部について具体的な質問を二つ書き、相手の質問にも答える練習
無料見本を含むこの全6題は、ライティングの添削指導を受けた後、その指摘を自分の力で英文に反映する「実践の場」として活用できます。問題ごとに用意された解説を手がかりに、自分の答案を見直す習慣を身につけることが目的です。
サービス詳細と利用方法



英検ライティングの「答案修正演習」は、発表日から利用が開始されており、パソコンやスマートフォンのウェブブラウザからアクセスできます。この機能を実際にどのように使い、どのような費用で利用できるのか、具体的な詳細を見ていきましょう。
料金と無料・有料の範囲
まずは無料で気軽に試すことができます。3級の意見論述(「一人で勉強するか、友達と勉強するか」)を題材にした問題が、問題から書き直し、解答例・解説まで全て無料で体験可能です。これは機能の概要と使い心地を確認する絶好の機会になります。
より多くの問題で練習を積みたい場合は、Plusプランの利用を検討します。Plusに加入すると、無料見本を含む全6題(意見論述・要約・Eメール)を利用できるようになります。
| プラン | 料金(税込) | 利用可能な問題 |
|---|---|---|
| 無料 | 0円 | 3級・意見論述 1題(問題〜解説まで全て) |
| Plus(月額) | 月額1,000円 | 全6題(無料見本を含む) |
| Plus(年額) | 年額6,000円 | 全6題(無料見本を含む) |
便利な機能:答案の保存と再挑戦
この演習では、学習の進捗を管理するための便利な機能が備わっています。自分で書き直した答案は、利用した端末とブラウザ内に自動的に保存されます。後から自分の成長を振り返るのに役立ちます。
答案の保存は、同じ端末・同じブラウザ内でのみ有効です。別の端末やブラウザで開いた場合、保存した答案は引き継がれません。また、Plusプランの有効期間が終了した後でも、同じアカウントとブラウザ内に保存された自分の答案は確認できます。
一度解答例を確認した後でも、何度でも練習用答案から書き直しを再開できます。保存した前回の答案と見比べながら、より良い英文を目指して繰り返し挑戦できる点が、定着学習に効果的です。この機能は、AIによる自動採点ではなく、あくまで自分で答案を見直す力を養うための演習であることを念頭に置き、活用しましょう。
英検ライティングで「答案を直す力」がなぜ重要なのか?
英検ライティングの学習では、添削してもらった答案を見直すだけでは十分とは言えません。真にライティング力を伸ばすためには、指摘された内容を理解し、自力でより良い英文を考え直す「修正」の練習が不可欠です。この新機能は、まさにその「直す力」を鍛えるための教材として設計されています。
専門家の添削は、文法ミスや論理の飛躍といった問題点を指摘する「診断書」のようなものです。しかし、診断を受けた後に自分で体を動かして回復を目指す「リハビリ」を行わなければ、根本的な改善にはつながりません。ライティングにおいて、このリハビリに当たるのが「自分で答案を書き直す」という行為です。
今回公開された演習では、単なるスペルミスや文法の間違いだけでなく、「理由の重複」「質問への返答不足」「要約への意見混入」といった、英検ライティングで特に頻出する内容面・構成面の課題を含んだ答案が用意されています。これらは、採点基準で減点対象となりやすいにもかかわらず、学習者が自力で気づき、改善することが難しい点です。
よくあるライティングのミスと対策
英検ライティングでは、単語や文法の正確さだけでなく、課題に適切に対応しているかが重要です。以下は、演習で取り上げられる典型的なミスの例と、その対策の考え方です。
- 理由の重複: 意見を述べる際に、異なる表現を使っていても、実質的に同じ内容の理由を二つ挙げてしまう。対策としては、物事の「別の側面」を考えることが有効です。例えば、「効率性」と「精神的な支え」など、異なる観点から理由を構成します。
- 質問への返答不足: Eメール形式の問題で、相手からの複数の質問のうち、一つにしか答えていない。対策として、問題文の質問部分に下線を引き、一つひとつ確実に答えているかを確認する習慣をつけましょう。
- 要約への意見混入: 与えられた文章の要点を客観的にまとめるべき「要約」問題に、自分の考えや評価を加えてしまう。対策としては、要約文を書いた後、原文にない情報が入っていないか、主観的な表現(「〜すべきだ」「〜は良い」)がないかをチェックします。
このような修正練習を積むことで、最終的には本番の試験で答案を書き終えた後、自分で見直し、改善点に気づく力(セルフチェック力)を養うことができます。ライティングは一度で完璧な答案を書くことよりも、書き上げたものをより良くするプロセスが評価される場面も多いのです。この新機能は、そのための基礎体力を作る効果的なトレーニングと言えるでしょう。
スタスタAppsとスタスタLIVE英検について
今回発表された「答案修正演習」は、英検学習支援サービス「スタスタApps」に追加された新機能です。スタスタAppsは、英検の学習と試験後の振り返りを支援するWebサービスであり、今回の自己確認型の演習機能とは別に、ライティングのAI採点や問題演習、解答速報(自己採点シート)など、幅広い学習ツールを提供しています。
「スタスタApps」の他の機能
同サービスでは、ライティングの答案をAIが自動で評価し、文法や語彙、構成についてフィードバックを得られる機能が特徴の一つです。これに対し、新たに追加された「答案修正演習」は、AIが解答例を示すのではなく、学習者自身が「何をどう直すべきか」を考え、実践する場を提供する点で、従来の機能とは異なるコンセプトを持っています。これにより、添削結果を理解するだけでなく、自力で改善点を見つけ、より良い英文を作り上げる応用力を養うことが狙いです。
個別指導「スタスタLIVE英検」との連携
スタスタAppsを運営するスタディスタジオ株式会社は、英検対策に特化したオンライン個別指導塾「スタスタLIVE英検」も展開しています。この塾では、小学生から社会人、海外在住者までを対象に、マンツーマン授業や学習計画の作成、英作文の添削、質問対応といった、より深い個別サポートを提供しています。
「スタスタApps」での自主学習と、専門講師による「スタスタLIVE英検」の個別指導を組み合わせることで、効率的な学習サイクルを構築できます。例えば、アプリで基礎を固め、ライティングの学習方法に迷いが生じた際には、個別指導塾の無料相談を利用して、最適な次のステップを相談することが可能です。
このように、アプリによる反復練習と、プロの指導による方向性の確認という二つの柱を用意することで、学習者のレベルやニーズに合わせた柔軟な学び方を提案しています。
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