英作文を書いていて、「なんとなく薄い」「説得力が足りない気がする」と感じたことはありませんか?実は、その原因のほとんどは主張を支える「具体例」が欠けていることにあります。データや有名な引用がなくても大丈夫。自分の言葉で作れる例示テクニックを身につければ、英作文の質は劇的に変わります。
なぜ「例示力」が英作文の説得力を左右するのか
支持文が「薄い」と感じる本当の原因
英作文の基本構成であるTOPIC文・支持文・まとめ文を学んだ後も、「何か物足りない」と感じる人は少なくありません。その正体は、支持文が抽象論のままになっていることです。たとえば「Technology is useful.(テクノロジーは便利だ)」と書いて、続けて「It helps people in many ways.(多くの面で人を助ける)」と書いても、読み手は「それで?」と感じるだけです。主張の連鎖ではなく、主張を地面に着地させる具体的な場面・状況・事例こそが、読み手を動かす力の源です。
「支持文を書いたつもりなのに、なぜか薄く見える」——それは主張を重ねているだけで、例示で着地させていないからです。
例示がない文章と例示がある文章の違いを比べてみる
同じ主張でも、例示の有無でどれほど印象が変わるか、実際に英文で比べてみましょう。
【Before: 例示なし】
Smartphones are very convenient. They help us communicate easily. Many people use them every day.
【After: 例示あり】
Smartphones are very convenient. For example, imagine you are traveling abroad and suddenly get lost. With a smartphone, you can instantly open a map, translate a local sign, or call a friend — all within seconds. Without it, the same situation could take hours to resolve.
Beforeは3文とも「便利だ」という主張の繰り返しです。一方Afterは、「海外で迷子になった」という仮定シナリオを使うことで、読み手が場面を頭の中で映像として描けます。例示とは「主張を映像化する技術」と言っても過言ではありません。
試験採点者が例示に注目する理由
英検・TOEFL・IELTSなどのライティング試験では、採点基準に「具体性」や「展開の豊かさ」が明示的または実質的に含まれています。採点者が見ているのは、単に文法が正しいかどうかだけではありません。
- 主張が具体的な例や場面で裏付けられているか
- 読み手が内容をイメージできるほど展開が豊かか
- 抽象的な繰り返しではなく、論点が深掘りされているか
英検準1級・1級やIELTSのライティング採点では、「具体例・根拠の豊かさ」が得点を分ける重要な軸です。データや専門的な引用がなくても、自分の言葉で作った具体例・たとえ話・仮定シナリオは十分に評価対象になります。むしろ、試験会場でゼロから書ける「自作の例示」こそが、最も実践的なスキルです。
この記事では、データも引用も不要な「自分の言葉で作れる例示」として、具体例・たとえ話・仮定シナリオの3つのテクニックを徹底解説します。それぞれの使い方をマスターすれば、どんなテーマの英作文でも支持文を豊かに展開できるようになります。
例示テクニック①「具体例(Concrete Example)」の選び方と磨き方
「具体例」とは何か——抽象と具体のスペクトルを理解する
「具体例を書いて」と言われると、「有名な出来事や実際のデータが必要では?」と身構えてしまう人が多いです。しかし英作文における具体例は、実在の事例でなく「典型的なシーン」で十分に成立します。たとえば「スマートフォンが学習に役立つ」という主張を支えるとき、「ある学生が通勤中に単語アプリを使う」という架空のシーンは立派な具体例です。抽象的な主張を「誰かの行動・場面・状況」に落とし込む——それが具体例の本質です。
抽象:「テクノロジーは教育を改善する」→ やや抽象:「オンラインツールが学習を助ける」→ 具体:「ある学生は動画授業を使って苦手な数学を克服した」。具体例はスペクトルの右端を目指すほど説得力が増します。
試験で使える具体例の3つの引き出し:日常・職場・社会場面
どんなトピックが出ても対応できるよう、あらかじめ3つの「引き出し」を用意しておきましょう。
- 日常場面:学生・主婦・通勤者など身近な人物が登場するシーン。環境問題・健康・テクノロジーなど幅広いトピックに対応できる
- 職場場面:会社員・管理職・フリーランサーが主役。働き方・コミュニケーション・生産性のトピックに特に有効
- 社会場面:政府・学校・地域コミュニティが主体。教育政策・環境規制・少子化など社会問題トピックに使いやすい
この3カテゴリを頭に入れておくだけで、試験中に「例が思い浮かばない」という状況を大幅に減らせます。
具体例を「1文」から「3文」に膨らませる展開テクニック
具体例を1文で終わらせてしまうのが、支持文が薄く見える最大の原因です。「状況提示→詳細描写→主張へのつなぎ」の3文構成を身につけることで、例示の厚みが一気に増します。
誰が・どんな場面で・何をしているかを1文で示す。
例:For example, consider a student who commutes to school for an hour every day.
その人物が何をし、どんな変化・結果が起きたかを加える。
例:By using a language learning app during the commute, she can review vocabulary and practice listening every day without any extra time.
この例が自分の主張をどう裏付けるかを明示する。
例:This shows that mobile technology allows learners to make the most of time they would otherwise waste.
具体例を導く定番フレーズ集
同じ “For example,” ばかり使うと文章が単調になります。以下のフレーズを使い分けて表現に幅を出しましょう。
| フレーズ | ニュアンス・使いどころ |
|---|---|
| For example, … | 最もシンプルな例示。どんな場面でも使える万能フレーズ |
| Consider a situation where … | 仮定的なシーンを導くときに最適。架空の例を自然に提示できる |
| To illustrate this point, … | 「この点を具体的に示すと」という意味。論理的な印象を与える |
| Imagine a case in which … | 読者を場面に引き込む効果。仮定シナリオとの相性が良い |
| Take the case of … | 「〜の例を見てみよう」。典型的な人物・状況を紹介するときに便利 |
| This can be seen when … | 「〜のときにこれが見られる」。例示と同時に主張を補強できる |
例示テクニック②「アナロジー(Analogy/たとえ話)」で抽象概念を可視化する
アナロジーが説得力を生む仕組み——「わかる」と「納得する」の違い
「わかる」と「納得する」は似ているようで、まったく別の状態です。定義や説明を読んで「わかった」と感じても、腑に落ちていないことはよくあります。アナロジー(たとえ話)は、読み手がすでに知っている概念を橋渡しにして、未知の概念を直感的に「納得」させる技術です。難解なトピックでも、身近なたとえ一つで一気に理解が深まります。英作文でアナロジーを使うと、論理の骨格を変えずに読み手の共感を引き出せます。
良いアナロジーの3条件:身近さ・構造的一致・簡潔さ
アナロジーなら何でもよいわけではありません。効果的なたとえ話には、次の3つの条件が揃っています。
- 身近さ:読み手が「知っている・経験したことがある」素材を選ぶ。専門的すぎる素材は逆効果。
- 構造的一致:主張の論理構造とたとえの構造が対応している。「AがBを引き起こす」という主張なら、たとえも「CがDを引き起こす」形にする。
- 簡潔さ:たとえの説明が長すぎると本題が霞む。1〜2文で完結させる。
ジャンル別アナロジーの作り方:自然・機械・人間関係・スポーツ
試験頻出トピックに対応できるよう、4つのジャンルからアナロジーを作る練習をしておきましょう。以下はジャンルごとの例です。
| ジャンル | トピック例 | アナロジー例(英文) |
|---|---|---|
| 自然現象 | 環境問題 | Just as a small crack in a dam can eventually cause a catastrophic flood, so too can minor pollution gradually destroy an entire ecosystem. |
| 機械の仕組み | 教育制度 | Think of education as the engine of society — without proper maintenance, even the most powerful engine will break down. |
| 人間関係 | 社会的信頼 | This is much like a friendship: once trust is broken, it takes far longer to rebuild than it did to establish. |
| スポーツ | テクノロジーの進化 | Just as a sprinter must train consistently to improve, technological progress requires sustained investment and effort. |
アナロジーを英文に組み込む表現パターン
アナロジーを書くときは、決まった構文を使うと自然に仕上がります。以下のフレーズを状況に応じて使い分けましょう。
| 表現パターン | 用途・ニュアンス |
|---|---|
| Just as A does B, so too does C do D. | 最もフォーマルで論文向き。構造的対比が明確。 |
| This is much like … | 自然な流れでたとえを導入。会話調にも対応。 |
| Think of it as … | 読み手に具体的なイメージを促す。説明文向き。 |
| In the same way that …, … | 「同様に」と展開する際の接続として使いやすい。 |
| To use an analogy, … | 「たとえを使うと」と明示。読み手への配慮が伝わる。 |
アナロジーはあくまで「理解を助ける補助」です。たとえ話に力を入れすぎると、本来の主張から論点がずれる「すり替え」が起きます。たとえ話の後には必ず主張に戻る一文を添えましょう。また、たとえの構造が主張と完全に一致していない場合、読み手に「それは違う話では?」と感じさせてしまいます。構造的一致を確認してから使うことが大切です。
アナロジーを使った後は「This shows that …」や「In other words, …」で必ず主張に引き戻す習慣をつけましょう。たとえ話は主役ではなく、主張を支える脇役です。
例示テクニック③「仮定シナリオ(Hypothetical Scenario)」で読み手を思考実験に引き込む
仮定シナリオとは何か——「もし〜なら」の力
仮定シナリオとは、「もし〜だったら何が起きるか」という仮の状況を提示することで、主張の論理的な帰結を読み手に追体験させる手法です。実際のデータや引用がなくても、「論理的に起こりうる可能性」を丁寧に描くだけで、十分な説得力が生まれます。試験本番でネタ切れになったとき、最も即効性が高い例示手法がこの仮定シナリオです。
仮定シナリオの2タイプ:未来予測型と反実仮想型
仮定シナリオには大きく2つのタイプがあります。それぞれ使いどころが異なるので、トピックに合わせて使い分けましょう。
| タイプ | 概要 | 向くトピック例 |
|---|---|---|
| 未来予測型 | 現在の傾向が続いた場合に何が起きるかを描く | 環境問題・テクノロジー・社会変化 |
| 反実仮想型 | 逆の状況を想定して現状の価値を浮き彫りにする | 制度・政策・教育・歴史的選択 |
未来予測型は “If current trends continue, …” で始めるのが定番。反実仮想型は “Had this policy not been introduced, …” のように仮定法過去完了を使い、「もしあの選択がなければ」という視点で現状の意義を際立たせます。
シナリオを「リアルに見せる」ための描写テクニック
仮定シナリオが弱くなる最大の原因は「抽象的すぎること」です。具体的な人物像・場所・行動を加えるだけで、読み手の頭に映像が浮かぶシナリオに変わります。
「何を証明したいか」をまず一文で整理する。シナリオはその主張を支える道具に過ぎない。
「誰が・どこで・何をするか」を加える。例: “a student commuting to school” のように具体化する。
シナリオが展開した先に何が起きるかを1〜2文で示し、主張との接続を明確にする。
仮定シナリオを使う際の英語表現と注意点
以下の表現を覚えておくと、シナリオの導入がスムーズになります。
| フレーズ | 用途・ニュアンス |
|---|---|
| Imagine a scenario where … | 読み手を思考実験に誘う定番の導入 |
| Suppose that … | やや学術的・論理的なトーンで仮定を提示 |
| Consider what would happen if … | 読み手に考えさせる問いかけスタイル |
| If current trends continue, … | 未来予測型シナリオの鉄板フレーズ |
| Had this not been the case, … | 反実仮想型で現状の価値を強調 |
| Hypothetically speaking, … | 「あくまで仮定の話」と断りを入れる誠実な表現 |
| In theory, … | 理論上の可能性として提示する際に使用 |
仮定シナリオは「事実」ではありません。”Hypothetically speaking” や “In theory” などの表現を添えることで、読み手への誠実さを示しつつ、論点を明確に保てます。事実のように断言すると論理の信頼性を損なうので注意しましょう。
具体例・アナロジーとの使い分けも重要です。「実際に起きそうな典型シーン」なら具体例、「概念を別の領域でたとえる」ならアナロジー、そして「主張の論理的帰結を未来や逆の状況で示したい」ときに仮定シナリオが最も力を発揮します。3つの手法を状況に応じて使い分けることで、どんなトピックでも例示に困らない英作文力が身につきます。
3つの例示テクニックを組み合わせて「支持文」を完成させる実践演習
例示の組み合わせパターン——1段落に何をどう配置するか
3種類の例示(具体例・アナロジー・仮定シナリオ)を1段落にすべて詰め込む必要はありません。主張の性質に合わせて「2つの組み合わせ」を選ぶのが、試験本番で最も安定するアプローチです。代表的なパターンを以下に整理します。
| 組み合わせパターン | 向いている主張の性質 | 効果 |
|---|---|---|
| 具体例 + アナロジー | 抽象的な概念・社会現象 | 事実で根拠を示し、たとえで理解を深める |
| 仮定シナリオ + 具体例 | 因果関係・リスク論 | 論理的帰結を示してから現実で補強する |
| アナロジー + 仮定シナリオ | 倫理・価値観の主張 | 共感を引き出してから思考実験に引き込む |
試験頻出トピック別・例示選択の戦略
トピックによって「相性の良い例示タイプ」は異なります。本番での意思決定を速めるために、5つの頻出トピックと推奨例示タイプを把握しておきましょう。
| 頻出トピック | 推奨例示タイプ | 理由 |
|---|---|---|
| 教育 | 具体例 + 仮定シナリオ | 学習場面は具体的に描写しやすく、「もし〜なら」で政策効果も示せる |
| 環境 | アナロジー + 具体例 | 地球規模の問題をたとえで身近にし、行動例で説得力を補う |
| テクノロジー | 仮定シナリオ + 具体例 | 未来の変化を論じやすく、現在の事例で現実味を持たせられる |
| 社会問題 | 具体例 + アナロジー | 社会現象は事例が豊富で、たとえで多様な読者に届けやすい |
| 個人の生き方 | アナロジー + 仮定シナリオ | 価値観の主張はたとえで共感を得てから思考実験で深める |
実践演習:英検・TOEFL・IELTSの典型問題で支持文を書いてみる
支持文を完成させるまでの流れをステップで確認してから、実際の英文サンプルを見てみましょう。
段落全体の方向性を決める1文。「何を言いたいか」を明確にしてから例示を選ぶ。
トピックの性質と上の組み合わせ表を参考に、2種類の例示を配置する。
例示の後は必ず「だから主張が成り立つ」という一文で段落を締める。例示を出しっぱなしにしない。
英検準1級・1級(テクノロジートピック)の支持文サンプル
問い:「テクノロジーの進歩は人々の生活を豊かにするか」/主張:豊かにする
[Topic Sentence] Technology significantly improves the quality of daily life by making essential services more accessible.
[Hypothetical Scenario] Imagine someone living in a remote area with no nearby hospital. Without digital tools, a minor health concern could go undiagnosed for months. With telemedicine, however, that same person can consult a doctor within minutes from home.
[Concrete Example] In many developing regions, mobile health platforms have already enabled people to receive medical advice that was previously out of reach.
[Concluding Sentence] This shows that technological advancement directly expands access to life-improving resources.
IELTS Task 2(環境トピック)の支持文サンプル
問い:「個人の行動変容は環境問題の解決に有効か」/主張:有効である
[Topic Sentence] Individual behavioral changes can create a meaningful impact on environmental outcomes.
[Analogy] Think of a large river: it is formed by countless small streams, each seemingly insignificant on its own. Similarly, each person’s daily choices — reducing single-use plastics, choosing public transport — combine to form a powerful collective force.
[Concrete Example] In cities where residents adopted reusable bag policies, the volume of plastic waste dropped noticeably within a short period.
[Concluding Sentence] Individual action, therefore, is not trivial; it is the very foundation of large-scale environmental change.
書いた例示を「磨く」セルフチェックの5つの問い
支持文を書き終えたら、以下の5つの問いで自己採点してください。1つでも「No」があれば、その箇所を優先的に修正するサインです。
- 論理的なつながり:例示は主張文の「なぜなら」「たとえば」に自然につながっているか?
- 前提の共有:読み手が知らない専門知識や文化的背景を前提にしていないか?
- バランス:例示が長すぎて、主張文よりも例示の方が目立っていないか?
- まとめ文の存在:例示の後に「だから主張が成り立つ」という一文があるか?
- 具体性:例示が曖昧な一般論にとどまらず、読み手が場面を想像できる具体性があるか?
上記のサンプルを「型」として暗記し、トピックだけ入れ替える練習を繰り返すのが最も効率的です。まずは1つの組み合わせパターンを完全に使いこなせるようになることを目標にしましょう。
試験本番で「例示力」を即発揮するための準備と習慣
「例示ストック」を事前に用意する——トピック別ネタ帳の作り方
試験本番で例示に詰まる最大の原因は「その場で考えようとすること」です。頻出トピックごとに「具体例・アナロジー・仮定シナリオ」をあらかじめ考えておく「ネタ帳」を持つことで、本番の思考コストを大幅に削減できます。ネタ帳はノートでもスマホのメモアプリでも構いません。まずは以下のテンプレートを参考に、5〜6トピックから始めてみましょう。
- トピック例:テクノロジーと社会、環境問題、教育、健康、グローバル化
- 具体例欄:実際にありそうな日常シーンや職場・学校での出来事を1〜2文で記録
- アナロジー欄:「〜は〜のようなものだ」という比喩を1つ書き留める
- 仮定シナリオ欄:「もし〜なら」で始まる短い仮定の状況を1つメモする
ネタ帳は「完璧に仕上げる」必要はありません。箇条書きのメモで十分です。試験前に見返すだけで、脳内に「引き出し」が自然と整理されます。
例示力を鍛える日常トレーニング3選
- 【ニュース例示化練習】日本語で読んだニュースを「英語の主張文+例示」の形に変換する。例:「物価上昇のニュース」→ “Rising prices affect daily life. For example, a family might cut back on eating out to save money.”
- 【例示スプリント】1つの主張に対して「具体例・アナロジー・仮定シナリオ」の3種類を2分以内に書き出す。スピードと発想の柔軟性が同時に鍛えられる。
- 【説明テスト】書いた例示を声に出して誰かに説明してみる。うまく話せない例示は、書いても読み手に伝わりにくい。音読することで論理の穴が見えてくる。
本番5分前にできる例示アイデア出しの思考ルーティン
試験会場でのブレインストーミング時間はわずかです。次の3ステップを習慣化しておくと、限られた時間でも素早く例示を決定できます。
学校・職場・家庭・買い物など、身近な場面から1つ選ぶ。難しく考えず「自分が昨日したこと」レベルでOK。
「このシーンは自分の主張のどの部分を支持しているか」を1文で確認する。関連が薄ければ別のシーンに切り替える。
具体例・アナロジー・仮定シナリオの中から「最も短時間で書けるもの」を選ぶ。迷ったら具体例を優先すると安定する。
よくある質問(FAQ)
- ネタ帳のトピックが試験に出なかったらどうすればいい?
-
ネタ帳のトピックと完全に一致しなくても問題ありません。準備した具体例やアナロジーは「少し角度を変えるだけ」で別のトピックにも応用できます。例えば「テクノロジーと教育」で用意した例示は、「テクノロジーと職場」にも転用可能です。
- 例示が思いつかないときは、どうすればいい?
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仮定シナリオに切り替えましょう。「もし〜なら」という形式は、実体験や知識がなくても論理だけで構成できます。「ネタ切れ時の最終手段」として必ずストックしておくと安心です。
- 具体例・アナロジー・仮定シナリオのうち、初心者はどれから練習すればいい?
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まずは「具体例」から練習するのがおすすめです。日常シーンを1〜2文で描写するだけでよく、特別な知識も構文も不要です。具体例を3文構成(状況提示→詳細描写→主張へのつなぎ)で書けるようになったら、アナロジーや仮定シナリオに挑戦してみましょう。
- 英検とIELTSでは例示の書き方を変えるべき?
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基本的な例示の考え方は共通ですが、IELTSはよりアカデミックなトーンが求められます。IELTSでは “Hypothetically speaking” や “To illustrate this point” などのフォーマルな導入フレーズを意識的に使うと採点者への印象が良くなります。英検では自然な日常シーンを使った具体例が特に評価されやすい傾向があります。
- 架空のシーンや仮定の話を例示に使っても減点されない?
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減点されません。英作文の採点基準は「事実かどうか」ではなく「論理的に一貫しているか・具体的に展開されているか」です。架空の人物や仮定のシナリオは、適切な導入フレーズ(”Imagine a scenario where …” など)を使えば正当な例示として評価されます。
例示力は特別な知識量や語彙力の問題ではありません。「具体例・アナロジー・仮定シナリオ」という3つの型を意識して繰り返し練習するだけで、誰でも確実に上達できるスキルです。ネタ帳を作り、日常トレーニングを積み、本番の思考ルーティンを染み込ませる——この3つの習慣が、あなたの英作文を根本から変えます。今日からさっそく1トピック分のネタ帳を作ることから始めてみてください。

