海外旅行や留学先でのショッピング、「英語でうまく話せるかな…」と不安を感じたことはありませんか?実は、ショッピングで使う英語はパターンが決まっています。定番フレーズをいくつか覚えるだけで、入店から購入まで驚くほどスムーズに進められます。このガイドでは、試着・値引き交渉・返品対応まで、場面ごとに使えるフレーズを丁寧に解説していきます。まずは入店直後から商品探しまで、会話の流れをつかんでいきましょう。
【STEP 1】入店〜商品探し:最初の一言で会話をスムーズに始めよう
「見ているだけです」から「探しています」まで:入店直後の定番フレーズ
お店に入ると、店員から “Can I help you?” や “Are you looking for something?” と声をかけられることがほとんどです。このとき焦らず答えられるよう、返し方のパターンを整理しておきましょう。
“Just browsing, thank you.” (見ているだけです、ありがとう)と返しましょう。これだけで自然に断れます。”Just looking.” でも同じ意味でOKです。
“Actually, I’m looking for …” と続けましょう。”Just browsing” と言った後でも、「やっぱり聞いてみよう」と思ったら “Actually, could you help me?” で自然に話を切り出せます。
“Excuse me, could you help me?” が丁寧で使いやすい定番表現です。”Could you” を使うことで、”Can you” よりもワンランク上の丁寧さになります。
欲しい商品を伝える・場所を聞く:具体的な要望の伝え方
探している商品を伝えるときは “I’m looking for …” の形が万能です。商品名だけでなく、色・素材・用途などの特徴をセットで伝えると、よりスムーズに希望の商品にたどり着けます。
| 場面 | 使えるフレーズ |
|---|---|
| 商品を探している | I’m looking for a white cotton shirt. |
| 場所を聞く | Where can I find the men’s section? |
| サイズを確認する | Do you have this in a medium? |
| 別の色を聞く | Do you have this in black? |
| 在庫を確認する | Is this available in other colors? |
色や素材を伝える形容詞も一緒に覚えておくと便利です。色なら “navy / beige / dark green”、素材なら “leather / wool / linen”、用途なら “for casual use / for a formal occasion” といった表現が役立ちます。
店員:Hi there! Can I help you with anything today?
あなた:Hi! I’m looking for a lightweight jacket, something casual. Do you have anything in navy or gray?
店員:Sure! We have a few options over here. Follow me!
【STEP 2】試着・サイズ確認:買い物の核心!試着室でのやり取りを完全マスター
気に入った服を見つけたら、次は試着です。試着室でのやり取りは、入店直後よりも少し会話が多くなりますが、使うフレーズはパターン化されています。「Can I try this on?」の一言を起点に、会話の流れをそのまま覚えてしまいましょう。
試着をお願いする・試着室の場所を聞く:基本フレーズ集
試着したいときは、まず店員に一言声をかけましょう。以下のフレーズを確認してください。
- Can I try this on?(これを試着してもいいですか?)
- Where are the fitting rooms?(試着室はどこですか?)
- How many items can I take in?(何点まで持ち込めますか?)
店員から「How many items?」と聞かれたら、持っているアイテム数を答えましょう。「Three pieces, please.」のように数字で答えるだけでOKです。
サイズが合わない・別サイズを頼む:サイズ交換の会話パターン
海外ではサイズ表記が日本と異なります。まず下の対照表で自分のサイズを確認しておきましょう。
| 日本サイズ | USサイズ | UKサイズ | EUサイズ |
|---|---|---|---|
| S | XS / S | 8 | 36 |
| M | S / M | 10 | 38 |
| L | M / L | 12 | 40 |
| XL | L / XL | 14 | 42 |
サイズ換算に迷ったときは、店員に直接聞くのが一番確実です。「What size would be equivalent to a Japanese M?」(日本のMサイズに相当するのはどのサイズですか?)と聞いてみましょう。別サイズをお願いするときは次のように言います。
- Do you have this in a larger size?(もう一つ大きいサイズはありますか?)
- Can I get a size down?(一つ小さいサイズをもらえますか?)
- Do you have this in a size 10?(サイズ10はありますか?)
試着後の感想を伝える・購入を決める・やめるときの言い方
試着後のフィット感を正確に伝えられると、店員から的確な提案をもらえます。以下のチートシートを参考にしてください。
- きつい:It’s a bit tight.
- ゆるい:It’s a bit loose.
- 丈が長い:The length is a bit too long.
- 丈が短い:It’s a bit too short.
- 肩が合わない:The shoulders don’t fit well.
- ちょうどいい:It fits perfectly!
フィット感を伝えた後、購入するかどうかを決めましょう。「I’ll take it.」は「これを買います」を意味する最も自然な一言です。断るときも丁寧に伝えれば問題ありません。
- I’ll take it.(これにします。)
- I’ll go ahead and buy this one.(これを買います。)
- I’ll pass this time.(今回は見送ります。)
- I’ll think about it.(少し考えます。)
【STEP 3】支払い・レジ対応:会計をスムーズに終わらせるフレーズ
商品を選んだら、いよいよ会計です。支払い方法の確認から袋のお願い、免税手続きまで、レジ周りのやり取りは意外と多岐にわたります。ここで紹介するフレーズを頭に入れておくだけで、焦らずスムーズに会計を終えられます。
支払い方法を伝える・確認する:現金・カード・電子決済
レジでは支払い方法を聞かれることがあります。自分から伝えてもOKです。以下のフレーズをそのまま使いましょう。
- Do you accept credit cards?(クレジットカードは使えますか?)
- Can I pay by card?(カードで払えますか?)
- I’ll pay in cash.(現金で払います。)
- Do you accept mobile payments?(電子決済は使えますか?)
- Is cash okay?(現金でいいですか?)
店員から “Cash or card?” と聞かれたら、”Card, please.” または “Cash, please.” と一言返すだけで十分です。
領収書・袋・ギフトラッピングをお願いする
会計後の一言もしっかり押さえておきましょう。領収書や袋が必要なときは遠慮せずに伝えてください。
- Can I have a receipt, please?(領収書をもらえますか?)
- Could I get a bag?(袋をもらえますか?)
- Can you gift wrap this?(ギフト用に包んでもらえますか?)
- Is gift wrapping available?(ギフトラッピングはできますか?)
免税手続き(タックスリファンド)の基本的な聞き方
旅行者として海外でショッピングする場合、一定金額以上の購入で消費税が還付される「タックスリファンド」制度を利用できる国があります。免税対象かどうかは購入前に確認しておくと安心です。
- Do you offer tax refunds for tourists?(旅行者向けの免税制度はありますか?)
- Is this eligible for a tax refund?(これは免税の対象ですか?)
- What’s the minimum purchase for a tax refund?(免税を受けるための最低購入金額はいくらですか?)
免税手続きには通常、パスポートの提示が必要です。対応窓口(Tax Refund Counter)の場所を店員に “Where is the tax refund counter?” と聞いておきましょう。手続き書類は出国時に空港で提出するケースが多いため、レシートと書類は必ず手元に保管してください。
レシートの確認・金額が違う場合の指摘フレーズ
会計後はレシートの金額を確認する習慣をつけましょう。もし金額が違うと感じたら、落ち着いて以下のフレーズで伝えましょう。
- I think there’s a mistake on my receipt.(レシートに間違いがあるようです。)
- I was charged the wrong amount.(金額が違うようです。)
- Could you check this again, please?(もう一度確認していただけますか?)
セール品や割引適用後の価格が正しく反映されているか、レシートを受け取ったその場で確認するのがベストです。
【STEP 4】値引き交渉・アウトレット・フリーマーケット:一歩踏み込んだ応用フレーズ
値引き交渉の基本:どんな場面でOK?NGなの?文化的背景も解説
値引き交渉は「どこでも通用する」わけではありません。百貨店やブランドショップでの値引き交渉は基本的にNGです。価格は固定されており、交渉を持ちかけると店員を困らせてしまうことがあります。一方、フリーマーケット・蚤の市・市場・一部のアウトレットでは交渉が文化として根付いています。場所をしっかり見極めることが、スマートな交渉の第一歩です。
- 百貨店・ブランドショップで「もっと安くして」と要求する
- 強引に値下げを迫り、断られても食い下がる
- 他の客がいる前で大声で交渉する
- 合意した後にさらに値引きを求める
アウトレットで使えるフレーズ:割引率・在庫・訳あり品の聞き方
アウトレットでは「なぜ安いのか」「欠陥はないか」を事前に確認しておくと安心です。以下のフレーズをそのまま使ってみてください。
| 英語フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|
| Why is this item discounted? | この商品はなぜ割引されているのですか? |
| Is there any defect or damage on this? | 何か欠陥や傷はありますか? |
| Is this the last one in stock? | 在庫はこれが最後ですか? |
| How much is the discount rate? | 割引率はどのくらいですか? |
| Can I get an additional discount if I buy two? | 2つ買えば追加割引はありますか? |
フリーマーケット・蚤の市での値切り交渉フレーズ実践集
フリーマーケットでは交渉がむしろ楽しみのひとつ。段階的に交渉を進めるのがコツです。
How much is this? / What’s the price on this?(これはいくらですか?)
Could you go a little lower? / Is there any room to negotiate?(少し安くしてもらえますか?/交渉の余地はありますか?)
Would you take $15 for it? / How about $15?(15ドルではどうですか?)相手の提示額より少し低めの金額を提案するのが定石です。
If I buy both, can you give me a better price?(2つ買ったら安くしてもらえますか?)複数購入を条件にすると交渉が成立しやすくなります。
You: How much is this jacket?(このジャケット、いくらですか?)
Seller: It’s $30.(30ドルです。)
You: That’s a bit steep. Would you take $20?(少し高いですね。20ドルではどうですか?)
Seller: How about $25? That’s my best price.(25ドルはどうですか?これが最低価格です。)
You: Deal! I’ll take it.(成立です!いただきます。)
交渉が断られても笑顔でOKと伝えればOK。”No problem, thanks anyway!”(大丈夫です、ありがとう!)の一言で印象よく締めくくれます。
【STEP 5】返品・交換・クレーム対応:困ったときに冷静に伝えるフレーズ
海外でのショッピングでは、サイズが合わなかった、商品が壊れていたなど、予期せぬトラブルが起きることがあります。そんなときに大切なのは、感情的にならず、丁寧かつ明確に状況を伝えることです。このSTEPで紹介するフレーズを覚えておけば、いざというときも冷静に対処できます。
返品・交換をお願いする:基本フレーズと必要なもの
返品・交換の申し出は、まずカウンターやレジでスタッフに声をかけることから始まります。以下の基本フレーズを使いましょう。
| 場面 | 英語フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|---|
| 返品したい | I’d like to return this. | これを返品したいのですが。 |
| 交換したい | Can I exchange this for a different size? | 別のサイズに交換できますか? |
| 返金してほしい | Could I get a refund, please? | 返金していただけますか? |
| 別の色に替えたい | I’d like to exchange this for a different color. | 別の色に交換したいのですが。 |
- レシートまたは購入証明書(receipt / proof of purchase)
- 元の包装・タグ(original packaging / tags attached)
- 支払いに使用したクレジットカード(使用した場合)
- 身分証明書(店によっては要求される場合あり)
商品の不具合・破損を伝える:クレーム時の丁寧な言い方
不具合や破損があった場合は、具体的に状況を説明することが重要です。頭ごなしにクレームをつけるのではなく、「I’m afraid…」や「I was wondering if…」のような柔らかい表現を使うと、スタッフも協力的に動いてくれます。
返品カウンターでの会話例
You: Excuse me. I’d like to return this jacket. I’m afraid it has a broken zipper.
(すみません。このジャケットを返品したいのですが。ファスナーが壊れているようで。)
Staff: I’m sorry to hear that. Do you have your receipt?
(それは申し訳ございません。レシートはお持ちですか?)
You: Yes, here it is. I was wondering if I could get a full refund.
(はい、こちらです。全額返金していただけますか?)
Staff: Of course. We’ll process that right away.
(もちろんです。すぐに手続きいたします。)
返品理由のバリエーションも押さえておきましょう。
- It was broken when I opened the box.(箱を開けたら壊れていました。)
- The color looks different from what I ordered.(注文した色と違います。)
- It doesn’t fit me.(サイズが合いませんでした。)
- There’s a stain on it.(汚れがついています。)
クレーム時は声を荒げず、事実を淡々と伝えることが解決への近道です。感情的な言い方は逆効果になることがあります。
返品ポリシーを事前に確認する:トラブルを防ぐ一言
返品トラブルを防ぐ最善策は、購入前にポリシーを確認しておくことです。次のフレーズを購入時に使いましょう。
- What is your return policy?(返品ポリシーを教えていただけますか?)
- How many days do I have to return this?(返品できる期限は何日ですか?)
- Is this item returnable?(この商品は返品できますか?)
- レシートをなくしてしまった場合、返品できませんか?
-
店によっては、クレジットカードの明細や注文確認メールが代替の購入証明として認められる場合があります。まずは “I don’t have my receipt, but I have my credit card statement.” と伝えて相談してみましょう。
- セール品は返品できないと言われました。どう対応すれば?
-
セール品は “final sale”(返品不可)となっているケースが多いです。購入前に “Is this a final sale item?” と確認する習慣をつけましょう。返品不可の場合は “I understand. Thank you for letting me know.” と丁寧に受け入れるのがスマートです。
- 返品期限を過ぎてしまった場合はどうすればいい?
-
期限切れでも、商品に明らかな不具合がある場合は交渉の余地があります。”I know it’s past the return window, but the item was defective. Is there anything you can do?” と丁寧に事情を説明してみましょう。
まとめて復習!シーン別フレーズ早見表&覚え方のコツ
この記事で紹介してきたフレーズを、シーン別に一覧表で整理しました。旅行前の最終確認や、隙間時間の復習にぜひ活用してください。完璧な英語を話せなくても大丈夫。大切なのは、伝えようとする姿勢です。
STEP別フレーズ早見表:入店〜返品まで一覧で確認
| シーン | 英語フレーズ | 日本語の意味 |
|---|---|---|
| 入店・声かけをかわす | I’m just looking, thank you. | 見ているだけです。 |
| 商品を探す | Do you have this in a different color? | 別の色はありますか? |
| 試着をお願いする | Can I try this on? | 試着できますか? |
| サイズを確認する | Do you have this in a larger size? | 大きいサイズはありますか? |
| 値段を聞く | How much is this? | これはいくらですか? |
| 値引き交渉 | Can you give me a discount? | 割引してもらえますか? |
| 購入を決める | I’ll take this one. | これをください。 |
| 返品・交換を申し出る | I’d like to return this, please. | 返品したいのですが。 |
| 不具合を伝える | This item is damaged. | この商品が壊れています。 |
| レシートを提示する | Here’s my receipt. | レシートはこちらです。 |
フレーズを実際に身につける3つの練習法
フレーズを眺めるだけでは、いざという場面で口から出てきません。インプットをアウトプットに変える練習を意識的に取り入れましょう。
音声を聞きながら、0.5秒遅れで声に出してまねるシャドーイングは、発音とイントネーションを自然に身につける最速の方法です。早見表のフレーズを音読するだけでも効果があります。まずは1日5フレーズから始めてみましょう。
友人や家族を店員役にして、入店から会計までの流れを通しで練習してみましょう。一人の場合は、スマートフォンのAI会話機能を活用するのもおすすめです。シナリオを変えながら繰り返すことで、応用力が格段に上がります。
買い物中に心の中で英語をつぶやく習慣をつけましょう。「このシャツを試着したい」と思ったら、すぐに “Can I try this on?” と頭の中で変換する練習です。日常のあらゆる場面をミニ練習の場にできるので、特別な時間を確保しなくても続けられます。
文法が多少間違っていても、相手には十分伝わります。海外の店員さんは、英語が母国語でない旅行者に慣れていることがほとんどです。まずは知っているフレーズを使って話しかけることが、英語力を伸ばす一番の近道です。

