『have』の句動詞・イディオムを完全制覇!「持つ」から広がる必須フレーズ20選【コアイメージ×日常・ビジネス対応】

「have a good time」「have it out」「have someone over」……英語の have を使った表現を調べると、意味がバラバラで覚えきれないと感じたことはありませんか?実は、これらの表現には「句動詞」と「イディオム」という2つのカテゴリが混在しています。この違いを整理するだけで、haveを使った表現の学習効率が格段に上がります。まずは土台となる用語の定義から確認していきましょう。

目次

まず整理!「句動詞」と「イディオム」は何が違う?haveで学ぶ両者の境界線

句動詞とは?:動詞+前置詞・副詞で意味が変わる仕組み

句動詞(phrasal verb)とは、動詞に前置詞や副詞を組み合わせることで、もとの動詞とは異なる意味を生み出す表現のことです。たとえば have back(返してもらう)は、「have=持つ」と「back=後ろへ」という各パーツの意味から、「元の状態に戻す・取り返す」というニュアンスをある程度推測できます。パーツの意味が最終的な意味に反映されやすい点が句動詞の特徴です。

句動詞の定義

句動詞(phrasal verb)= 動詞+前置詞 or 副詞の組み合わせ。各パーツの意味から全体の意味をある程度推測できるのが特徴。

イディオム(固定表現)とは?:全体で1つの意味を持つ塊

イディオム(idiom)は、複数の単語が組み合わさって慣用的な意味を持つ固定表現です。have a ball(大いに楽しむ)を例に取ると、「ball=ボール・球」から「楽しむ」という意味を推測するのはほぼ不可能です。このように、字義通りに解釈しても意味が通じない点がイディオムの最大の特徴であり、表現全体をひとつの単位として丸ごと覚える必要があります。

イディオムの定義

イディオム(idiom)= 複数の単語が組み合わさり、字義通りには解釈できない慣用的な意味を持つ固定表現。全体をひとつの塊として覚えることが必須。

haveが「イディオム多め」な理由:コアイメージとの関係

haveのコアイメージは「何かを自分の領域に保持している状態」です。物の所有にとどまらず、経験・関係・状態の保持にまで意味が広がるため、非常に多くの文脈で使われます。この意味の広さと抽象性が、固定イディオムを生みやすい土壌となっています。

haveは「保持・所有」という抽象的なコアイメージを持つため、様々な名詞と結びついて慣用的な意味を生み出しやすく、結果としてイディオムの数が他の動詞より多くなります。

句動詞とイディオムの違いを整理すると、以下のようになります。

比較項目句動詞イディオム
構成動詞+前置詞・副詞動詞+名詞・形容詞など(多様)
意味の推測パーツからある程度推測可能字義通りの解釈は不可
固定度比較的柔軟高い(塊として固定)
haveの例have back / have outhave a ball / have a heart

この記事では、句動詞・イディオムの両方を「haveのコアイメージ(保持・所有)」という共通軸で横断的に整理していきます。コアイメージを意識しながら読み進めることで、個別に暗記するよりもはるかに効率よく表現を習得できるはずです。

「have」のコアイメージを掴む:「手元に保持している状態」がすべての起点

haveを使った表現が無数にある理由は、このたった一つのコアイメージで説明できます。haveの本質は「何かが自分の手元・管理下にある状態」です。このイメージさえ掴めば、初めて見るhave表現でも意味をある程度推測できるようになります。

コアイメージ図解:「持つ」→「経験・状態・関係」へ広がる3方向

「手元に保持している」というコアイメージは、3つの方向に意味が広がっています。物理的なモノから、目に見えない体験・状態・人間関係へと自然に拡張していくイメージです。

広がりの方向意味
方向1:物理的所有モノを手元に持つhave a car(車を持っている)
方向2:経験・体験体験・出来事を手元に持つhave fun(楽しい時間を持つ)
方向3:関係・影響つながりや影響を手元に持つhave something to do with(〜と関係がある)

「車」も「楽しさ」も「人間関係」も、すべて「自分の管理下にある」という感覚で捉えると、haveの広がりが一本の線でつながります。

コアイメージから意味を推測する練習:have a cold / have time / have a meeting

3つの例でコアイメージを当てはめてみましょう。「have a cold(風邪をひいている)」は、風邪という不快な状態が今まさに自分の体の中にある感覚です。「have time(時間がある)」は、自由に使える時間を手元に持っている状態。「have a meeting(会議がある)」は、予定という出来事を自分のスケジュール上に保持しているイメージです。

このように「何を手元に持っているのか」を問いかけるだけで、haveの意味が自然と見えてきます。辞書に頼る前に、まずコアイメージで考える習慣をつけましょう。

句動詞・イディオムを覚える前に知っておきたい「haveの5つの顔」

haveには大きく分けて5つの使い方があります。句動詞やイディオムを学ぶ前に、この5つを頭に入れておくと、各フレーズがどの「顔」に属するかが分かり、理解と記憶が格段にスムーズになります。

haveの5つの顔
  • 所有:have a car / have a question(モノや事柄を持つ)
  • 経験・体験:have fun / have a good time(出来事・体験を持つ)
  • 状態:have a cold / have a headache(ある状態にある)
  • 使役:have someone do / have something done(人やモノに何かをさせる)
  • 飲食:have breakfast / have a drink(食事・飲み物を取る)

この5分類はこれ以降に登場する句動詞・イディオム20選すべての土台になります。新しいhave表現に出会ったとき、「これは5つのうちどれに近い?」と考えるクセをつけると、意味の定着が大きく変わります。

【日常会話編】覚えておきたいhaveの句動詞・イディオム10選

haveのコアイメージ「手元に保持している状態」を頭に置きながら、日常会話でよく使われる10のフレーズを見ていきましょう。「なぜこの意味になるのか」を理解することで、丸暗記より何倍も記憶に残りやすくなります。

have it out(with someone):対立をはっきりさせる

「胸の中に保持していた不満や対立を、外に出す(out)」イメージです。ため込んでいたものを相手と向き合って吐き出す場面で使います。

We finally had it out with each other and cleared the air.
(ついに腹を割って話し合い、すっきりした。)

I think we need to have it out before this gets worse.
(これ以上こじれる前に、はっきり話し合うべきだと思う。)

have it in for(someone):恨みを持っている

「相手への悪意を自分の内側(in)に保持している」状態を表します。特定の人を標的にしているニュアンスが強いフレーズです。

I feel like my boss has it in for me lately.
(最近、上司に目をつけられている気がする。)

have something to do with:〜と関係がある

「何かを〜との関係として手元に持っている」イメージ。関連性の有無を表す非常に頻出の表現です。

英検・TOEIC 頻出フレーズ

「have something to do with」は英検2級〜準1級の長文読解やTOEICのPart 7でも頻繁に登場します。否定形「have nothing to do with(〜とは無関係だ)」もセットで覚えておきましょう。

This issue has something to do with the way we communicate.
(この問題は私たちのコミュニケーションの取り方と関係がある。)

I don’t think his absence has anything to do with the meeting.
(彼の欠席はその会議とは関係ないと思う。)

have had it:もう限界・うんざりした

「(嫌なことを)十分すぎるほど手元に持ってしまった」状態。現在完了形の「持ち続けた結果、もう耐えられない」というニュアンスが出ています。

I’ve had it with this traffic. I’m taking the train from now on.
(この渋滞にはもう限界。これからは電車にする。)

have a word with:〜とちょっと話す

「ひとこと(a word)を相手と共に持つ」イメージ。長い議論ではなく、短い個人的な会話を指します。

Could I have a word with you after class?
(授業の後、少しお話できますか?)

have a go(at):試してみる

「一度やってみる機会(a go)を手元に持つ」イメージ。主にイギリス英語で使われますが、日常会話で広く通じます。

I’ve never tried sushi, but I’d love to have a go at it.
(寿司は食べたことがないけど、ぜひ試してみたい。)

have it both ways:いいとこ取りをしようとする

「両方(both ways)を同時に手元に持とうとする」こと。相反する2つの利益を同時に得ようとする、やや批判的なニュアンスを含みます。

You can’t have it both ways — either you work late or you leave early.
(どちらもいいとこ取りはできない。残業するか早退するか、どちらかだ。)

have a say(in):〜に発言権がある

「意見(a say)を手元に持っている=発言する権利がある」状態です。職場や会議の場面でよく使われます。

TOEIC 頻出フレーズ

「have a say in」はTOEIC Part 5の語彙問題や、Part 7のビジネスメール読解で登場することがあります。ビジネス英語としても重要な表現です。

Every team member should have a say in the decision-making process.
(すべてのチームメンバーが意思決定プロセスに発言権を持つべきだ。)

have a thing for:〜が好き・〜に夢中

「何か(a thing)を心の中に持っている」=特定の人や物への特別な感情・好みを持っているイメージです。

She’s always had a thing for vintage clothes.
(彼女はずっとヴィンテージ服が大好きだ。)

have someone over:人を家に招く

「誰かを自分の管理スペース(家)の中に持ち込む(over)」イメージ。over には「こちら側へ越えてくる」というニュアンスがあります。

We’re having some friends over for dinner on Saturday.
(土曜日に友人を夕食に招く予定だ。)

10のフレーズを並べてみると、どれも「haveのコアイメージ+前置詞・副詞の方向性」で意味が組み立てられていることがわかります。次のセクションではビジネス場面で使えるhave表現をさらに掘り下げていきます。

【ビジネス・フォーマル編】職場・メールで使えるhaveの句動詞・イディオム10選

日常編で学んだ「手元に保持している状態」というコアイメージは、ビジネス表現でもそのまま機能します。職場・会議・メールで頻出するhave表現を押さえておくと、英語でのコミュニケーションの幅が一気に広がります。各フレーズのフォーマル度も確認しながら読み進めてください。

have a bearing on:〜に影響を及ぼす

「bearing(方向・関係性)を手元に持っている」イメージ。ある事柄が別の事柄に方向性を与えている、つまり影響を持っているというニュアンスです。

例文: This decision will have a significant bearing on our quarterly results.(この決定は四半期業績に大きな影響を及ぼすでしょう。)

フォーマル度: 書き言葉向き。メール・報告書で特に有効。

have reservations about:〜に懸念がある

「reservation(留保・ためらい)を心の中に保持している」状態。反対とは言い切れないが完全には賛成できない、というニュアンスを丁寧に表現できます。

例文: I have some reservations about the proposed timeline.(提案されたスケジュールにはいくつか懸念があります。)

フォーマル度: どちらでもOK。会議・メール両方で自然に使えます。

have the floor:発言権を持つ

「floor(議場の発言スペース)を自分の手元に持っている」イメージ。会議で「今発言する権利がある」状態を指します。

例文: You have the floor, Ms. Chen. Please go ahead.(チェンさん、どうぞ発言してください。)

フォーマル度: 会議・プレゼン向き。口頭表現として使います。

have an edge over:〜より優位に立つ

「edge(刃・鋭さ)を相手より多く持っている」イメージ。競合他社との比較や自社の強みを述べる場面で重宝します。

例文: Our product has a clear edge over competitors in terms of durability.(耐久性の面で、当社製品は競合より明確に優位です。)

フォーマル度: どちらでもOK。プレゼン・提案書でよく使われます。

have something in the pipeline:計画・準備中である

「パイプラインの中に何かを保持している」イメージ。製品や施策がまだ表に出ていないが着実に進んでいる状態を表します。

例文: We have several new features in the pipeline for the next release.(次のリリースに向けて、いくつかの新機能を準備中です。)

フォーマル度: どちらでもOK。社内外のミーティングで頻出します。

have a handle on:〜を把握・コントロールしている

「handle(取っ手・手がかり)を持っている」イメージ。状況や問題をしっかり掴んでコントロールできている状態を示します。

例文: Do you have a handle on the budget variance?(予算の差異は把握できていますか?)

フォーマル度: どちらでもOK。上司への報告や確認場面で使いやすい表現です。

have the upper hand:主導権を握っている

「上の手(優位なポジション)を持っている」イメージ。交渉・競争で有利な立場にいることを表します。

例文: In this negotiation, we have the upper hand because of our exclusive patent.(独占特許があるため、今回の交渉では我々が主導権を握っています。)

フォーマル度: どちらでもOK。交渉・戦略会議で自然に使えます。

have a vested interest in:〜に既得権益・利害関係がある

「vested(既に与えられた)利益を手元に持っている」イメージ。個人や組織が特定の結果に対して金銭的・立場的な利害を持っている場合に使います。

例文: All shareholders have a vested interest in the company’s long-term success.(すべての株主は会社の長期的な成功に利害関係を持っています。)

フォーマル度: 書き言葉向き。法務・財務・経営文書で頻出します。

have a stake in:〜に利害関係がある

「stake(賭け金・出資)を持っている」イメージ。have a vested interest in より口語的で、幅広い文脈で使えます。

例文: Every team member has a stake in the project’s outcome.(チームメンバー全員がプロジェクトの結果に利害関係を持っています。)

フォーマル度: どちらでもOK。「stakeholder(利害関係者)」の語源でもあります。

have a point:一理ある・正しい点がある

「point(論点・要点)を手元に持っている」イメージ。相手の意見を認めつつ議論を進める際に非常に便利な表現です。

例文: You have a point, but we also need to consider the cost implications.(おっしゃる通りですが、コストへの影響も考慮する必要があります。)

フォーマル度: どちらでもOK。会議での意見調整に欠かせないフレーズです。


10フレーズのフォーマル度をまとめて確認しましょう。

フレーズフォーマル度主な使用シーン
have a bearing on書き言葉向きメール・報告書
have reservations aboutどちらでもOK会議・メール
have the floor会話向き会議・プレゼン
have an edge overどちらでもOKプレゼン・提案書
have something in the pipelineどちらでもOK社内外ミーティング
have a handle onどちらでもOK進捗確認・報告
have the upper handどちらでもOK交渉・戦略会議
have a vested interest in書き言葉向き法務・財務文書
have a stake inどちらでもOK会議・ビジネス全般
have a pointどちらでもOK会議・意見調整
TOEIC頻出フレーズはここ

TOEIC Part 5・Part 7で特に狙われやすいのは「have a bearing on」「have reservations about」「have a vested interest in」の3つです。Part 5では語彙問題として文脈から意味を選ばせる形式、Part 7ではビジネスメール中に自然に埋め込まれた形で出題されます。コアイメージと一緒に記憶しておくと、初見の文脈でも意味を推測しやすくなります。

意味推測力を鍛える!haveフレーズ確認ミニテスト&間違えやすいポイント総まとめ

ここまで学んだ20フレーズの定着度を確認しましょう。テストで「あれ、どっちだっけ?」と迷った箇所こそ、最も記憶に残る学習チャンスです。解答・解説を読んで、曖昧な部分を一気に整理してください。

確認ミニテスト:空所補充・日本語訳10問

STEP
問題を解く(空所に入る語句を答えてください)
  1. She had a big _____ in the final decision. (意思決定に大きな発言権を持っていた)
  2. This issue has a direct _____ on our budget. (この問題は予算に直接影響を及ぼす)
  3. They finally had it _____ and cleared the air. (ついに対立をはっきりさせて、わだかまりを解消した)
  4. His past experience has nothing to _____ with the current project. (彼の過去の経験は今のプロジェクトとは無関係だ)
  5. 次の文を日本語に訳してください:I have yet to receive a reply.
  6. 次の文を日本語に訳してください:Let’s have it out before the meeting starts.
  7. Could you have a _____ at this report? (このレポートをざっと確認してもらえますか?)
  8. We need to have a _____ about the deadline. (締め切りについて話し合う必要がある)
  9. 次の文を日本語に訳してください:She has the say in this department.
  10. 次の文を日本語に訳してください:I had a hard time finding the venue.
STEP
解答・解説を確認する
  1. say → have a say「発言権を持つ」
  2. bearing → have a bearing on「〜に影響を及ぼす」
  3. out → have it out「対立をはっきりさせる」
  4. do → have nothing to do with「〜と無関係だ」
  5. 「まだ返信を受け取っていない」→ have yet to do「まだ〜していない」
  6. 「会議が始まる前にはっきりさせましょう」→ have it out「対立・問題を決着させる」
  7. look → have a look at「〜をざっと見る」
  8. talk / word → have a talk / have a word「話し合う」
  9. 「彼女がこの部署の決定権を持っている」→ have the say「最終決定権を持つ」
  10. 「会場を見つけるのに苦労した」→ have a hard time doing「〜するのに苦労する」

間違えやすいポイント①:have something to do with vs have nothing to do with

「have something to do with」と「have nothing to do with」はどう使い分ける?

「have something to do with」は「〜と何らかの関係がある」、「have nothing to do with」は「〜とまったく関係がない」という意味です。さらに「have a lot to do with(大いに関係がある)」「have little to do with(ほとんど関係がない)」のように程度を表す語を挟むことで関係の深さを表現できます。someやnothingの部分を入れ替えるだけで意味が逆転するため、文脈をしっかり確認しましょう。

間違えやすいポイント②:have a say vs have the say(冠詞の違いで意味が変わる)

「have a say」と「have the say」は何が違う?

冠詞ひとつで意味がガラリと変わります。「have a say」は「(複数いる中の一人として)発言権・意見を述べる機会を持つ」というニュアンスで、日常・ビジネス両方で使います。一方「have the say」は「(その場の)最終決定権・決定的な発言権を持つ」という意味で、権限の独占を示します。会議の場面などでは混同すると伝えたいニュアンスが大きくずれるため注意が必要です。

間違えやすいポイント③:イディオムを直訳してしまうパターンと対処法

直訳トラップに要注意!haveイディオムを字義通りに解釈すると、まったく別の意味に受け取ってしまうことがあります。

直訳トラップ:こんな誤解に気をつけよう
  • 「have it out」→ 「それを外に出す」と直訳してしまい、「対立を決着させる」という意味を見落とす
  • 「have a bearing on」→ 「〜に軸受けを持つ」と直訳してしまい、「影響を及ぼす」という意味が伝わらない
  • 「have yet to do」→ 「まだ〜するつもりだ」と誤解し、否定的なニュアンス(まだ〜していない)を見落とす
  • 「have a hard time」→ 「困難な時間を持つ」と直訳してしまい、「〜するのに苦労する」という動的な意味を見落とす

対処法は「コアイメージ+文脈」で意味を推測する習慣をつけることです。直訳して不自然だと感じたら「haveが何を保持しているのか」を問い直すと、イディオム全体の意味が見えてきます。初めて見るhaveフレーズでも、このアプローチで正解に近づけます。

よくある質問(FAQ)

句動詞とイディオムはどちらを先に覚えるべきですか?

日常会話では句動詞から始めるのがおすすめです。パーツの意味から全体の意味を推測しやすいため、覚える負担が少なく、応用も利きます。ある程度句動詞に慣れたら、イディオムを塊として覚えていくと効率的です。この記事のようにコアイメージを軸に整理すると、どちらも無理なく習得できます。

haveのイディオムはTOEICや英検でどのくらい出題されますか?

TOEICではPart 5の語彙問題やPart 7の読解問題に頻出します。特に「have a bearing on」「have reservations about」「have a vested interest in」はビジネスメールや報告書の文脈で自然に登場します。英検では2級〜準1級の長文読解や英作文でhaveイディオムが使われることが多く、意味を正確に把握しておくことが得点アップにつながります。

haveのコアイメージを使った意味推測は、他の動詞にも応用できますか?

はい、応用できます。「get(移動・変化)」「take(取る・受け取る)」「give(与える)」「make(作る・生み出す)」など、基本動詞にはそれぞれコアイメージがあります。そのイメージを軸に句動詞・イディオムを整理する学習法は、どの動詞にも有効です。まずhaveで練習してコツを掴み、他の動詞へと広げていくのが効率的な学習順序です。

「have a hard time」と「have difficulty」は同じ意味ですか?

ほぼ同じ意味で使えますが、文法的な使い方に違いがあります。「have a hard time」の後には動名詞(doing)が続きます(例: have a hard time understanding)。一方「have difficulty」の後も動名詞が続きますが(例: have difficulty understanding)、「have difficulty in doing」の形も使えます。どちらも「〜するのに苦労する」という意味で、日常・ビジネス両方で使える表現です。

この記事で紹介したフレーズを効率よく定着させるコツはありますか?

3つのステップが効果的です。まず「コアイメージで意味を理解する」、次に「例文を声に出して読む」、最後に「自分の状況に置き換えた例文を1つ作る」という流れです。特に自分で例文を作るステップは記憶の定着に大きく貢献します。また、この記事のミニテストを定期的に解き直すことで、曖昧な記憶を確実な知識に変えることができます。

著者プロフィール

大学受験予備校英語講師。大学時代にアメリカへ1年間留学。卒業後は海外書籍を取り扱う出版社で編集職に6年間従事した後、英語教育の現場へ転身。現在7年目。受験生向けの実践的で分かりやすい解説に定評がある。出版社時代に様々なジャンルの英語書籍を担当した経験から、法律から工学まで業界特有の英語表現にも幅広く精通している。

目次