新しいオンライン英会話コミュニティ「Earth Saver Family English(EFE)」が、2026年10月1日、持続可能なサービスを評価する「サステナブル★セレクション2026」において一つ星の選定を受けたことを発表しました。このコミュニティは、自然や環境といった地球規模の課題について、英語で対話することを目的としています。
「Earth Saver Family English(EFE)」とは?

EFEは、一言で言えば「英語を使って環境について話す場」です。従来の英会話スクールが「英語を学ぶ」ことを主眼とするのに対し、EFEは英語を「伝えるための道具」として位置づけています。小学生から大人まで、異なる世代や背景を持つ人々が集まり、自然や生きもの、地球の未来について、それぞれの視点から意見を交わします。
特徴は、参加者が対等な立場で議論に参加できることです。年齢や経験の差を超えて、一人ひとりが持つ知識や考えを持ち寄り、学び合うことを重視しています。英語に不安がある方でも安心して参加できるよう、初級・中級・上級のレベル別クラスが用意されており、バイリンガルのファシリテーターが会話をサポートします。
EFEは、英語「を」学ぶ場ではなく、英語「で」地球を救う対話を行う場です。自然や環境に関する具体的なテーマを通じて、「自分はどう思うか」「何ができるか」を考え、それを相手に伝える実践的なコミュニケーションを目指しています。
英語「を」学ぶのではなく、英語「で」伝える場
このサービスが目指すのは、テストのための英語学習ではなく、「使う」理由がある学びです。例えば、「エコバッグ」や「動物園の役割」、「絶滅危惧種」など、環境にまつわる具体的なテーマが設定されます。参加者は、そのテーマについて自分の意見をまとめ、少人数のグループで英語でディスカッションを行います。生きものに詳しい子供の発言が大人の新しい気づきにつながるなど、双方向の学びが生まれる場となっています。
プログラムの具体的な流れと参加方法
EFEのプログラムは、1回30分のオンラインセッションで構成されています。大まかな流れは以下の通りです。
- その日のテーマと、ディスカッションで使える英語表現に触れる。
- 自分の考えを文章(日本語または英語)でまとめる。
- 少人数(最大10名程度)のグループに分かれ、ファシリテーターの進行のもと対話を行う。
英語力に応じてクラスを選べるため、初めてでも無理なく参加できます。月額制で運営されており、学生と社会人で料金が異なります。
なぜ「サステナブル★セレクション」に選ばれたのか?
多くの英会話サービスがある中で、このサービスが「持続可能なサービス」として評価された理由は、単に英語を教えるだけではない、その学習モデルの革新性にあります。選定のポイントとなったのは、英語学習と環境教育という二つの要素を結びつけ、さらに世代や地域の壁を越えた学びのコミュニティを構築した点です。
評価された3つのポイント
選定にあたっては、主に以下の3つの取り組みが高く評価されました。
- 世代を超えた対等な議論の場
子どもから大人まで、年齢に関係なく同じテーブルに着き、自然環境の課題について英語で話し合うことができます。生きものに詳しい子どもの視点が大人の気づきになるなど、双方向の学び合いが生まれる点が評価されました。 - オンラインによる教育格差の解消とESG価値の可視化
オンライン形式のため、住んでいる地域に関わらず誰でも参加できる機会を提供。地理的な教育格差を小さくするとともに、この活動自体が「ESG」(環境・社会・企業統治)の観点で価値を持つことを示した点も高評価につながりました。 - 子どもの環境保全意識の育成
異なる世代の人たちと話すことで、子どもたちが環境問題を自分自身の問題として捉え、具体的な行動につなげようとする意識を育てている点が評価されています。
ここで「ESG」について補足します。ESGとは、企業や活動を評価する際の新しい基準で、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)の頭文字を取った言葉です。このサービスは、Environment(環境教育)、Social(世代間・地域間の交流と教育機会の提供)という2つの観点で、明確に社会的な価値を生み出していると認められたのです。
オンラインだからこそ実現できる価値
この学習モデルの核心は、「英語を学ぶ」ことから「英語を使う」ことへのシフトにあります。参加者は、環境問題という具体的なテーマについて「自分はどう思うか」「何ができるか」を考え、それを英語で表現することを求められます。これは、言語学習において最も効果的と言われる「目的を持ったアウトプット」の場を提供しているのです。
プログラムは1回30分で構成され、少人数のグループで対話が行われます。英語に不安がある方でも、初級・中級・上級のクラス分けと、バイリンガルのファシリテーターによる日本語サポートがあるため、自分のレベルに合わせて無理なく参加できます。テーマも「エコバッグ」や「動物園」など身近なものから、「絶滅」や「樹冠被覆率」といった少し専門的なものまで幅広く設定されており、好奇心を刺激します。
このように、単なる語学スクールとは一線を画す、実践的で社会的意義のある学びのコミュニティであることが、持続可能なサービスとして選定された主な理由と言えるでしょう。
英語学習者にとってのメリットと活用方法
このコミュニティは、単に英語を学ぶ場ではなく、英語を「使う」明確な目的と動機付けを提供する点に大きな特徴があります。英語学習者、特に社会人や大学生にとっては、実践的なコミュニケーション能力を磨く格好の場となるでしょう。
「使う」ための動機付けとアウトプットの場
多くの学習者が抱える「英語を勉強するモチベーションが続かない」「実際に話す機会がない」という悩みに対して、このサービスは効果的な解決策を提示しています。環境問題という、誰もが関心を持ちうるグローバルなテーマを軸に、自分の意見を「伝える必要」が生まれます。これは、日常会話の練習とは異なる、知的で深みのあるアウトプットの機会を意味します。
- 自分の考えを整理し、英語で文章化するライティング練習の機会
- それを少人数のグループで発表・議論するスピーキング練習の実践
- 異なる世代や背景を持つ人々の視点に触れ、思考の幅を広げられる
- 環境問題に関する語彙や表現が自然と身につく
特に、自分の意見を「文章にまとめる」というプロセスは、論理的に考えを構築する訓練になります。その後、それを口頭で説明するという一連の流れは、プレゼンテーションやディスカッションの基礎力を養います。
TOEICや英検スピーキング対策としての側面
資格試験の対策として見た場合にも、このコミュニティのプログラムは有益です。例えば、英検の面接やTOEIC S&W(スピーキング&ライティング)テストでは、提示されたトピックについて自分の意見を論理的に述べることが求められます。日頃から「エコバッグの利点」や「動物園の役割」といった社会的なテーマについて考え、英語で意見を述べる練習を積むことは、試験対策を超えた、本質的なコミュニケーション能力の向上につながります。
従来の「英語を学ぶ」から「英語で何かを成し遂げる・議論する」という学習モデルへの転換点を示すサービスと言えます。単なる語学力だけでなく、クリティカルシンキング(批判的思考)やグローバルな課題に対する関心を同時に育むことが、今後の英語学習者に求められる資産となるでしょう。試験のスコアアップだけでなく、国際的な場で通用する真のコミュニケーション能力を養いたい学習者にとって、価値のある選択肢の一つです。
具体的なテーマ例と料金体系
このオンラインコミュニティでは、参加者が興味を持ち、実際に話したくなるような具体的なトピックが用意されています。英語学習と環境への関心を結びつけることは、学習意欲を持続させる上で非常に効果的な方法です。ここでは、実際にどのようなテーマで対話が行われるのか、そして参加に必要な費用について見ていきましょう。
興味を引く多様なテーマ設定
コミュニティのセッションでは、月ごとに様々な環境トピックが設定されます。例えば、ある月のテーマは「エコバッグ」で、別の月では「動物園」というように、身近な題材から地球規模の課題まで幅広く取り上げられます。これにより、参加者は自分の生活や興味と関連させながら、英語での表現を学ぶことができます。
さらに、英語学習者にとっては語彙を深める良い機会にもなります。例えば、「絶滅」を意味する英語表現として「Dead as a dodo」というイディオムを学んだり、環境科学で使われる「Canopy coverage rate(樹冠被覆率)」といった専門用語に触れたりすることができます。こうした実践的な単語や表現は、ニュース記事を読んだり、国際的な会議で議論したりする際に、直接役立つ知識となるでしょう。
- 身近なテーマ例:エコバッグ、動物園、プラスチックごみなど
- 語彙を深めるテーマ例:絶滅表現(Dead as a dodo)、環境指標(Canopy coverage rate)など
月額制の料金プラン
料金は月額制で、年齢層によって異なります。これは、学生と社会人の経済的負担を考慮した設計と言えるでしょう。多くのオンライン英会話サービスは、レベルや受講回数で料金が変わる傾向にありますが、このサービスは年齢を基準にしています。
具体的な月額料金は以下の通りです。学校に通う子どもたちは比較的安価に、社会人向けにはより本格的な対話の場としての価格設定となっています。
- 小学生・中学生会員:月額6,900円
- 高校生・大学生会員:月額9,800円
- 個人会員(大人):月額18,900円
今後の展開:学びを実践へつなげる取り組み
このオンラインコミュニティの魅力は、単なる対話の場にとどまらないことです。学んだ知識や考えを、実際の行動や社会貢献に結びつける具体的な道筋が用意されています。ここでは、近い将来に向けた二つの大きなプロジェクトをご紹介します。
2027年横浜万博への参加
コミュニティで培った力を発揮する場として、2027年3月から横浜で開催される国際博覧会への参加が計画されています。運営会社が手掛ける別のプロジェクトでは、万博会場で来場者を日本語と英語で迎えるアテンダントプログラムを開始する予定です。
このプログラムは、コミュニティへの参加が第一歩となります。まずはオンラインで自然や環境について学び、自分の考えを英語で表現する力を養います。その上で、希望する子どもたちが実際の会場で、学んだ知識や思いを世界中の来場者に伝えるという、貴重な実践経験へとつながります。
これは、英語学習の究極の目標である「伝える・つながる」という体験を、リアルな場で実現する機会です。教室での学習が、グローバルな舞台での活躍に直接結びつくモデルとして、非常に意義深い取り組みと言えるでしょう。
「サステナブル★セレクションEXPO 2026」への出展
さらに近い将来の活動として、選定を受けたアワードの関連イベントへの出展が決まっています。2026年11月12日から14日まで、東京都内で開催される持続可能な製品・サービスの展示会に出展し、その活動内容をより多くの人に直接紹介する予定です。
- 会場では、世代を超えて自然や環境を英語で考えるコミュニティの取り組みを紹介します。
- 教育や英語学習、環境教育に関心のあるメディアからの取材も受け付けています。
この出展は、オンライン上のコミュニティがオフラインでも認知を広げ、新たな参加者や協力者を募る重要な機会となります。サステナビリティや教育に熱心な人々が集まる場で直接サービスをアピールすることは、コミュニティのさらなる成長と社会への浸透を後押しするでしょう。
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