第5回IIBC大学生英語スピーチコンテスト、応募受付開始 テーマは現代社会の課題 IIBC発表

第5回IIBC大学生英語スピーチコンテスト、応募受付開始 テーマは現代社会の課題 IIBC発表

2026年10月1日、TOEIC Programを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は、全国の大学生を対象とした英語スピーチコンテスト『第5回IIBC大学生英語スピーチコンテスト』の開催を発表しました。このコンテストは、英語を使って自分の考えを発信する場を提供し、グローバル人材育成に寄与することを目的に2023年から続いています。

目次

注目高まる大学生向け英語スピーチコンテスト

第5回IIBC大学生英語スピーチコンテスト、応募受付開始 テーマは現代社会の課題 IIBC発表
コンテストの注目ポイント

前回(第4回)の応募総数は前回比で約2倍に増加しており、英語学習者から関心が高まっています。

このコンテストの特徴は、その大きな成長と多様性です。第4回大会では応募総数が前回の大会と比べて約2倍に増加し、多くの学生がチャレンジの場として注目していることがわかります。英語スピーチに取り組むさまざまなバックグラウンドを持つ学生が集い、刺激を与え合う場としても発展しています。単なる英語力を競う場ではなく、異なる視点や価値観を持つ仲間と出会い、自分自身を成長させられる機会となっているのです。

コンテストの目的は「グローバル人材育成」です。英語で「伝える」力と、社会課題について「考える」力を同時に鍛えられるのが魅力です。

英語のスピーチコンテストは、世界中の多くの人に自分の考えを伝えるスキルを磨くことができる、すごく貴重な場だと思います。

上記は、第3回大会で優勝した廣岡莉紗さんのコメントです。多くの学生が、この経験を通じて得られるものの大きさを実感しています。自分の考えを英語で組み立て、聴衆に伝えるというプロセスは、普段の英語学習では得難い実践的な力となります。特に、多様な学生が集まるこのコンテストは、互いに学び合う環境として特別な価値があると言えるでしょう。

コンテストの詳細と応募方法

このコンテストに参加するには、どのような条件があり、どのような準備が必要なのでしょうか。応募資格や締切、審査の流れを具体的に見ていきましょう。

応募資格とスピーチテーマ

今回のスピーチテーマは、「あなたが考える、現代社会における課題とは?私たちは、それにどう取り組むべきか?」です。社会課題をどう捉え、英語で表現するかも重要なポイントとなります。

  • 応募資格:英語を第一言語としないこと。本選開催日(2027年2月20日)時点で、日本に拠点を置く大学、短期大学、専門学校、高等専門学校(本科4年以上及び専攻科)に在学中の学生。
  • 応募締切:2026年11月30日(月)午後3時。
  • 原稿について:オリジナル作品のみ応募可能です。過去に発表した作品の応募は認められ、原稿作成における生成系AIの使用に制限はありません。

審査の流れと本選の様子

審査は2段階に分かれており、まずは予選で書類審査が行われます。

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予選(書類審査)

応募者は、最大8分間の英語スピーチを録音した音声データと、その原稿を提出します。審査員はこのデータをもとに、内容の質や表現力を評価し、本選進出者を選考します。

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本選(スピーチと質疑応答)

予選を通過した8名は、2027年2月20日(土)に東京・赤坂インターシティAIR(港区)で開催される本選に出場します。ここでは、応募時のスピーチに加え、その内容に基づく質疑応答(最大8分間)が行われ、総合的なコミュニケーション能力が審査されます。

本選出場者は、英語のスピーチ力だけでなく、即時に質問に答える力や論理的思考力も試される貴重な経験を得られます。優勝者にはPCやタブレットなどの賞品が贈られるほか、出場者全員がTOEIC Listening & Reading公開テストとTOEIC Speaking & Writing公開テストを無料で受験できる特典もあります。

豪華な審査員陣と魅力的な賞品

このコンテストの大きな魅力のひとつが、国内外の専門家による豪華な審査員陣と、出場者を後押しする充実した賞品です。単なる英語力の評価だけでなく、多角的な視点から内容の深みや発信力が審査されます。これにより、参加者の成長を促す貴重な機会となっています。

国内外の専門家が審査

審査員には、教育、法曹、国際関係、学術など幅広い分野で活躍する5名の専門家が名を連ねます。それぞれの専門的な知見に基づき、スピーチの内容、構成、表現力、質疑応答の対応力などが総合的に評価されます。

  • Justin P. Jacobson氏(アメリカン・スクール・イン・ジャパン 教諭)
  • 笹山 尚子氏(早稲田大学 准教授)
  • 中曽根 佐織氏(日本学生協会(JNSA)基金理事、駐日欧州連合(EU)代表部元調査役)
  • Arthur M. Mitchell氏(ホワイト&ケース外国法事務弁護士事務所 シニア アドバイザー、ニューヨーク州弁護士・外国法事務弁護士、一般社団法人日米協会 副会長)
  • 藤沢 裕厚(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 理事長)

このように多様な背景を持つ審査員による評価は、参加者の視野を広げる刺激的な経験となるでしょう。

受賞者への賞品と参加者全員への特典

優秀な成績を収めた学生には、名誉ある賞品が贈られます。1位から3位の受賞者には表彰状とトロフィーに加え、PCまたはタブレットが贈呈されます。これは、今後ますます必要となるデジタルリテラシーと情報発信の力を養うためのサポートとなるでしょう。

賞品と特典のまとめ
  • 1位〜3位受賞者: 表彰状、トロフィー、PCまたはタブレット
  • 本選出場者全員: TOEIC Listening & Reading公開テストとTOEIC Speaking & Writing公開テストの無料受験(各1回)

さらに、本選に出場する8名全員に贈られるのが、TOEIC Listening & Reading公開テストとTOEIC Speaking & Writing公開テストの無料受験(各1回)です。これは、英語の総合的なコミュニケーション能力を国際的な基準で測定し、さらなる学習の指針を得る絶好の機会です。スピーチコンテストへの挑戦が、客観的な英語力の証明にもつながる点が大きな魅力です。

このコンテストは、外務省や文部科学省をはじめとする複数の後援団体にも支えられており、その社会的な信頼性と規模の大きさを物語っています。大学生が英語で社会課題と真摯に向き合い、発信する場として、非常に意義深いイベントと言えるでしょう。

過去受賞者の声から見えるコンテストの価値

第5回IIBC大学生英語スピーチコンテスト、応募受付開始 テーマは現代社会の課題 IIBC発表

このコンテストに参加することで、参加者は実際にどのような経験や成長を得られるのでしょうか。過去の受賞者、特に第3回大会(2025年開催)で1位を受賞した廣岡莉紗さんのコメントから、その魅力の核心を探ってみましょう。

「自分の考えを伝えるスキルを磨く貴重な場」

廣岡さんは、このコンテストについて「英語のスピーチコンテストは、世界中の多くの人に自分の考えを伝えるスキルを磨くことができる、すごく貴重な場」と評価しています。特に、TOEIC Programを運営する団体が主催するという点が、参加者にとって「特別で別格の注目度」につながっていると感じているようです。

英語のスピーチコンテストは、世界中の多くの人に自分の考えを伝えるスキルを磨くことができる、すごく貴重な場だと思います。中でも、TOEIC Programの運営団体であるIIBCが主催するこのコンテストは、英語スピーチに取り組む大学生たちにとって特別で別格の注目度があり、様々なバックグラウンドの学生が全国から集まっていて、他のコンテストにはない魅力があります。本選に進むだけでも大きな経験になると思います。

ここで重要なのは、単に「英語で話す」という表面的なスキルだけでなく、「自分の考えを伝える」という本質的なコミュニケーション能力の育成に焦点が当たっている点です。英語はあくまでそのための手段であり、コンテストはその力を試し、高めるための実践の場として機能していることがわかります。

多様な価値観との出会いが将来の目標につながる

さらに、廣岡さんのコメントからは、コンテストが単なる競技の場を超えた意味を持っていることがうかがえます。彼女は「今後は日本と世界を繋ぐような仕事ができたらと考えています」という将来の目標を語り、そのきっかけが「スピーチコンテストを通して様々な価値観を知り、出場者同士の繋がりから刺激を得られたこと」だと述べています。

コンテストを通じた成長と生涯学習

廣岡さんは「社会人になっても、英語のスピーチコンテストに出場して、自分を成長させ続けられたら」とも語っています。これは、英語学習や自己表現が大学生活だけに限定されるものではなく、生涯を通じて続けられる成長のプロセスであることを示唆しています。コンテストへの挑戦自体が、単なる結果以上の長期的な価値をもたらす可能性を感じさせます。

このように、過去の受賞者の声からは、英語スピーチコンテストが「英語力の競い合い」という枠を超え、多様な仲間との出会い、自己の考えの深化、そして将来のキャリアビジョンの形成にまで影響を与える貴重な機会であることが浮かび上がります。自分の声を世界に届けたいと考える学生にとって、このコンテストは単なる通過点ではなく、大きな成長の契機となる舞台といえるでしょう。

英語学習者にとっての挑戦の意義

TOEICスピーキングテストの学習や、ビジネスで英語を使う場面を想定している学習者にとって、このコンテストは「使える英語」を試す絶好の実践の場となります。TOEIC Programの運営団体が主催するため、評価されるのは単語や文法の正確さだけではありません。「自分の考えを構築し、論理的に伝える力」という、より高度なコミュニケーション能力が問われます。

TOEICスコア以上に求められる「発信力」

多くの英語学習者が目標とするTOEIC Listening & Reading Testは、主に「受け取る力」を測定します。一方、このコンテストで試されるのは、自分の中にある考えをゼロから組み立て、明確に「発信する力」です。特に本選では、スピーチに加えて審査員からの質疑応答も審査対象となります。事前に準備した内容を話すだけでなく、即座の質問に臨機応変に対応する力、つまり生きた対話力が求められることを意味します。このような経験は、将来の留学や国際的な職場で必ず役立つでしょう。

学習のポイント

英語の試験対策としてスピーチを考えることは、スピーキングとライティングの力を同時に鍛える効果的な学習法です。原稿を書くことで論理構成力を、それを声に出すことで発音や流暢さを向上させることができます。

社会課題を英語で考える実践的トレーニング

今回のテーマ「現代社会における課題」は、まさにグローバルな舞台で必要とされる視点です。環境問題、テクノロジーの進歩と倫理、多様性への対応など、世界的に共有される課題について英語で考え、表現するプロセスそのものが、非常に貴重な学習体験となります。ニュースを英語で読み、関連する語彙を調べ、自分の意見をまとめる。この一連の作業は、英語力を単なる「道具」から「思考の手段」へと昇華させるトレーニングになります。

  • 時事問題への関心を深め、背景知識を増やすことができる。
  • 抽象的な概念を、具体例を交えて英語で説明する力を養える。
  • 異なる文化や価値観を持つ人々に、自分の考えを伝える練習になる。

コンテストへの挑戦は、高い英語力を証明する資格を取ることとはまた違う価値があります。それは、未知の課題に取り組み、自分自身の言葉で世界と対話する「挑戦する勇気」を身につける経験となるのです。

応募を考えている人へ:準備のヒントと活用できるリソース

「挑戦してみたい!」と思ったら、まずは具体的な準備を始めましょう。ここでは、ルールを正しく理解し、過去の実例から学ぶことで、あなたのスピーチの質を高めるためのヒントを紹介します。最初の一歩は、情報を集めることからです。

原稿作成とAI利用に関するルール確認

応募にあたっては、公式の応募要項を必ず確認することが第一歩です。特に重要なのは以下の点です。

  • スピーチのテーマは「あなたが考える、現代社会における課題とは?私たちは、それにどう取り組むべきか?」です。
  • タイトルやトピックの指定はありませんが、オリジナル作品であることが求められます。
  • 過去に発表した作品の応募は可能です。
  • 原稿作成において、生成系AIの使用に制限はありません。
ルールを守ることが第一歩

AIを活用してアイデアを膨らませたり、文法チェックを行ったりすることは可能です。ただし、最終的に伝えるべき「自分の考え」の核心部分は、あなた自身の言葉で紡ぎ出すことがコンテストの意義です。応募資格(英語を第一言語としない学生など)についても、公式サイトで必ず確認しましょう。

過去のスピーチ動画を参考にしよう

優れたスピーチを学ぶことは、最良の準備のひとつです。公式サイトでは、過去の本選出場者(第1回から第4回)によるスピーチ動画が公開されています。これらを視聴することで、以下のようなポイントを具体的に学ぶことができます。

  • 構成の組み立て方:導入でいかに聴衆の興味を引き、本論で論理を展開し、結論で印象づけるか。
  • 効果的な表現方法:比喩や具体例の使い方、強調したい部分での話し方の緩急。
  • 質疑応答への対応:審査員からの質問に対して、どのように自分の主張を補強しているか。

まずは「聴く」ことから始めて、良いスピーチの感覚を掴みましょう。

英語スピーチでは、明確なメッセージと、それを支える具体的な理由や体験談が重要です。テーマに対するあなた自身の深い考察が、説得力のある原稿へとつながります。たとえ本選に進めなくても、この挑戦を通じて「自分の考えを英語で構築し、発信する」という貴重な経験が必ずあなたの力になります。一歩を踏み出してみてください。

関連リンク

本記事は「一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会」が配信したプレスリリースを元に執筆しています。

著者プロフィール

大学受験・英語資格試験塾講師。大学時代にアメリカへ1年間留学。卒業後は海外書籍を取り扱う出版社で編集職に6年間従事した後、英語教育の現場へ転身。大学受験生向けや、社会人の英語資格試験対策の講義を担当し、実践的で分かりやすい解説に定評がある。出版社時代に様々なジャンルの英語書籍を担当した経験から、法律から工学まで業界特有の英語表現やビジネス英語に関する幅広い知識を持つ。また、二児の母という立場から、実体験に基づいた子どもの英語教育に関する発信も行っている。

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