タイピング英語教材「英語王」導入教室が120教室突破、小中ギャップ解消目指す

タイピング英語教材「英語王」導入教室が120教室突破、小中ギャップ解消目指す

2026年7月28日、タイピングで学ぶ英語学習ICT教材「英語王」の提供元である株式会社iGOは、同教材の導入教室数が120教室を突破したと発表しました。これは2024年11月の提供開始以来、教育理念に共感する教育機関とのパートナーシップを大切にしながら進めてきた結果です。この教材のベースとなっているのは、全国150教室を展開する英語教室「アクティメソッド」で長年実践されてきた「タイピング英語®メソッド」。小学校から中学校への英語学習の変化に戸惑う子どもたちをサポートするために生まれた、新しい学習アプローチです。

目次

「英語王」とは?タイピングで学ぶ新しい英語学習メソッド

「英語王」は、パソコンやタブレットを使って、タイピングを通じて英単語や英語を学ぶICT教材です。その核となる「タイピング英語®メソッド」は、英単語を覚えるための従来のアプローチとは大きく異なります。

「タイピング英語®メソッド」の核となる考え方

「目で見て、耳で聞き、指で入力する」ことを繰り返しながら英単語を学ぶ、新しい学習メソッドです。そろばんやピアノのように、指を動かしながら身につけていく学びをイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。

このメソッドでは、単語を目で確認し、同時に発音を耳で聞き、キーボードで実際に入力するという3つの感覚(視覚・聴覚・触覚)を同時に活用します。この多感覚アプローチにより、記憶の定着を促進することが狙いです。また、手で文字を書くことに慣れていない小学生や、繰り返し書く作業が苦手な学習者でも、負担なく反復練習に取り組むことができる点が特徴です。

手書きとの違い:多感覚学習と反復の効率化

タイピング学習のメリット

タイピングによる学習は、従来の手書き学習と比べて、いくつかの明確な利点があるとされています。

手書き学習タイピング学習(英語王)
物理的な書く行為に時間がかかる手書きより速く入力でき、圧倒的な反復学習量を確保可能
主に視覚と手の動きに頼る視覚・聴覚・触覚をフル活用した多感覚学習
スペルを書くことに集中力が分散されがち文字を書く負荷が減り、単語やスペルそのものに集中できる
答え合わせに時間がかかる即時のフィードバックにより自己修正が促進される
単調な作業になりやすいスピードや正答率によるゲーム感覚で継続しやすい

このように、タイピング学習は効率的な反復と、より深い記憶への定着を両立させる可能性を秘めています。また、GIGAスクール構想により1人1台端末が普及する中で、英語学習と同時に実用的なICTスキルの習得にもつながる点も、現代の教育環境にマッチしたメリットと言えるでしょう。

なぜ今、タイピングでの英語学習が注目されるのか

小学校で英語が教科化されて以降、多くの子どもたちは「聞く」「話す」活動を中心に楽しく英語に親しんでいます。しかし、中学校に進学すると、学習する英単語数が急増し、「読む」「書く」という技能への要求が高まります。この大きな変化について行けず、英語学習につまずいてしまう子どもは少なくありません。

小学校から中学校への「英語学習ギャップ」
  • 小学校(親しむ段階): 「聞く」「話す」が中心。楽しくコミュニケーションに重点。
  • 中学校(学習の段階): 語彙数が急増。「読む」「書く」力が強く求められる。
  • 課題: 変化に対応できず、単語の暗記に苦戦。英語への苦手意識が生まれやすい。

この「ギャップ」を解消する手段として注目されているのが、タイピングを活用した英語学習です。手書きで何度も単語を書き写す作業は負担が大きく、特にスペルが苦手な生徒にとっては苦痛になりがちです。タイピング学習なら、文字を書く負荷が軽減され、単語やスペルそのものに集中できます。

さらに、タイピング学習には、GIGAスクール構想によって整備されたICT環境を活用できるという大きなメリットがあります。学習しながら自然にタイピングスキルも向上するため、英語力とデジタルリテラシーの一石二鳥の習得が期待できます。

「目で見て、耳で聞き、指で入力する」という多感覚でのアプローチが記憶の定着を促し、ゲーム感覚で続けられる仕組みが学習意欲を維持します。

即座に正誤がフィードバックされるため、自分で間違いを修正しながら進められるのも特徴です。そろばんやピアノのように、指を動かすことで身体に染み込ませていく学習法は、新しい単語学習の形として、英語学習ギャップ解消の有力な選択肢となりつつあります。

導入拡大の背景とiGOのパートナーシップ戦略

「英語王」が提供開始からわずか1年8か月で導入教室数120教室を突破した背景には、大規模な広告展開に頼らない、地道で確かなアプローチがありました。提供元の株式会社iGOは、単に教材を売り込むのではなく、教育理念や指導方針に共感する教育機関との信頼関係の構築を最優先して活動を進めてきました。

導入拡大までの道のり
  1. 2024年11月:サービス提供開始
  2. 以降:教育セミナーやウェビナーを通じた理念の共有
  3. 2026年7月:導入教室数が120教室を突破

大規模広告に頼らない、理念と指導方針の共感を軸に

「英語王」の導入拡大のカギは、教育セミナーやウェビナーといった直接的なコミュニケーションの場にありました。そこでは、単なる教材の機能紹介ではなく、小学校から中学校への英語学習のギャップを解消したいという課題意識や、「タイピング英語メソッド」が目指す教育効果が丁寧に説明されます。このような活動を通して、同じ課題感を持つ学習塾や英会話教室の先生方の共感を集め、パートナーシップが築かれていったのです。

導入後も続く「伴走型」サポート体制

iGOが重視するのは、導入そのものがゴールではないという点です。導入後、現場の先生方が教材を効果的に活用し、子どもたちに成果を実感してもらうことこそが真の目的です。そのために、独自のサポート体制を構築しています。

パートナーシップの具体策
  • 指導者定例会の実施:導入教室の先生方を対象に、月1回オンラインで開催。実際の指導現場での成功事例や課題を共有し合う学びの場を提供します。
  • LINEコミュニティの活用:日々のちょっとした指導の工夫や疑問を、気軽に投稿して情報交換できる環境を整えています。

このような継続的な対話と伴走により、iGOは単なる教材の提供者ではなく、教育現場と目標を共有するパートナーとしての関係性を築いています。この信頼に基づくネットワークが、サービスの質の向上とさらなる導入拡大の基盤となっているのです。

読者にとっての意味:新しい英語学習法の可能性を考える

タイピングで英単語を学ぶ学習法は、従来の手書き中心の学習と何が違い、どのような学習者に特に合うのでしょうか。新しい学習法を評価する際の視点を整理してみましょう。

従来の学習法との比較と適した学習者像

従来の単語学習では、ノートに何度も書いて覚える方法が一般的です。これは確かに記憶に定着しやすい面もありますが、書くことに負担を感じる学習者や、効率的に反復練習をしたい学習者にとっては、ハードルが高い場合があります。一方、タイピングによる学習は、手書きに比べて物理的な負荷が少なく、短時間で多くの単語に触れられます。また、ゲーム感覚で正答率やスピードを競えるため、継続しやすいという利点があります。

この学習法が向いている人の特徴
  • ノートに何度も書くことが苦手、または面倒に感じる
  • パソコンやタブレットを使うこと自体に抵抗がない
  • ゲーム感覚で楽しく学習を進めたい
  • 反復練習の効率を重視したい
  • 将来的に、タイピングスキルも合わせて身につけたいと考えている

さらに、デジタル機器に慣れ、将来的にタイピングスキルが必要となる場面を考えると、英語学習と並行してそのスキルを習得できる点は大きな副次的メリットと言えるでしょう。GIGAスクール構想が進む中、ICTスキルの実践的な習得にもつながります。

デジタル教材を活用する際のポイント

学習法選びの一般論

どんな学習法にも「合う・合わない」があります。特に新しい方法を試す際は、事前に体験版などを利用して、自分自身やお子様の反応を確かめることが重要です。学習効果は、学習者本人のモチベーションや適性に大きく左右されるからです。

また、教室で導入される教材であっても、その学習アプローチは自宅での学習にも応用できる可能性があります。例えば、他のオンライン単語帳アプリと組み合わせて、タイピングによるインプットと、手書きによるアウトプット(例:単語テストをノートに解く)をバランスよく行うなど、複数の方法を組み合わせることで、より強固な記憶定着を目指すこともできます。大切なのは、一つの方法に固執するのではなく、学習者の状況や目的に合わせて最適な学習ツールと方法を選び、時には組み合わせていく柔軟な姿勢です。

今後の展開とサービス概要

株式会社iGOは、今後も一人でも多くの子どもたちが英語につまずかず、前向きに学び続けられるように、指導者とともに「タイピング英語®メソッド」を届けていきたいと考えています。導入をご検討中の学習塾・英会話教室・学校は、公式LINEまたは公式HPよりお問い合わせが可能です。実際の学習画面をお試しいただける体験サイトも用意されています。

導入後の継続的なパートナーシップ

「英語王」を提供するiGOが重視しているのは、導入そのものがゴールではなく、導入後に子どもたちが成果を実感し、指導する先生方にも手応えを感じていただくことです。そのため、導入教室の先生方を対象にオンラインで月1回「指導者定例会」を実施し、実際の成功事例を共有する学び合いの場を設けています。また、LINEコミュニティでは日々の指導の工夫や疑問を気軽に情報交換いただける環境を整えています。

詳細情報はこちらから

「英語王」の詳細や導入に関するお問い合わせは、公式HPまたは公式LINEより行えます。実際の学習画面を体験できるサイトも公開されていますので、興味のある教育関係者の方は確認してみるとよいでしょう。

「英語王」の基本情報

項目内容
サービス名英語王
提供開始2024年11月
対象学習塾・英会話教室などの教育事業者、学校
特長タイピングで学ぶ英語学習ICT教材

提供元は東京都渋谷区に本社を置く株式会社iGOで、代表取締役は小林京美氏です。同社は英語教室「アクティメソッド」のフランチャイズ展開のほか、「英語王」や別のタイピング英語教材「タイピィの冒険」の提供などを行っています。

関連リンク

本記事は「株式会社iGO」が配信したプレスリリースを元に執筆しています。

著者プロフィール

大学受験・英語資格試験塾講師。大学時代にアメリカへ1年間留学。卒業後は海外書籍を取り扱う出版社で編集職に6年間従事した後、英語教育の現場へ転身。大学受験生向けや、社会人の英語資格試験対策の講義を担当し、実践的で分かりやすい解説に定評がある。出版社時代に様々なジャンルの英語書籍を担当した経験から、法律から工学まで業界特有の英語表現やビジネス英語に関する幅広い知識を持つ。また、二児の母という立場から、実体験に基づいた子どもの英語教育に関する発信も行っている。

目次